モデルのペペさん×大学生デイビット 中編(R18)

モデルのペペさん×大学生デイビット 中編(R18)



モデルのペペさん×大学生デイビット 前編(一応R18)https://telegra.ph/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%9A%E3%81%95%E3%82%93%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E4%B8%80%E5%BF%9CR18-06-28

上記の続きです。


⚠現パロとそれに伴う捏造設定

⚠キャラ崩壊

⚠デイビットがカントボーイ

⚠性描写アリというか、ほぼそれだけ

⚠デイビットがとてもよく喘ぐ


以上が駄目な人、18歳以上じゃない人は逃げてね

大丈夫な人は楽しんでもらえれば幸いです









ふたりで寝室へ向かう。

扉を開けて彼を招き入れる。そのまま二人で中に入ると、私は後ろ手で静かに扉を閉めた。

「本当にいいの?」

「あぁ、構わない」

「そう。ありがとう」

そう言って私は彼に近づき、両手で彼の頬に触れた。そしてゆっくりと顔を近づけて、そのまま唇を合わせた。舌を差し入れて彼のそれと絡めると、クチュクチュと水音が部屋に響く。そのまま何度も角度を変えて貪るようにキスを交わす。やがて名残惜しみつつも唇を離すと、銀色の橋がかかって消えた。

「ふふっ、凄いわね」

「そう、だな」

「でもね、もっと凄いことするのよ?」

「分かってる」

「怖くない?」

「大丈夫だ」

そう言うとデイビットは自らの下半身に手をかける。ベルトを外しズボンを脱ぐ。そうして下半身はボクサーパンツだけになった彼に「あら、上は脱いでくれないの?」と問えば、彼は顔を真っ赤にして俯いた。それがまた可愛くて、つい意地悪したくなって彼の耳元で囁いた。

――全部見せて?

すると彼は覚悟を決めたのか、恐る恐るシャツのボタンを外すと、それを肩まで下ろした。露わになる上半身。小麦色の肌。鍛え上げられた肉体。美しいラインを描く腹筋。胸の突起はツンと上を向いていて、まるで触れられるのを期待しているかのようだった。

(綺麗)

思わず見惚れてしまうほど魅力的な体だ。でも、今は彼を褒めるよりも先にすることがある。

彼の体に手を這わせる。首元、鎖骨、脇の下、臍、腰、背中、太腿、膝裏、ふくらはぎ、足の裏……順番になぞっていく。時折ピクっと震える体がとても可愛らしい。

「……君は」

唐突に彼が口を開いた。

「君は脱がないのか?」

そう言って彼は私の方を見る。その瞳には期待の色があった。

「ああ、ごめんなさい。マナー違反よね」

我ながらがっつき過ぎだわ。反省しつつ着ていた服を一枚ずつ脱いでいく。その様子をデイビットはじっと見つめてくる。

モデルを生業にしている上ボディバランスは常に気を遣っているし、幼い頃から武術で引き締め続けた体には自信がある。フィールドワークを頻繁に行うデイビットのようにガッシリとした体型ではないけれど、程よくついた筋肉は健康的で魅力的だと自負している。

誘惑するつもりで脱いでいけば、彼が目を逸らした。

「どうしたの?」

わざとらしく尋ねれば彼は困ったように言った。

「いや、何でもないんだ」

「ホント?」

「本当だ」

「嘘ついてたら許さないわよ?」

「嘘なんて……」

「本当に?」

「…………」

「正直に言いなさい」

そう詰め寄ると彼は観念したかのように言った。

「君とこれから、その、触れ合うのかと……」

その言葉で理解する。彼は緊張していたのだ。これから私に、自らの秘められた場所を見せるのだと。

「ふふっ、可愛い」

「よしてくれ」

「えぇ、そうね。でもアナタがあんまりにも可愛かったものだから」

そう言って私は笑った。多分獣が自分の歯を剥き出すような、そんな笑みになってしまっていただろう。

「もう我慢できないわ」

そう前置きしてから彼をそっとベッドに押し倒すと、その上に覆い被さって再びキスをした。触れるだけの優しいものから、次第に舌を絡ませる濃厚なやつを。互いの唾液を交換しながら、息継ぎの合間に漏れ出る吐息が熱を帯びていく。

