新たな敵と新たなる友! 2ページ目

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鉄華団おいしーなタウン支部


友人A(仮面)

「……」


ガッ!

【ブラックペッパーを躊躇なく攻撃する友人A】


拓海

「よせっ友人A!?

 正気にもどれ!?」


友人B(仮面

「……」


ゴっ!

【キュアスカイに襲いかかる友人B】


キュアスカイ

「やめてください!」


仮面の男1

「……」


仮面の男2

「……」


【2人に襲いかかる仮面の男集団!】


ブラックペッパー

「……くっ!?」



……



???

「はぁっ…はぁっ…

 …ここだっ!」


【ソラ拓コンビが襲われている現場に駆け付ける高校生ぐらいの少年】


???

「……! 誰か戦っている……!?

 あれはまさか……プリキュア!?」



……



仮面の男3

「……」


【ソラ拓コンビを取り囲む仮面の男たち】


ブラックペッパー

「スカイ、大丈夫か?」


スカイ

「はい……!」


【背中合わせで声を掛け合うソラ拓コンビ】


ブラックペッパー

「それにしても……

 妙な動きで襲ってくるな、こいつら…!」


スカイ

「まるで踊ってるかのように……

 動きが読みづらいからやりにくいですね…」


ブラックペッパー

「……こいつらも…

 友人Aたちと同じなのか……?」


スカイ

「わかりません……」


ブラックペッパー

「……なぁ……スカイ……?」


スカイ

「はい……

 なんでしょう、ブラペ……?」


ブラックペッパー

「……一か八かで

 浄化技で元に戻せないか……

 試してみないか……?」


スカイ

「…ですが…仮に出来たとしても

 万が一、怪我をさせてしまったら…?」


ブラックペッパー

「……俺の力で治す。」


スカイ

「しかし…!」


ブラックペッパー

「『味付けに迷ったら

 大切な人の笑顔に答えはある』…」


スカイ

「え?」


ブラックペッパー

「…俺の尊敬する人の言葉だ。

 友人AとBは…バカだけど、人を傷つけて

 ヘラヘラ笑えるような奴らじゃない。

 …正気を失っている今の状態でほっといたら…

 誰かを傷つけるかもしれない。」


スカイ

「……」


ブラックペッパー

「そうなったら…あいつらは

 この先きっと笑えなくなってしまう。

 そんなの……友達として我慢できない。」


スカイ

「拓海さん…」


ブラックペッパー

「だから…少し荒っぽくなろうとも

 ここでなんとしても止めなくちゃいけない…!

 それが…あいつらのダチとして

 俺がしてやれる最善なんだ……!」


スカイ

「………………。

 …………ふふっ…♪

 はい…わかりました。

 …やはり、拓海さんは……

 わたしが見込んだ先輩ヒーローです……!」


ブラックペッパー

「…ふっ、そうかい。 …じゃあ、先輩命令。

 手を貸してもらうぞ?…後輩ヒーロー。」


スカイ

「…………はいっ!」



???

「助太刀するぜ、そこのお二人さん!」


ザザッ!

【見知らぬ高校生ぐらいの少年が駆けつける】


スカイ&ブラックペッパー

「「!?」」



???

「ヒーロー見参!

 ……なんて、な♪」



ブラックペッパー

「……!? おい、お前!

 こいつらは危険だ!」


キュアスカイ

「早く逃げてください!」


???

「つれないこと言うなって。

 お前ら……プリキュア、なんだよな?」


ブラックペッパー

「!?」


キュアスカイ

「プリキュアを…知っている?

 あなたは…一体……?」


???

「俺? 俺は……

 星河 楽(ほしかわ がく)!

 ……ととっ!」


ブオンっ

【仮面の男の攻撃をかわす少年】


「最後まで言わせろって!」


バキッ!

【襲ってきた仮面の男を蹴り飛ばす、少年】


「…好きなものはダンス!

 特技もダンス!

 夢は俺のダンスで世界中の人々を

 笑顔にするヒーロー…ダンシングスター!」


スカイ

「……!?

 ヒーロー……!?」


「そして……俺もお前らと同じ…

 …プリキュアだ!」



ピカ―ン!

【光に包まれる楽】


だだだだだ……!

【どこからともなく現れるバックダンサー】


ブラペ&スカイ

「「!?」」


~♪

【バックダンサー達と踊りながら変身する、楽】


だだだだだ……!

【去っていくバックダンサーたち】


ジャキーン!

【変身完了】



キュアスカイ

「……!

 あの人も……プリキュア!」


ブラックペッパー

「…さ、さっきのダンサー達は一体…?」


???

