◇キャラ設定 -千剣后-
〈名前〉██
〈肩書〉剣士/千剣后/遍く光を断つ者/████
〈種族〉人間
〈性別〉女
〈年齢〉15歳
〈所属〉冒険者ギルド、冒険者パーティ《渡来日色》
〈趣味〉剣術研究、鍛錬、食事、買い物
〈スペック(非変身時)〉
■身長：185.0cm
■体重：測定拒否
■パンチ力：1t
■キック力：4t
■ジャンプ力：2.5m(ひとっ跳び)
■走力：8.2秒(100m)
■必殺技：《変身》《戦刃抜刀》
〈備考〉
名を持たず、ある時点より以前の過去も持たない流浪の眼帯剣士。そこそこ色々な事をしてきており、単行本24冊程の経験がある。『戦刃抜刀流』という我流の剣術を使い、そういう風に造られているというのもあるが、文字通り立ち塞がる全てを切り伏せてきた経験と生来のセンスが相まって技の冴えは達人のそれそのもの。
彼女には過去が無い。ある怪物を█じる為、彼女を含む何人もの人々と共に全てを忘却の彼方に消し去ったからだ。
彼女には愛情という感情が無い。理解はすれど感じることも形にすることも無い、異能を持った人造人間だからだ。
彼女の、正確に言うのであれば鋼鉄人と鋼鉄少女を除いたすべての人造人間達の寿命は常人の半分ほどである。だがそれは、"そういう生命として生まれた"からであり、決して悲観するようなことでも他人に哀れまれるようなものでもないと彼女は思っている。
彼女は自分の人生を限界まで楽しんで生きると決めているし、その使い方も考えているのだから。
強いて言うのであれば、"寿命限界まで生きられたとしたら、私達より必ず後に死んでしまうあの二人は大変だな"と思うだけである。既に鋼鉄少女は体の造りの殆どがただの人間のそれであり、鋼鉄人に至っては人造人間どころか生物ですらないのだ。同じ時間は過ごせない。
だから——彼女は今をなるべく楽しく、鮮烈に生きると決めている。
〈顕現変身 センジ〉
魂に根付いた、形を持たぬロストテクノロジーの結晶。《超常遺物》の1つ。
強い意志を持って戦う事を望んだ時(任意)/無抵抗で一定以上のダメージを受けた時(強制)、魂の奥底にあるものを引き摺りだす事で《変身》することが出来る。変身後の姿は白く輝く美しいドレスを着た彼女自身であり、光る粒子を常時散らしているだろう。自身の《超常遺物》を含んだ外的要因による干渉の一切を受け付けなくなり、肉体のスペックを通常時の数十倍に引き上げ、光る粒子から千の剣を生み出し、自在に操る事が出来ると共に、彼女自身が持つ"異能"を完全開放する。
作成の際に核として用いられた《超常遺物》は、《千刃斬子灯篭(せんじきりことうろう)》と呼ばれる石灯籠。
〈異能〉
異性であれば彼女の虜にしてその心を奪い、同姓には蛇蝎の如く嫌われる。深化すれば、星に戦乱を招き、世界を一つにする事も、あらゆる愛を壊して奪う事もできる、世界を滅ぼす七つの異能の一つ。彼女の左目が異形となっている根幹の要因であり、その魂と合一化しているもの。
あらゆる愛を奪い、愛を収集し、愛を力に変える白い輝きは、煌めく愛情の灯にして、愛も現実も撃ち破らんと燃え盛る、幼き日の純粋苛烈な恋心の灯火。
〈装備〉
《極兵服》
祭政技工の礼装・ラストドレスに着想を受けた《火薬庫》という冒険者によって設計された魔術兵装。セーラー服のようなデザインの服で、襟部分に目のような模様があるのが特徴的である。
左袖の留め金を閉じる事で内部に縫い込まれた魔術回路が励起し、肌との接触部分から魔力や生命力などを吸収して変形・硬質化、体表面に結界膜を張る事で全体的な防護能力向上、高度な身体能力強化が施される。
しかし、何度改良しても肌との接触部分から魔力や生命力などを吸収する量は変えられず、下手に接触面積を多くすると一瞬で命が尽きてしまう事から変形後の姿は非常に露出度が高くなる仕様となっている。
また、極兵服が変身を維持するのに吸収されるものは魔力→血液→生命力の順であり、誰であっても最低1時間は変身が保たれ、かつ魔力資質によって変身時の露出度が変化することは無いとか。
彼女が使っているのは無料配布期間中に獲得した露出度据え置きの通常版。
《龍棺-ドラン・カスケット-》
ある竜種の素材をベースに作成された《戦闘能力拡張兵装(エクステッドアームズ)》の一種。
非常に頑強で堅牢。彼女の背後辺りの空間に固定されており、通常時はふよっと彼女の動きに追従するように設定されているが、戦闘時はタイムラグ無しに追従が為されるよう設計がされている。
視線を遮らぬよう、彼女の意志で任意に位置を変更する事も可能である。
棺桶のような通常形態のほか、最大八本までの剣を収納可能な《結束鞘形態》、多種多様な護符を納めている《護符架形態》、竜種の頑強な翼刃を盾に用いた《大盾形態》の合計四形態がある。
