隙があるので自語

隙があるので自語

モモンガ

この記事は、Kumano dorm. #2 Advent Calendar 2020の6日目の記事かもしれない。

寮歴5年目モモンガです。M1。

その2空いてたからタイムスリップして文字通り隙自語します。筆が乗っちゃったので本日2記事目だよ。

なんとなくこっちはB面だと思ってる(A面はこちら、セルフ宣伝)のでちょっとだけ心置きなく書きます。

 

本当に取り止めのないことを書くぞ。

文章書くの好きかよって聞かれたら好きです。好きじゃなきゃマダミなんて作らんさ。

 

僕は熊野寮が好きだ。

確かに寮は汚い。臭い。うるさい。いつも隣に人がいる。最低限真人間でくてはいけない(e.g.裸族は無理)。なまじっか4人部屋で広いからかクーラーは無いよりマシ程度しか効かない。ウインドウエアコンしか付けられないせいでさらに馬力が足りない。そもそも密閉度が低すぎて三密揃い用がない。住環境としてはわりと最悪の部類である。

 

でも寮が好き。

なんでかっていうと僕の希望と奇跡的なマリアージュを果たしているから。

汚い臭いは割と僕のキャパがぶっ壊れている、というか汚く臭くする側の人間なので(下のベッドのtg氏ごめんね)問題ない。これでも人目を気にしてギリギリのラインで身の回りのことができている。うるさいのも気にならない。談話室睡眠で頭突っ込んでる机で麻雀が始まっても特に問題ない。いつも隣に人がいるのでいつでもゲームに誘える。一人っ子で、友人の家もわりと遠かった僕としては(町に小学校一校だけだったから人によってはバス通学してたレベルで校区が広い)、これは革命だった。1人はそんなに苦にならないがゲームは1人じゃ限界があるのだ。暑い寒いは…まあ…。つまり基本的に寮の欠点を欠点として認識していない。

今までn回退寮してーなって思ったけど、まあ人生で本当に今しか住めないもんな…って思ってn回踏みとどまれるくらいには寮生活が気に入っている。

 

僕は割と自由に生きたい人間なので、ペットを飼うより猫カフェで高い金を払い猫のかわいいところだけ摂取したいタイプです。人生を拘束されるのしんどいなーって思う。理想の人生の過ごし方としては趣味の合う人とシェアハウスして夜とか週末とかにゲームしてたい。今じゃん。

 

あと寮は僕にとって割と優しい世界なのだ。化粧は基本的にめんどいのですっぴんを咎める人がいないのは楽。というか、「女性なのにこんなの趣味なんだw」とか言ってくるのがいない。男ばっかりの中で遊んでも特に何もなく受け入れてくれるし、その光景をオタサーの姫とか邪推する人もいない(まあ姫れるようなアレでもないですしおすし)。

 

熊野寮に特別変人が多いってわけじゃないと思うんです。そりゃ4人部屋住めるの多少変人じゃなきゃ無理だろって言われたらそうかもしれん。が、本質はそこじゃないと思う。熊野寮は人と人との距離が近いわりに妙に個人主義で、その塩梅がちょうど良い。要は変人が変なことしてもそれを誰も気にしない。だから、変人が人目を気にして真人間のロールプレイをする必要がない。したいことができる。それを面白いと思ってくれる人は、一緒にバカやってくれる。世間の抑圧・自主的な抑圧から解放されるんですよね。

僕はわりと小さい頃からお人形遊びも好きだけどプラレールとかトミカとかでも遊びたくて、でもそっちは親に言い出せなかった。男の子の趣味って言われたくなかったから。まあ今ならあの両親なら断るわけないし父はプラレールどころか嬉々としてNゲージ買ってきそうってわかるんだけど。最近は気兼ねなく自分の好きなことをしている。楽しい。趣味の合う同性の友達がなかなか見つからないのはまあしゃーなし(そもそも性別ってそんなに大事?気にしすぎてるのでは?って気持ちになった)。

 

Twitterとか見てると、寮祭企画に「陰キャが中高でできなかったウェイの真似してるw」とか「まーたバカやってるwああはなりたくないw」言う人がぼちぼちいる。まあ揶揄して楽しいんなら良いんじゃない?僕は自分で参加する方が楽しいので参加します。

 

去年くらいまでは、熊野寮は優しい世界だから就職してから女性キラキラ真人間ロールを押し付けられると泣いちゃうかもなあとか思ってた。けど最近は気持ちが変わってきた。僕のことを僕のまま受け入れてくれた思い出は消えないし、実際に仲良くなってくれた人はここにいる。その経験を持っていれば、きっと世の中しんどくてもしたたかに生きていける気がするし、自信を持って自分の道を開拓できる気がする。しんどくなったら遊びに来れば良いし。

 

そんなこんなで思うこととしては、在寮期限があと1年少しってことです。入った頃は無限にあるんじゃないかって思ってたことがあと1回くらいしかない。あと寮祭一回しかない。春の先輩が出て行く寂しさも、新入寮生を迎えるワクワク感も、夏の厳しい暑さも、秋の銀杏臭も、くまのまつりも寮祭も、あと一回しかない。次の季節は一回しか残されてない。毎年在寮歴長めの先輩方が最後の一年に色々し始める姿を見てきたけど、今になってその気持ちを痛感している。

正真正銘寮生最後、学生最後、大事にしたいな。

(留年しません!!!!!!!)

 

お前どんだけ揶揄されたくないの?って文章ができた。草。

だって人目怖くない?にんげんだもの。

 

来年は今年見合わせた分も含めて寮祭企画もあたたまりやも出します!


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