しばらくして口を離すと、どちらのものかも分からない唾液の糸が伸びて、切れたものが彼の胸をてらりと濡らした。

「綺麗ね」

「何が?」

「全部が」

「……恥ずかしいな」

「ふふっ、じゃあもっと恥ずかしくなるようなことしましょうか」

眉を寄せて頬を赤らめるデイビットに私は微笑むと彼の体を撫で回し始めた。まずは指先で焦らすようにゆっくりと。それから徐々に力を込めて、強く揉んで、優しく触れて。その度に彼の体はビクビクと反応する。

「気持ちいい?」

「ん……」

「素直でいい子ね」

そう言うと私は彼の胸に吸い付いた。舌の上で転がすように舐めて、甘噛みして、吸う。もう片方は指で弄ぶ。

「あっ、だめだ……」

「何でダメなのかしら?」

「それは……」

「教えて?」

「変に、なる……」

「いいじゃない。変になれば」

「でも……」

「私しか見てないもの」

「だが、こんな姿見られたら」

「大丈夫よ」

私はそう言うと、彼の耳元で囁いた。

「私以外考えられないようにしてあげる」

息を呑んだデイビット構わず私は続ける。

「私だけを見て」

そう言って私は彼の耳を噛んだ。そしてそのまま首筋を舌でなぞっていき、鎖骨へと辿り着く。そのまま窪みに沿って舌を這わせて、今度は反対側へ。その間も胸への愛撫を続ける。やがて彼の口から甘い声が漏れ始めた。

――もっと聞かせてほしい。

そんな思いのまま、さらに激しく攻め立てる。すると彼は身を捩らせながら喘いだ。

頃合いを見計らって胸から離れ、彼の下半身の方へと向かう。

「ねぇ、見てもいい?」

そう問えば彼は小さく首を縦に振った。

「自分で脱ぐ?それとも……」

私が言葉を続けようとすると、彼は自ら下着に手をかけた。そして豪快にそのまま一気に下ろすと、下半身を覆うものが何もなくなった状態で足を左右に開いた。

「これでいいか?」

羞恥心に耐えながらも真っ直ぐこちらを見据える彼にゾクッとする。

(堪らない)

思わず喉が鳴る。

開かれた足の間には女性の象徴である陰裂が慎ましやかに存在していた。ここだけ見れば女性そのものなのに、少し視線を上に動かせば男らしい均整のとれた腹筋があって、アンバランスさがより一層彼の存在を際立たせている。

「凄いわ」

自然と感嘆の声が出た。それを聞いたデイビットが恥ずかしそうに顔を背ける。

「触っても?」

そう聞くと彼は静かにコクリと首を動かした。それを確認して彼の秘部に手を伸ばす。割れ目に沿うように上下になぞると、くちゅりと音が鳴った。

「あら、もうこんなにしてるの?」

「言わないでくれ」

「どうして?」

「だって、その、初めてだから」

そうよね、恥ずかしいわよねと思いつつ、改めて彼の口から『初めて』なんて聞けたことで私の興奮はさらに増していく。

――もっと乱したい。

私は人差し指と中指を揃えて肉の襞の間に隠れた陰核に触れた。その瞬間、デイビットが今までで一番大きく跳ねた。

(可愛い)

そんなことを思っていると、彼は耐えきれなくなったのか腰を引いて逃げようとした。だけど、それを許さず追いかけるようにしてそこに触れる。円を描くように擦ったり、軽く押したり、爪を立てて引っ掻いたり。その度に彼は面白いくらいに反応してくれる。