「ツッコんじゃ駄目パド!

 2.5次元で観ている人を惹きつける演出をするには

 どうしてもああいう人を使った手法になるんだパド!

 2次元とはワケが違うんだドゥ!」

【突如現れる妖精】


ブラックペッパー

「……!? 妖精!?

 ……ってか、いきなりメタいな!?」


キュアスカイ

「2.5……? メタい……?」


パドドゥ

「今は戦いの最中で忙しいだろうから

 名前だけ教えるパド。

 『パドドゥ』……パド。

 さあ、ほら!

 奴らがくるパドっ! 迎え撃つんだパド!」


ブラックペッパー

「……っ!」


【襲いかかる仮面の男の攻撃をよけるブラペ】


キュアスカイ

「ふっ! やあぁっ!」


仮面の男1

「……」


キュアトップ

「よっと! そらよ!」


【新たに現れたプリキュアと共に仮面の男たちと戦うソラ拓コンビ】


……


キュアスカイ

「…ごめんなさい! 手加減はしますっ!

 ヒーローガール…スカイ、パーンチっ!!」

バキィッ!!

【キュアスカイ浄化技が友人A(仮面)に決まる】


友人A(仮面)

「……っ」


ドサッ……!

【浄化技を受けた友人A、倒れる。そして仮面が消える】


ブラックペッパー

「すまんな、友人A…

 しばらく眠っていてくれ。」


パドドゥ

「まず、1体!

 浄化されたパドっ!」


キュアトップ

「おっ、やるなぁアイツ!

 よーし…俺も負けてられないぜ!!

 行くぜ、俺の……光のリズム!」


【踊り出すキュアトップ】


ブラックペッパー

「!?」


キュアトップ

「ハイ!……ハイ!……ハイ!」


仮面の男

「……!?」


【キュアトップの踊りに合わせて踊り始める仮面の男たち】


キュアスカイ

「踊っている……!?」


パドドゥ

「あれがキュアトップの浄化のやり方パド~。

 自身の心から溢れる出る光のリズムに乗って

 踊ることにより

 イビルダンサーの闇のリズムを抑え込み

 ロストハートを浄化できるんだドゥ♪」


ブラックペッパー

「光のリズム??」


キュアスカイ

「イビル……? ロス……?」


パドドゥ

「あとで説明するパド。」



キュアトップ

「キュアトップ! ハッピースタービート!!」


ピカ―ンっ!

【光と共に浄化される仮面の男たち】


キュアトップ

「……しゃあ!」


キュアスカイ

「凄い……!」


友人B(仮面)

「…………っ」


ドサッ……

【浄化され、倒れる友人B。仮面も消える】


ブラックペッパー

「…………友人B!」


【友人Bに駆け寄るブラペ】


ブラックペッパー

「…………。

 良かった。たいした怪我はなさそうだ…」


【安堵するブラペ】


……


【浄化され気を失った人を治癒するブラペ】


ブラックペッパー

「…よし。これで全員。

 大きい怪我の奴はいないから

 すぐに済んだな。」


キュアトップ

「へ~…そんなことできるのか。

 プリキュアじゃないのにお前、スッゲーなっ!」


キュアスカイ

「当然です!

 ブラックペッパー…拓海さんは

 わたしの尊敬する先輩ヒーローですから♪」



キュアトップ

「ははは……なるほど。

 とにかくスッゲー奴ってことか♪

 …パドっち。ジュエルは?」


パドドゥ(人間)

「バッチリさ。

 見てごらん、こんなに大量だよ♪」


【物凄く派手な格好をした中年男性に変身したパドドゥ】


キュアトップ

「良かったな。」


パドドゥ(人間)

「ああ。」


ブラックペッパー

「…………」 じー…


キュアスカイ

「…………」 じー…


【人間の姿になったパドドゥを見つめるソラ拓コンビ】


パドドゥ(人間)

「…ん?どうしたの、二人とも?

 私をじっと見て?」


キュアスカイ

「……あ!

 い、いえ、その……」 あたふた……


パドドゥ(人間)

「………あ、なるほど~?

 二人とも私のパドウィ~(可愛い~)

 この姿に魅了されてしまったんだね?

 ああ…なんて罪深い程

 キュートなんだろう、私♪」


キメッ!

【可愛いポーズを決めるパドドゥ(人間)】


キュアトップ

「……無理すんな、おっさん。」


パドドゥ(人間)

「おっさんって言うなっっ!!(野太い声)」


キュアスカイ

(こう言っては失礼なんでしょうけど…)


ブラックペッパー

(俺達のマスコットが

 コレじゃなくて良かったな…)



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