◇キャラ設定 -鋼鉄人-

◇キャラ設定 -鋼鉄人-


通常立ち絵


〈名前〉火椿・陽彩(ホツバ・ヒイロ)

〈肩書〉ヒーロー/鋼鉄人/星砕き/自動人形職人(ドール・マイスター)

〈種族〉人間

〈性別〉

〈年齢〉15歳

〈所属〉冒険者ギルド、冒険者パーティ《渡来日色》

趣味〉人助け、鍛錬、自動人形制作

〈スペック(非変身時)〉

■身長:200.0cm

■体重:801.5kg

■パンチ力:62.0t

■キック力:120.0t

■ジャンプ力:200.0m(ひとっ跳び)

■走力:0.2秒(100m)

■必殺技:変身》《魔剣駆動


〈備考〉

 鋼の躯体に熱き鉄の血潮が流れる、人の心を持った異形の変身ヒーロー。生真面目な天然系。諸事情から怪異探偵として都市の裏に潜む悪を追っていた前世と、邪悪を撃ち砕く人造人間としての今世の二つの人生がごちゃ混ぜになっており、二つ合わせて特撮番組風に言うと本編+劇場版3作品+外伝小説二冊ほどの経験をしている。『火椿流決戦闘術』という由緒正しい対"怪物"用武術を納めている。そういう風に造られているというのもあるが、真面目にコツコツ鍛錬を積んだのと膨大な経験によって磨かれたのもあって技の冴えは達人のそれ。《渡来日色》という冒険者パーティーのリーダーを務めており、日々全く報告書を書かない仲間の代わりに報告書を夜遅くまで書く様子が酒場の隅で目撃されているとか。


 今世における師匠、10歳で養家と縁を切った彼を保護した男は自動人形の職人であり、工房に入り浸って自分の仕事を眺めていた彼に異能の制御と称して自動人形を作らせていた。精巧かつ細やかな作業を求められる自動人形の制作は、異能の制御に苦心していた少年にとって苦行にも等しいことであったが、幾度となく失敗を重ねながらも諦めずに少年は挑み続けた。それは、美がなんたるかわからぬ少年にすら美しさを感じさせる自動人形を作る男の手を見て、自分もああいう物を作りたいと強く願ったからか、或いは壊すしか出来ない己にも作れるものがあると証明する為なのかは定かではないが、結果として彼は男の後を継げるような自動人形職人となった。少年が初めて作った人形を見た男は、その日の夕食を普段より豪勢な物にしたいう。


 ある研究所にて生み出された人造人間達の《原型(アーキタイプ)》。一番最初に作り出された個体であり、その身体には後の人造人間達には取捨選択の結果採用されなかった物も含め人造人間を生み出すのに必要な全ての情報が刻み込まれている。特に、"深化"した事で火椿・陽彩の存在の核となった《心臓炉》は、彼等を生み出した研究データの全てが失われた現在において唯一『異能を生まれつき持った人造人間』を生み出す事が出来るモノであった為、嘗ては彼らを生み出した研究所の残党に狙われた事もある代物である。


 ある時、異世界に現れた《罪過の天秤》と呼ばれる邪神との交戦において、その特性ゆえに劣勢に追い込まれ瀕死の重傷を負ってしまう。合体機構魔剣S.S.S.すら砂鉄に還されたが、ある少女の涙を見た事で最後の力を振り絞って奮起。自身の異能の核であった左腕を破壊し、異能を"深化"させる事で鋼鉄の異形と成り果てた。生まれながらに異能の素材にされていた"喜び"の感情を欠損していたのだが、異能の影響がその身の全てに及んだことで反対に喜び以外の全感情を塗り潰されて喪失しつつも、鋳造したS.S.S.と共に《罪過の天秤》の撃破に成功。以後暫くは周囲に余計な心配を掛けぬよう、その事を隠しつつ生活していたが、諸事情あって義妹の一人にバレたのを機に色々隠し事を止めるようになった。だが、その折に彼の義姉であるアイネが密かに"彼が今までに大きな影響を与えた人々の記憶から当時の彼が持っていた感情を複製して継ぎ合わせる"方法で『人の心の模造品』である《人心回路》を精製し彼に与えた為、現在は人造人間でありながら唯一"欠けた所のない人の心"を所有している。