側面にある取っ手の一つは外すことで櫛としての運用が可能だとか。
《深淵魔物之骨太刀》
深淵の巣食う魔物の大骨を圧縮、加工して造り出された骨の太刀。尋常ならざる硬度を持つ以外に特殊な能力は持たないが、柄代わりに巻かれているのは紐状の術式帯を編み込んで造り上げた特注品であり、ただでさえ頑強な骨太刀の強度を著しく向上させると共に刃の保全を行っている。類を見ない程に大事に大事に扱われ続けた刃に一点の曇りなく、されど血潮に濡れた事も無し。ただ一つ切り捨てたのは────宙を埋める満天の星光、遥か彼方で主を見下ろす赫月の残影である。
《偽・機殻剣》
幾数十ものパーツを組み上げて作り上げられた"入れ物"。鞘というには刃があり、剣というには歪な形をしている。千剣后がいうには機殻剣という武装種別に近い成り立ちであるらしい。深淵魔物之骨太刀を軸として、内に多種多様な効能の魔術陣が刻印された幾数十ものパーツを魔力線で結合。ミサンガを編む様に組み上げる事で魔術陣と魔力線を用いた多重魔術陣を形成し、剣のカタチに組み上げる事で非常に力ある武装として機能するよう生み出された一種の芸術品である。千剣后はこれを剣士としてのセンスで何となく組み上げた。魔術陣はどれも効能自体は細やかで小さいものであり、塩と砂糖の判別を付けられたり指を付けなくてもお湯かどうか解ったりなど、いわゆる御守り的なものである。それらを組み上げて生み出された力は『めちゃくちゃ頑丈になる』というものであり、つまり何処まで行っても内の剣を護るための"入れ物"なのである。なお、上から巻かれている術式帯は深淵魔物之骨太刀と同じく強度向上効果と武装の保全効果を持つ者である。
〈アイテム〉
《ブランクカード》
魔力と魔法式を保存することのできる魔法のカード。
魔力を追加で込めることも可能で繰り返し使用可能だが、魔法は一度使えば入れ直しが必要である。
彼女はこれを千枚保有している。
《祈りの髪飾り》
金色に輝く髪飾り。
付けると光に関連する技の性能が上がり、闇に関連する技に耐性が付く。
《嬉しくも無い朗報》
【今後拾うアイテムが低確率で『時の狭間の品』に変わる］。一番困るのは悲劇的な号外では無く、記事にも出来ない中途半端なニュースだ。】
時の狭間の品は共通してデメリットとメリットを両立している。デメリット部分は［］で、メリット部分は『』で囲まれている。
《絶望の騎石》
【『味方が死ぬ度に』[自身の攻撃力と攻撃速度を向上させ、敵の防御力を低下させる]。全ての悲しみがそうであるよう、分かち合う者が増えるほどに鈍くなるのではないのだろうか。】
一人死ぬ度に攻撃力と速度が向上。限度は無し。蘇生されると効果は切れる
〈使用可能魔術〉
《剣を作る魔術》
彼女の出身世界の魔術理論とこちらの世界の魔術理論を剣士としてのセンスで組み合わせて作り上げられた創作魔術。
"遥けき夜明け"の「薄明」という冒険者によって指導を受けてなお、魔力が満タンの状態から大部分の魔力を消費しそこそこの時間の詠唱と集中を起動に要する魔術である。
「使用者が望む対象にのみ触れることが出来る刃を持つ剣」という概念武装を生み出すことが出来る。
触れることが出来るようになるだけなので、命中させるのと触れた後切断出来るかは使い手の技量が問われる代物。
起動時間は0.5秒~0.8秒と一秒にも満たないが、これは「別の世界の魔術理論を特に馴染ませず無理やり形を整えて使っている」為。これでも薄明さんによって大分安定性が増している。
概念武装としては内包する概念の属性が弱いが、その分単純で出力が高いので概念同士のぶつかり合いになった際有利を得やすいという性質がある。
《体内時間加速》
自身の体感時間を加速し、通常よりも早く動作を行う時間系魔術。
練習を繰り返したので千剣后は２倍速まではサッと使えるようになった。
４倍はちょっと手間が必要。８倍は明らかに隙が生まれる。１６倍は無理。
〈人間関係〉
火椿・陽彩：長年の友人。妹達が兄と呼ぶので兄でもある。幾度となく危ない所を助けもしたし、助けられもした。剣士。
對間・翠：義妹。色々知ってて頭が良い。魔術が使えるけど性格が悪くないと思う。剣士じゃない。
Evifay・Le・Morgan：義妹。頭が良い。兄に恋をしてる。剣士じゃない。
璃雨：可愛い義妹。剣士。
Альбина Васильевна Cедьмой：義妹。迂闊に触れると斬ってしまいそうなくらいもちもちしてる。剣士じゃない。
双魔銃：仲間。いつか一緒にお酒を飲んでみたい。
Aimlak V Antagonis：知り合い。有名人。背、縮んだ？ 剣士じゃない。