「あっ、な、んだこれはッ、ハッ、ん」

「それが気持ちいいって感覚よ。もしかして自分で触ったこともないの?」

「な、い、アッ、ハァ、はじめてだ……」

「そう」

まさか自慰まで未経験だなんて。ちょっと加減しないとかしら。そう思いつつ手を止められない。

「あぁ、ンッ、やめてくれ、おかしく、なるッ……」

「いいわよ、なって」

「やだ、こわい、ン、ああッ!」

「大丈夫よ。私はアナタに酷いことはしないから」

刺激しながら声をかけているうちに、ある変化が訪れた。

最初は小さかった突起が少しずつ膨らんできて、皮の中から顔を出したのだ。

――出てきた。

私は迷うことなくそこにしゃぶりついた。

「えっ!なにっ、あっ――!」

途端に上がる甲高い悲鳴のような声。

口の中に広がる塩味。

舌の上で転がすように舐めれば、デイビットは私の頭を押さえつけて抵抗してきた。それでも私は止めなかった。むしろ彼の反応を楽しむように執拗に責め立てた。

「あ、ああッ、や、だめ……だめだそれっ……」

「ダメ?どうして?こんなに感じてるのに?」

少しペースが早かったかと口を離してデイビットに話しかける。

「ん、あっ、なんか、くるッ……から」

「そうね、イきそうなんだわ」

「イく……?」

「えぇ、一番気持ちよくなれることよ」

そう言うと私は左手の親指で彼の乳首を押し潰した。同時に彼の膨れた陰核を重点的に右手の指で攻めれば、程なくして彼は達した。

「あぁっ!」

ビクンと体が仰け反った後、ガクンガクンと痙攣する。絶頂を迎えたばかりのそこはヒクついており、そこからは透明な液体が溢れていた。それがまた酷く扇情的で、私は生唾を飲み込んだ。

「これがイく感覚ね」

私は理性を失わないように、そうデイビットに教えながら、すっかり力を失っている彼を優しく撫でる。荒くなった呼吸を整えようと深呼吸を繰り返す彼をなだめるように。

「どうだった?」

「わからない……」

「そう」

「ただ……」

「?」

「頭が真っ白に、なった」

そう言って彼は私をあどけない表情でジッと見つめた。その姿があまりにも可愛くて、愛おしくて、気がついた時には彼の唇を奪っていた。

「ふぅ、は、ん……」

舌を絡ませながら何度も角度を変えてキスをする。そうしているうちに息苦しさを感じたのか、彼がトントンと胸を叩いてきたので仕方なく離れた。すると彼はそのまま後ろに倒れ込むようにしてベッドに身を預けた。

そんな彼に覆い被さりながら、私は再び彼に手を伸ばした。

「ねぇ」

「なんだ?」

「今度は私も気持ち良くしてほしいの。だから――」

彼の秘所に手を伸ばす。柔らかく泥濘むそこは女性が男性を迎え入れる場所。デリケートなそこに最深の注意を払って触れる。

「ここの準備をさせてほしいの。アナタが私を受け入れられるように。いい?」

そう言うと彼は一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐに何かを悟ったように「わかった」と言って体を起こしてくれた。

「無理しなくていいのよ?」

「いや、大丈夫だ。俺だけ善くしてもらう訳にはいかないだろう?」

そう言った彼の瞳からは覚悟が伝わってきた。デイビットは私を受け入れようとしてくれているのだ。その事実に胸の奥が熱くなる。

「ありがとう。じゃあお言葉に甘えて。大丈夫。私に任せてちょうだい」



私も下着を取り払い、お互い生まれたままの姿になったところで、いよいよ準備に取りかかる。

「痛かったらすぐ教えてね」

「あぁ」

「なるべくリラックスしていて」

「努力する」

「じゃあまずは指を入れるわね」

念のため爪の手入れを完璧にしておいて良かったと思いながら、私はゆっくりと中指を沈めていく。第一関節、第二間接、そして根元まで。彼の様子を見つつ徐々に慣らしていく。やがて根本まで入った所で一度動きを止める。

