死体処理の過去詳細
整理した大前提:彼女の視界に映るのは、人間の内部構造。呪力を発散させて体内の呪力量を減少させることで人間本来の視界へとなる。現在は認識阻害の眼鏡、呪力発散を定期的に行うことによってあまり見ない。
大方生まれた頃からだが、人間の内部を見て日常を過ごす。
4歳頃、TVに映る内部の見えない肌の綺麗な人間を見て、自分の視界の異常さに気付くが異常性をまだ感じない。
このことを姉に訴えたところ、『何を言ってるの?』、母に聞いたところ『何か疾患があるのかしら』、父に聞いたところ『夢でも見てるのかな?』
6歳頃、異常性を自覚し始める。そしてこの頃から呪霊がはっきり見え始める。尚逃れる術はないし対抗手段も分からない。(自身の呪力放出が慣れないため)
7〜9歳頃、小学校にて呪霊の多さに不登校になりかけるが、諭されて登校。加えて服を着た人体模型が意思を持って歩いている状況なのでいよいよ危機感と恐怖を覚える。
家族、特に姉からは否定と『イカれている』などの発言を貰う。
小2時、明るい主人公気質の女の子(『まひろ』が言っていた盗賊に似ている子)と仲が良かったが学校にて呪霊に襲われて死亡。目撃していた眞尋含めて数人が軽傷と重傷を負った。カウンセリングでぞんざいな扱いを受けた。
家族、特に母からは『おかしな子じゃないわよね?』と言う問いの聞く回数が増える。
その友人はネームドに似ていたが、覚えていないので同一視することはない。(重要)
と言うより覚えていても同一視する理由がないのでしない。
小3時、林間学校にて呪霊に襲われる。被害者はいないものの気が動転して精神がマジでおかしくなる。(視界+呪霊の影響)
小3時夏、父親が極小蚊サイズ以下の呪霊に食い破られて死亡。(世間では大動脈の破裂)倒そうとして躍起になる姿が異常行動として見られ、暫くカウンセリングを受けるも前回と同じ。
家族からは
『どうしちゃったの』
『頭おかしいんじゃない?』
『お母さんを困らせないで』
『何で泣かないの』
『あの子、おかしいのかもしれない』
など。
小4時、1ヶ月間呪霊に魅入られ、犯されそうになる。(胎内に入ってきそうになった+夢で犯されかけた影響)
具体的に言えば、夢では知らないアメーバが常に身体を這う。現実だとガチで秘部付近に呪霊が入ろうとする、腹を弄られる、口から体内へ侵入されかけるなど。
この時叫び慄き、退治しようとする眞尋を目撃して家族が精神病棟へ入院させる。
『入ってくるな、入ってくるなぁ!』
『来ないで、こないでこないでこないでよぉ!』
『私の中に来ないで、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!』
クッション投げながらこんなことしてた。
小4時〜小6時、入院。ここで心無い発言や母、姉からの失望の声、友人、医師からの否定を受けて本気で精神を病む。ちなみに病院内は余裕で呪霊がいるため、日々を怯えて過ごすことに。
具体例
『どこで育て方を間違えたのかしら』
『あの子、ずっと前からおかしいんです』
『眞尋ちゃんって変だよね』
『そうそう、ずっと変なところばっか見てるし』
『変なことも言うよね』
日々を泣いて過ごし、信じてもらえない自分のことに嫌気が刺して、最後には窓から飛び降りるも呪霊に当たり、結局は死ねなかった。
以降、病院内での自己否定、自殺行為を繰り返すようになる。
そして、『まひろ』が生まれる。
→https://telegra.ph/まひろちゃん-02-10
関連SS
https://telegra.ph/彼女は正常な人間です-02-10
https://telegra.ph/404号室-02-20
https://telegra.ph/0432-02-20-2
https://telegra.ph/あのこをがんばっていかそう-02-20
いい加減呪霊とか視界とか、そう言う言い分に慣れないのかって聞きたいそこの貴方。
期待していたのが眞尋なんです。
どうしても分かって欲しくて、でも分かって貰えなくて期待しなくなっちゃったのが今の露鐘眞尋さんです。
ほら、世間一般にいる『変な子』とされるイメージに、『訳のわからない発言をする』子がいるでしょう?『窓に亀が張り付いてる』とか『あそこ(明らかに上空)に人がいる』とか。
幼少期の眞尋さんのモチーフはそれです。
そんな発言を信じてほしいと願って声を上げ続けていたのが、幼少期の眞尋さんです。
少なくともネームドには願望などはありますが、それを押し付けることもなければ言うつもりもありません。
それ以前に本人の自己肯定力がカス。
具体例を挙げるならば、茅瀬遥に対して『何で自分のことが好きなんだろう』と言う問いがあります。
(もちろん茅瀬遥はこのことについて知っています。)
『まひろ』が眞尋さんに戻ったなら、もう少しは興味が湧くと思いますし、自己肯定力も上がるでしょう。
ネームドに対して→
https://telegra.ph/死体処理からネームドへ-02-26
中学入学前と同時に退院し、その後は特に異常なし。
現在の露鐘眞尋の性格のまま過ごす。
中学時、自己否定の過去を忘れて普通の一般人のように過ごす。視界は変わらないが慣れてしまった。
中学3年時、術師の検死の現場に立ち会い、その視界と呪力量を買われて高専に。田代夏樹と茅瀬遥に出会う。
高専1年時、茅瀬遥との任務回数を増やしながら、自分の能力と向き合っていく。茅瀬から認識阻害の眼鏡を貰う。(今も継続して使っている)
高専2年時、特に何もなし。
出来事SS
https://telegra.ph/猛暑休日にて-01-21
https://telegra.ph/俺の呪いが君だった-01-20
https://telegra.ph/これはただのきっかけ-01-21
高専2年時裏、とある夜に『まひろ』と茅瀬遥が邂逅。茅瀬遥が露鐘眞尋の実態を知る。
ちなみに田代夏樹は見て知っている。(そして見逃している)
高専3年時、等級違いの任務により重傷+後遺症を負い、五感の不調、記憶の欠如、脳へ負担をかけたことによる術式の不調など。しれっと魂ごと縛りを結ばれる。
→https://telegra.ph/嗚呼何と言う喜劇-01-22
高専3年時冬、茅瀬遥が呪詛師認定され、高専を去る。この時少しだけ気が病むが、田代夏樹と共に支え合う。
高専4年時、呪詛師の茅瀬遥と殺し合う。互いに瀕死になりながら眞尋は高専に帰還。普通に卒業後、呪術師に就職。
尚家族とは疎遠。連絡も取ってない。
就職後、現在へと至る。
まぁ、重くはないし、みんな気にしないでくださいな。