この少しはましな地獄で(中編-1)
労役に勤しむアシタカお肉を切り終え、具材を鍋に放り込み温める。ちなみにここのコンロはすべてIHだ。万が一の反乱を警戒しているのだろう。
「先輩。こっちはオッケーでーす」
「はーい。こっちも温まったから、始めましょ」
未だ凌辱の跡が残るジュリがキッチンに入る。まあ、寝るまでその跡を消す気はないしお互いその匂いが好きなので気にしないが。
いったんIHの電源を切り、鍋の前にジュリを立たせる。
「じゃ、いくわよ」
「お願いします…あっ♡」
彼女の胸をはだけさせ、乳首のリングを外し…ミルクを噴出させる。
「あぅ♡やっぱり先輩の、うぅ♡、搾乳、すごく、あっ♡上手、ですね…ああ♡」
「そりゃあ、ジュリのおっぱい一番もんでるからね♪ほら、こうすれば♡」
彼女の一番弱いところを揉みしだく。常連のお客様でも知らないポイントだ。
「きゃあ!も、もう止まらないです♡…はぅう♡」
射精するような勢いで、びゅー♡びゅー♡とミルクが飛び出る。
1,2分ほど搾乳を続けていると、鍋いっぱいになるまでミルクが溜まった。
「よいしょ。はいお疲れ、ジュリ。ありがとうね」
「はぁあ♡…はぁあ♡…ん♡どういたしまして、先輩」
「こっちは私がやっておくから、ストックの方お願い」
「はーい」
残りの調理は、私の仕事だ。栄養満点で、普通の牛乳よりもおいしくなるよう、ジュリのミルクは私が調整した。なので、一番上手にこのミルクを扱えるのは私だろう。それに、彼女に料理をさせると…まあ、うん。やめよう。最悪反乱扱いで、私たちが処分されかねない。(過去ジュリに無理くり料理をさせた奴が居たそうだが、1週間店を閉める騒動になった。ジュリと私は折檻で済んだが、料理を強要した奴は穏便に消されたらしい)
ちなみに、ジュリ本人が揉んでもミルクは出るが人に絞ってもらった方が量も質も良くなる。初めて絞るお客様でもかなりおいしいミルクが出てくるが、私が絞った方が量は多くなる。
(ジュリのおっぱいを一番揉んでるのは私だしね♪…っと、そろそろ電源切らないと)
いつの間にかシチュー結構温まっていた。ぐつぐつといい始め、おいしそうなにおいが漂い始める。
「おー、おいしそうですね。さすがフウカ先輩ですね♪」
作業を終えたジュリが戻ってきた。4リットルサイズの瓶いっぱいに、彼女の白い液体が満たされている。
「いやいや、ジュリのおかげよ。その瓶冷蔵庫に入れておいてね。あ、それ終わったらパン切っといて」
「了解でーす」
そんな感じで夕食の準備を進めていく。ミルクのにおいで食欲が湧いてくる。…実を言うとそんなに食べる必要はないのだが。
味覚こそ正常な私たちだが、きっちり体はいじられている。精液さえ摂取し続ければ、死ぬことはないしセックスし続けられる。前に1ヶ月に渡って二人で輪姦されたこともあったが、最後の方でも結構余力があった。自分で言うのもなんだが、燃費が良すぎる。
なのでこの食事は仕事の練習を兼ねた趣味みたいなものだ。
(さてと、あとはメインディッシュの用意ね♡)
ジュリを見ると、ちょうどパンを切り終えたようだ。そして、私の視線に気づくと彼女も妖しげな笑みを浮かべる。
「パンの準備終わりました。あとは…こっち、ですね♪」
そう言って、彼女は精液で膨らんだお腹を指し示す。
「ええ、そこに立ってね。うん、オッケー。いくわよ~」
がに股に立ったジュリの下に、パンを載せたお皿を置く。そして、彼女のおマンコに突き刺さったバイブを手に取ると、
ぐじゅり♡
という音とともに引き抜く。
「あぅ♡ザーメン、ちゃんと出てますか?…はぁん♡」
「大丈夫よ、たっぷり出てる♡…はいストップ」
ジュリの子宮は精液を注ぎ込めば注ぎ込まれるほど膨らむ、文字通りのザーメンタンクとなっている。短時間なら今みたいに子宮口を閉じることもでき、自由に精液を吐き出せる。一応私も同じようなことをできるが、貯められる量は3倍ほどジュリの方が多い。
そんな感じで精液をパンにまぶしていく。たくさん貯めてくれていたので、たっぷりつけることができた。(余った分はミルク同様瓶に貯める)
「オッケー、終わりよ。お疲れ様」