「どう?」

「っ、大丈夫だ」

「動かすわよ」

中で円を描くように動かしたり、指を曲げてみたりする。その都度、彼は小さく声を漏らすが痛みを感じているという様子はなかった。

それならばと、さらに人差し指を増やして二本にしてみる。

「んっ」

少し辛そうな声が上がった。だけどそれも最初だけで、しばらく続けていると慣れたのか、次第に甘い吐息へと変わっていった。

頃合いを見計らい、奥まで入れた指をバラバラに動かせば、彼は腰を揺らしながら快感に耐えていた。

「気持ちいい?」

「っ、あ、んんっ、た、ぶん」

素直な返事に笑みを浮かべると、さらに激しく抜き差しを繰り返す。その度にクチュックチャッと卑猥な音が部屋に響いて、それがより一層興奮を煽った。

「ん、んん、あっ、そこ……」

ある一点を掠めた時、彼の反応が変わった。私はそこを重点的に攻めることにした。

「あっ、あ、ああッ」

指を動かす度に上がる声。もっと聞きたくなって三本目の薬指を追加する。

「やっ、あッ、ンンッ」

「ここがイイところね」

「やめ、アッ、おかしくなるッ」

「大丈夫よ。おかしくなっていいの」

「ああッ、だめだ、また、くるッ……」

「えぇ、イッていいわよ」

そう言って私は今までで一番強くソコを引っ掻いた。

「あああッ!」

背中を大きく仰け反らせながら二度目の絶頂を迎えたデイビットを見て、私はようやく指を引き抜いた。

「はぁ……はぁ……」

肩で息をしながらぐったりとする彼。まだ余韻が残っているのか、時折体を震わせている。

その姿があまりにも可愛くて、思わず抱きしめてしまう。

「大丈夫?」

「ん……」

耳元で囁けば、彼は弱々しく腕を回して応えてくれる。

(やっぱり可愛い)

愛おしさが込み上げてくる。それと同時に抑えきれない衝動が湧き上がってくる。

――もう我慢できない。

そう思った私はベッドサイドに用意しておいたコンドームを一つ手に取った。それを開封しようとした時、デイビットがそれを制するように私の手を取った。

その行動の意味が分からず首を傾げれば、彼は掴んだ私の手を自分の下腹部へ導いていった。

「大丈夫だ。妊娠はしない」

「どういうこと……?」

そう尋ねれば意を決したように口を開いた。

「初潮がまだなんだ。恐らくこれからもない。だから避妊具は必要ないはずだ」

「……」

「それに……こういうものは生でヤッたほうがいいと聞いたことがある」

「……」

「だから、その……」

そこまで言って彼は顔を背けた。きっと恥ずかしくて堪らないんだろう。勇気を出して言ってくれているのだと理解できた。でもその発言は看過できないものだった。

「デイビット」

私の声に怒りが滲んでいることが分かったらしく、ビクリとデイビットの肩が震える。それでも追及の手は緩めてはいけないと、努めて冷静に質問を重ねる。

「『生の方がいい』なんて、それは誰から聞いた話?」

「……以前ハイスクールで男子生徒達がそういう話をしていたのを聞いた」

「そう、なるほどね」

どうもたまたま聞いた猥談を、彼は真に受けているらしい。彼らしくないと思った。私の知るデイビットならそんな話を耳にしたところで気にも留めないだろう。むしろ根拠のない独り善がりな発言に嫌悪感を示すタイプだと思う。

だからこそ引っかかる。つまり、こんな偏った考えに至ってしまうような、自分の体と人生を蔑ろにするような考えを持ってしまう、そんな状況を許してしまう出来事が過去彼の身に起きたということだ。

――許せない。

いけないと思っても心の中でどす黒い感情が渦巻いていく。

「ねぇデイビット、気を遣ってくれたのは分かるわ。でもね私、アナタを大切にしたいの」

それでも醜い感情が態度には表れないように理性を取り繕って言うと、デイビットは驚いたように目を見開いた。

それから何かを言いかけて口をつぐむと、そのまま俯いてしまった。その表情は暗く沈んでいる。ああ、悲しませたいわけではないの。でも、これだけは言わないといけないから。