 鋼鉄の異形と化した彼は、人が生きるために必要な生命活動のほぼ全てと人間と共に死ねる寿命の代わりに、通常の薬品・毒物・回復魔法等の生物に作用するものは効果を発揮せず、通常の金属に作用するようなものも一部作用しない、寿命の存在しない鋼の体を得てしまった。焦がれていた"人の心"を手に入れた彼は、しかし人と同じ時間を生きる事も、人と共に日々を楽しむ事も出来はしない。人の輪に混ざって生きる事は出来れど人に成ることは出来ず、誰が何を言おうと彼は正真正銘人の心を持った異形でしかない。


 だが、彼にとってそれは大した問題ではないのだ。


 この身が撃ち砕け、魂が霧散して世界に還るその一瞬まで、交わした"約束”を守る事が出来るのならばそれで良い。もはやと結んだのかすら定かではないけれど、決して忘れることの出来ない、彼/ヒーローの《原初(オリジン)》であるその約束がある限り、彼は彼/ヒーローで居られる。姿形がどのようなものに成り果てようとその約束を覚えている限り——彼はヒーローなのだから。






変身時立ち絵

顕現変身 ジンギ

 魂に根付いた、形を持たぬロストテクノロジーの結晶。超常遺物の1つ。

 強い意志を持って戦う事を望んだ時(任意)/自身の周囲で誰かが死んだ時(強制)、魂の奥底にあるものを引き摺りだす事で《変身》することが出来る。変身後の姿は燃え盛る炎と冷たき鋼の鎧であり、赤き軌跡を移動の際に走らせ、唸る打撃で悪を討つ。他の《超常遺物》を含んだ外的要因による干渉の一切を受け付けなくなり、肉体のスペックを通常時の数十倍に引き上げると共に、彼固有の"異能"を完全開放する。


 作成の際に核として用いられた《超常遺物》は、《仁義愛憎の盃》と呼ばれる赤い酒器。


〈異能〉

 物理的な攻撃で破壊出来るモノであれば、それが何であろうと叩き砕く事が出来る。ある世界では星を砕き、世界を守った事もある、世界を滅ぼす七つの異能の一つ。彼が鋼鉄の異形と化した根幹の要因であり、その魂と合一化しているもの。


人間関係

██:長年の友人。気の置けない相手で、有事の際に一番頼りになると信頼を置く存在……ではある筈なのだが、彼女との出会いがどうであったか等想い出せないことも多い。それでも大切な友。

對間・翠:義妹。色々知っていて頼りになる存在。何だかんだ知らないことがあると聞きに行って教えて貰ったりする間柄。寝起きが悪い時だと凄い目付きの時があってちょと怖い。

Evifay・Le・Morgan:義妹。気が付くと何かしてる子。おやつを作ってくれだったり色々頼まれる。試すような事もしてくるので、義兄としては負けて居られんな……とやる気が出る。

璃雨:義妹。千剣后とよく一緒に居る子。あまり懐かれていないようにも思うが、良く家事の手伝いをしてくれたり細かな気遣いが見えるので、良い子だと思う。

Альбина Васильевна Cедьмой:義妹。いつも元気いっぱいで、偶に皿洗いのお手伝いに来てくれる。ああいう子が幸せに生きていける世界であれば良いのに。

双魔銃:仲間。一言だけ言うと酒は要領を守れ。

Aimlak V Antagonis:腐れ縁。嘗ての憧れ。夢を託したこともある相手。何で生きているのか、というか本当にあの彼女なのかどうか疑いもあるが、別れる時までにやっておかねばならぬこともあると感じてもいる。

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