「はぁ…はぁ…ん♡たっぷり注いでくれたお客様に感謝しないとですね」
「そうね…ん?」
軽く片づけをして、食事をテーブルに並べていると外の廊下から足音が聞こえてくる。…ああ、彼女が帰ってきたのか。ちょうど良いタイミングだ。
ガチャリと玄関扉が開く音が聞こえる。
「ただいま戻りましたわ。フウカさん、ジュリさん…ふふっ、今日もおいしそうな良いにおいですね」
出迎えると、この部屋のもう一人の住人、おそろいのタトゥーを入れたハルナが姿を見せた。
私とジュリが堕ちてから数カ月後、かなり派手な襲撃事件が起きた。幸い死人こそ出なかったものの、結構な期間店を閉める事態となった。
その時は「めんどくさいことになったわね…」くらいにしか考えていなかった…今考えると中途半端に時間が経っていたのはよかったのかもしれない。
それから1週間ほどしたころ、私とジュリは奴隷たち…それも最底辺の扱いを受けているものが入れられているエリアを歩いていた。
はじめのころはそういった扱いを受けている奴隷に同情の目を向けていたジュリも、そのころには他の職員同様モノを見るような目をしていた。
当然私も同じ感じだ。いちいち同情などしていたら心が持たないし、私自身とジュリを守ることしか考えていなかった。
悲鳴も、狂ったような嬌声も、私に助けを求めるような声もただの雑音として処理していた。
その牢の住人を見るまでは。
私たちは、ジュリ特製媚毒母乳の効果を確認するためにこのエリアをよく訪問していた。なので1週間前には空だった牢獄に新しい奴隷が入っているのはすぐに気づいた。
普段だったら気にも留めずに通り過ぎたはずだろう。だけれども、その牢は、その牢だけは気になってしまった。
なので、中を覗いた。覗いてしまった。
「…嘘…ハル、ナ?」
そこに囚われていたのはしょっちゅう私に迷惑をかけて、事あるごとに拉致して、料理がおいしくないという理由で食堂を吹っ飛ばして…でも、どこか憎めない、ある意味ジュリの次に大切な、美食を愛する友人の姿だった。
牢の中のハルナは、ある意味当然というべきか、大勢の人間に輪姦されていた。だが、その姿はこの地獄の中でも異様な様子であった。
顔には殴られたような跡がいくつもあり、体には大きな傷が治療もされずそのままにされ、白い精液と赤い血液にまみれている。不思議なことに、ボロボロなはずの彼女はそれでもきれいだった。
そして、強引に犯されているにもかかわらず、ハルナの反応は薄い。私も三穴を犯される経験は多いのでわかるが、痛かろうと気持ちよかろうと反応を示さないのは不可能に近い。
ハルナが不感症でなければ…命に係わる状況だ。
「おう、どうした?こいつのことが気になるのか?」
突然立ち止まった私に気づいたご主人様がそう問いかける。他の奴隷ならこの時点で殴られたり、懲罰として犯されたりしてもおかしくないが、私の場合このくらいなら何も言われない。(お客様だけでなく、ご主人様や他の職員の食事を作っているのも大きいだろう)
私が牢を見ているのに気付いたのか、やや忌々し気にハルナが捕まっている理由を教えてくれた。
「1週間前、カチコミがあっただろ。こいつはその下手人なんだよ。おおかた、どっかの馬鹿がけしかけたんだろうが、こいつはかなり強情でな。いくら拷問にかけても口を割ろうとしねえんだよ。どうせ使い捨ての鉄砲玉だろうから、こうして輪姦し潰してやろうって寸法よ。幸い顔だけはいいからな」
「…この前の襲撃って、この人だけだったんですか?」
「ん?ああ、そうだな。こいつが斥候って可能性もなくはないから、お前も気を付けろよ」
(…違う、ハルナは一人で来た。たぶん他の美食研の人たちにも伝えてないはず)
私を、助けに。たった一人で。
(…ジュリ以外はすべてを見捨てる、その覚悟をしたはずなのにね)
ちらりとジュリを見る。彼女は困ったような笑みを浮かべた後、頭を縦に振った。
(はぁ…みんな馬鹿ね。ハルナも、ジュリも…私も)
「ご主人様」
「ああん?なんだ?」
「この人、助けることってできますか?」
その言葉を発した瞬間、一気に場の空気が冷える。
「てめえ、自分が何言ってるのかわかってるのか?」