「私とのセックスが原因でアナタに何かあったらと思うと怖いの。だから自分を大事にしてほしいし、大事にさせてほしいの」

諭すように言えば、彼はハッとした表情を浮かべて私を見た。その顔は今にも泣き出してしまいそうな程、苦し気に歪んでいた。そして何かを堪えるように唇を噛み締めると、ゆっくりと言葉を紡いだ。

「俺の考えが足りなかった。すまない」

「分かってくれて嬉しいわ」

ホッと胸を撫で下ろし、優しく微笑んでみせると、彼は安堵の息を漏らした。

そして、今度はしっかりと意思を持った瞳で見つめてきた。

「だが、オレだって君を気持ち良くしたいんだ。こればかりは譲れない」

「ぅんもう、気持ちは嬉しいけどハジメテの子が気を遣いすぎよ。そういうのはまた後でもできる。今日は私が全部教えるって言ったでしょ? 任せなさい」

「だが、それでは――」

「いい?」

「……わかった」

納得してくれたようだ。私は嬉しくなって、もう一度強く抱きしめた。

「じゃあ続きをしましょうか」

そう言ってキスをすると、再び彼に覆い被さった。ハジメテならお互い顔が見える体位がいいはずだと正常位の体勢を取る。

「痛かったらすぐに言ってちょうだい」

「あぁ、分かった」

「本当に大丈夫?」

念を押すように聞けば、デイビットは力強く「大丈夫だ」と言った。

「それじゃあ入れるわよ」

「あぁ……っ!」

コンドームを被せた先端を入口にあてがい、グッと腰を押し進める。初めて拓かれる肉壺の想像以上の圧迫感に、思わず動きを止めてしまいそうになる。だけどここで止めるわけにはいかない。なんとか半分収めると、一度大きく深呼吸をして覚悟を決めた。

「ゆっくり動くから、辛くなったら教えて」

そう言って少しずつ抽挿を開始する。最初は痛みを感じていたらしいデイビットだったが、徐々に甘い声を上げ始めた。

「あっ、あんっ、ンッ、はぁッ」

「っ、ふぅ……くッ……」

やがて彼の声が苦痛以外のものに変わると、自然とスピードが増していった。無理矢理押し進めないよう気遣いながら、指で触れたとき彼が感じていた場所に狙いを定めて打ち付ける。

「アッ、ンッ、やっ、だめ……ッ」

「ンッ、どうしたの?」

ダメと言いながらも、明らかに反応が変わったことに気が付いて問い掛ける。

――もっと気持ち良くしてあげたい。

――もっと乱れた姿が見たい。

そんな欲望が膨れ上がっていく。

私はさらに奥へと侵入するために、彼の両足を抱え込むようにして持ち上げた。急に足を動かされて不思議そうにするデイビット。

そんな彼に向かってニッコリと笑みを向けると、一気に奥まで貫いた。

「ひゃああああ!!」

今までで一番大きな声で鳴いて背中を大きく仰け反らせる。

「ここがイイところね」

「まって、いま、動かないで……ッ」

制止する言葉を無視して、何度も同じ場所を突き上げる。その度に彼はビクビクと体を跳ねさせる。

「アァッ! だめだ、そこはッ」

「どうして? こんなに悦んでいるじゃない」

「おかしくッなるっ、こわいッ……!みょう、れんじっ、へんになる……!」

涙を浮かべながら訴える姿はとても扇情的で、私の嗜虐心を煽ってくる。

「ああ、ダメよデイビット。こういう時はファーストネームじゃなきゃ」

「ああッ、んッ、あッ、あろう……ッ」

「あー……そうね、その調子よ」

あまりの可愛さに、名前を呼ばれただけでゾクリとする。

「ねぇ、呼んで?」

「うぅ……あろう……ッ」

「善い子ね。怖がらないで。一緒におかしくなりましょ?」

そう言って頭を撫でると、デイビットはさらに甘く高い声を上げた。

(そろそろ限界ね)

「大丈夫だから、イきそうなときは教えてね。マナーだから」

安心させるために、そっと口付けをする。舌を差し入れれば素直に応えてくれたから、そのまま深く絡め合う。

その間も休むことなく突き上げ続ける。

結合部からは卑猥な水音が響く。

パンッ、パチュン、グチュッ、お互いの肌がぶつかり合い音を立てる。

そして一際激しくなったとき、デイビットの体がビクンと震えて中が強く締まった。

「アあっ、イくッ、イくからっ……!」

同時に私の背筋を熱い震えが駆け上がっていく。

「私もっ、う、くぅ……ッ!」

収縮を繰り返すソコに耐えきれず、私も薄いゴム越しに彼の中へ熱を吐き出した。

「ハァ……デイビット、大丈夫……?」

絶頂の余韻に浸りながら息を整えつつ声を掛ける。

「ん、平気、だ……」

呆然とした様子で「凄かった……」なんて快感に溶けた顔で呟くので、出したばかりで力を失った自身のモノがドクリと脈打った。

それに気が付いたデイビットは目を見開いた後、すぐに顔を赤く染め上げた。

「えっ……」

「ごめんなさい。もう一回いいかしら」

「も、もちろん構わない」

「あら、ありがとう」

本当だったら動揺している彼を落ち着かせてから同意を得るべきなんだろうけど、もう我慢できそうもない。初体験を終えたばかりの子に酷だろうけど、これも全て愛ゆえなの。許してほしい。紳士的に振る舞いたいのに、愛した人を前にして自制心を保つのは難しいのだと現実を突きつけられて、冷静さを欠いてる自覚はあるから。

「次は後ろからしましょ?」

「分かっ、た」

ぎこちないけど了承は了承。許可を得たところで一旦抜いてから、彼にうつ伏せになってもらう。そしてお尻だけ高く上げてもらって、再度挿入していく。

「あぁっ、ンッ、はぁッ」

バックの体勢で再び抽挿を始める。デイビットはさっきとは違う角度から攻められて、新たな快楽を得ているようだ。

「アッはぁ、ンンッ、あぁッ」

「ふッ、はぁ……ッ」

「あっあ!あろうッ、きもち、いぃッ!」

「わたしもよ……デイビットッ」

「ンッ、あぁッ、あろうッ!あぁぁッ!」

「ぐッンッ……!」

お互いに名前を呼び合って、どんどん高みへと昇っていく。

そしてこれなら――

「あっ、えっ、あろう……ッ?」

今度はもっと奥まで入れていいわよね?デイビットの緊張していた体も今は力が抜けてるし、きっと大丈夫。

そう自分に言い聞かせて、グッと腰を押し進めた。

「ひゃあああッ!!!」

先程よりもさらに深い場所まで侵入を許してしまったことで、デイビットが悲鳴にも似た声を上げる。

だけどそれすら心地よくて、私は構わず腰を打ち付ける。柔い肉の壁に包まれ食まれることが、これほど満たされる行為だなんて。今まで感じたことのないほど奥へと入り込んでいる感覚があってますます興奮する。

「だめっ、あろうッ、それ以上はいったらダメだぁ……ッ」

「どうして? こんなに気持ち良さそうなのに」

「だめなんだ……ッ!そこ、へんになる……ッ」

「大丈夫よ。気持ち良くなるだけだから」

「やだ、こわいんだ……!たすけて、あろうッ」

子供のように幼い口調は普段のデイビットからはかけ離れたもので。あの冷静沈着な彼が初めて与えられる快楽に戸惑い助けを求めている。他の誰でもない、この私に――!