裏社会の人間特有の殺意の混じった言葉が自分に刺さる。返答次第では、本気で私たちを殺すことも地獄に堕とすことも辞さないだろう。
「はい。彼女…黒舘ハルナは、私が人間であった頃の友人です。おそらく、敵対組織の関与はなく、私個人を助けに来たものかと」
「…それで?何が言いたい?」
ご主人様がぎろりと私をにらむ。ここに来る前の私なら、体がすくんで動けなくなっただろう。
「私なら、ハルナを制御できます。この前の襲撃の被害を聞くと、結構なものだったと聞きます。取り込むことができれば心強い戦力になるかと」
「なにより、こんな様子でも、結構な美人です。調教しきれれば、いい娼婦になると思います」
けれども、この地獄に浸かることを覚悟した私にとって、これくらいの脅しなら軽いものだ。挨拶にもならない。
どちらかというと、ハルナを娼婦に堕とすことを自然と選択肢に入れていることの方が衝撃だった。
(だいぶ染まってきちゃったわね…ほんと)
感傷に浸っていても仕方がない。今はハルナを救うことに集中しよう。
私の提案を聞いても、ご主人様は怒気を抑えることはなかった。だが、何かを考えているようだ。
しばらくして、
「アレへの輪姦は生きてりゃひと月くらい続けて、それから処分する予定だ。てめぇがこいつを救いたいって言うんなら…」
「それを代われ。二人でな」
「もちろん、寝ることも気絶することも許さねえ。一度でも気を失ったっていうんなら、そいつを処分して、お前たちもここまで堕ちてもらおうか。その代わり、せめてもの慈悲だ。輪姦されてる間はアレの治療くらいはしてやる」
さっきよりかは声色は抑え気味だったが、その内容は冷酷なものだった。普通だったら不可能な命令だろう。
「大丈夫です。問題ありません」
だが、私もジュリも輪姦されるために調整されてきたのだ。ハルナを助けるためなら安いものだ。
この返答を聞いたご主人様は、「 ちっ」と軽く舌打ちをしたあと、近くにいた別の方に指示を出した。しばらくして、ハルナが連れ出されるとともに牢の扉が開かれる。もちろん、閉じ込められるのは私達だ。
ヘタしたら、再びあの地獄へと…いやそれ以下のところまで墜とされるかもしれない。
けれども、臆することはなかった。
ただ、相談することなく勝手にジュリを巻き込んだのは申し訳なかった。
「ごめんなさい、ジュリ。何も言わず巻き込んじゃて」
「ふふ、大丈夫ですよ。私は先輩に助けてもらった身ですし、先輩の決定には従います…たとえ、死ぬような内容でも、です」
「…そう、ありがとう」
「ハルナさんを助けるためなら、私も異論はないですしね…それに」
そう言って、ジュリは妖しげで期待に満ちた目を向ける。
「楽しそうじゃないですか♡1カ月も輪姦され続けるんですよ♡ザーメンたっぷりぶっかけられてぇ、おマンコにずーっとおチンポぶち込まれてぇ…あぁ♡想像するだけでイッちゃいそうです♡」
「そうね♪ああでも、気絶だけはしちゃだめよ。せっかくの機会なんだし、全部受け止めなきゃね♡」
これから自分たちの身に降りかかる出来事を想像する。
(おマンコもお口もアナルも乾く暇もなくザーメン注ぎ込まれて、イキまくっちゃうんだろうな…♡っと、いけないいけない。おチンポ気持ちよくさせるの忘れちゃいけないわね♪)
それだけでお股がぐしょぐしょに濡れてくる。これから輪姦され続けるとは思えない様子だろう。
「ああ、そうでした。フウカ先輩」
「ん?なに?」
「さっきの先輩、かっこよかったです♪なんというか…マフィアのボスみたいだったというか、場慣れしているというか」
「…本当に褒め言葉なの?それ」
あるいは、私も堕ちるところまで堕ちたというべきか…まあ、いいか。
期待に胸を躍らせつつ、牢の扉をくぐる。獲物を取られ、性欲を暴走させている男たちの視線が刺さる。
でも、それに怖がる私たちではない。
四つん這いになり、おマンコを片手で広げ、舌をチロチロと出す。
当然私たちを犯そうと男たちが群がってくる。下の二つの口に熱い剛直があてがわれ、視界には穴にありつけなかったおチンポがたっぷりある。すでにザーメンをぶっかけているモノもいる。
(さてと、楽しみましょっか♪)