「大丈夫、大丈夫よデイビット」

口ではそんな事を言いながら、本当はもっと淫らな嬌声が聞きたくて、誰にも触れられていない奥に入りたくて、私はさらに体重をかけて押し込んだ。

「やあああッ! だめぇッ、あろうッ、あろうぅッ!!」

「うぅッ、すっごいわね……中、痙攣してるっ」

締め付けられているせいで肉壁の震えがダイレクトに伝わってきて思わず達してしまいそうになる。でももう少し楽しみたいので、なんとか堪えた。

「ほらッ、ここ好きでしょう?」

「ああッだめッ、あろうッ、イくッ、イくからあああッ」

マナーだから、と言った私の言葉を守って絶頂の予感を叫ぶデイビットにほくそ笑む。こんなことまで善い子でいたいのね。偉いわ。だから善い子にはご褒美をあげなくちゃ。

「ちゃんと、言えて、偉いわねッ、ふッ、くぅ……ッ」

「ひゃああッ、あろうッ、あろうぅぅッ!!」

激しいピストン運動を繰り返してデイビットの内を撫でる。絡みついてくる肉の壁に逆らうように入れて出してを繰り返せば、クチャッグッチャッとどんどん水音が増していく。

善い子への甘やかしにしては激しすぎるかしら?

そう思ったけど、彼はその動きに合わせて可愛らしく鳴いて応えてくれた。

「あっ!ああっ、んッ、アぁっ!」

「ふッフフっアハッ」

もはや笑えてくるくらい可愛い。

普段はあんなに凛々しくてカッコイイのに、ベッドの上ではここまで乱れてくれるなんて。

「アナタって最高ねッ、デイビット――!」

「うっ、くっ、ああっ!あろうっ、もうっ……」

「ええ、一緒にイきましょ?」

ラストスパートをかけるように激しく打ち付ければ、お互いの限界が近いことが分かる。

「あろうっ、あろうっ!ヒッ……!」

「くっ、ふッんっ、デイ、ビット……!」

「あっひゃ、ああッ、イくッ、あろうっ、イくッ、イくうぅぅッ!!」

「ぐっ、ンッ、あぁッ!!」

デイビットはガクンガクンと体を震わせ、再び絶頂を迎えたようだった。その強い収縮で私も限界を迎えてしまい、そのまま彼の中で果ててしまう。

荒くなった呼吸を整えつつ、名残惜しいけど甘えるように吸い付く中からゆっくりと引き抜く。すると、コンドームの先端には白濁液が溜まっていて、我ながらその量の多さに驚く。

デイビットはハジメテだというのに、随分と無理をさせてしまったかもしれない。労るように頭を撫でると、彼は振り返って蕩けた瞳で見つめてくる。

「ああ、すまない、俺ばかり……」

「もう、気にしすぎよ。私も気持ち良かったんだから謝らないで」

「そうか……」

心底ホッとしたように言うものだから、罪悪感が募ってくる。

「ごめんなさい。あなたに負担を掛けないようにするつもりが、途中から夢中になっちゃったわ」

「いいんだ。むしろ……」

「むしろ?」

「……なんでもない」

言い淀む姿に悪戯心を刺激される。

「言ってくれないならもう一回シましょうか?」

「えっ……!?」

「冗談よ」

「そうなのか、ならよかった……」

あからさまにデイビットはホッとした。あら残念。本当にもう一回シたっていいのに。まあ、デイビットに無理させてまでシたいわけじゃないから、デイビットがダメと言うなら一向に構わない。

でも、何か言いたげな様子は気になる。言いたくないなら別に良いんだけど。ベッドで横になって脱力しているデイビットの隣に寝転んで質問する。

「一旦休んでからお風呂にする?それともこのまま寝ちゃう?体拭いてあげるわよ」

「……鴉郎」

突然名前を呼ばれてドキリとする。まさかここで真剣に名前を呼ばれるとは思わなかった。不意打ちはずるい。

でも彼の声はどこか緊張したような様子で、私は静かに次の言葉を待った。なんだか重要な話になるような気がする。そう勘が働いたのだ。

そして、緊張で震える唇でデイビットは囁くようにポツリと言った。



続きます

6/30 追記 続きができました

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