淫れてゆがんだ先の終着点 セリカ編-5

淫れてゆがんだ先の終着点 セリカ編-5

労役に勤しむアシタカ

セリカ編-4


控室では、ミナミを含めた黄色チョーカー組の子たちが休んでいた。皆一様に、顔や体に、人によっては髪の毛にたっぷりと精液がぶっかけられている。当然、部屋には精液の匂いが立ち込めている。

もっとも、今の私はそれが不快ではない。なにせ自分もたっぷりと精液を浴びているし、その匂いを楽しんでいるのだから。


部屋に入ると、皆談笑をやめこちらを見てきた。別段敵意を感じるわけではなく、むしろ歓迎ムードだ。そして、部屋の真ん中にはミオさんが待っていた。彼女だけは、精液に塗れることなく綺麗なままだ……相変わらずガーゼや包帯を付けているが。


「お疲れさまです、セリカさん。初めてのご奉仕でしたが、お客様からはとても好評でしたよ」


「あ、ありがとうございます。感覚でやってましたけど、喜んでいただけてよかったです……あれで良かったのか分からないですけど」


「ふふ、はじめはみなさんなんとなくでやってますし、お客様に喜んでいただくのが一番ですからね。何よりまったく同じご奉仕よりも、いろいろなバリエーションがあったほうがより楽しんでいただけると思いますし」


仕事の前に、フェラや手コキの練習をしないでくれってお願いされたのは、これが理由なのだろうか。まあ、今ならなんとなくわかる気がする。


「それでは、今日の報酬をお渡ししますね」


そう言って、ミオさんは分厚い封筒を2つ取り出す。片方には70万、もう片方には30万という文字が見える……わかってはいたが、とんでもない金額だ。


「まずこちらが基本給にご奉仕の報酬を合わせたもの。そしてこちらがお客様からのチップになります」


黄色チョーカーは、指名があった時点で基本給として10万もらえる。そして1回射精していただくごとに10万、それに加えてチップが1日の報酬となる。

チップに関しては初回のご祝儀というのもあるようだが、今日一日だけで並のバイトの10数倍はありそうだ。まあ、本番はしないとは言え、買売春の口止めという意味もありそうだが。


「さて、セリカさん。ひとつお尋ねしてもいいでしょうか」


「へっ?……は、はい」


もらった封筒に浮かれてちょっと油断していた。慌てて居住まいを正す。


「報酬をお渡ししたあとに聞くのも少し卑怯かもしれませんが、セリカさんはこのお仕事を続けられそうですか?」


なんとなく、聞いてくるであろうなと思っていた質問だ。ミナミいわく、初回の仕事で3分の2ほどやめてしまうらしい。青チョーカーで慣れてるつもりで報酬に惹かれたはいいものの、実際にやってみるとだめだったらしい。

見知らぬ男性のおチンポを自分から咥えて、精液をかけられるなど普通は受け入れられない。

だが、


「はい、続けられそう……いえ、続けたいです。その、ご奉仕するのがすごく楽しくて……精液もたくさん飲んじゃいましたけど、美味しく思えるようになっちゃいましたし。それに……」


「それに?」


じっとミオさんに見つめられる。初めて会ったときは少しこの目線が苦手だったが、今はもうだいぶ慣れてきた。ちょっとずつ、私もミオさんみたいな女に近づいているということなのだろうか。彼女みたいな娼婦へと。


「お客さんに求められるのが、”使われる”のがすごくうれしかったんです。私の口や手でいっぱい射精してくれて、体中にかけられちゃうのが……」


たぶん、やめた子たちが一番嫌だったのはこの使われるという感覚だと思う。今日のお客さんは優しい人だとは思うが、どこか私を物として使っている雰囲気がした。

自分のことを物扱いされるというのは誰だっていやだろう。それなのに、私はそういう扱いをされることを、性処理の道具として使われることを喜んでしまっている。


きっと、こんな人間は世間では軽蔑されて仕方ないだろう。けれども、目の前のミオさんは優しい笑みを浮かべて、


「嬉しいです。セリカさんが、娼婦としての適性があることが。私自身もお客様に使っていただけることが至上の喜びであると感じていますし、そこまででなくとも、そういう感じ方の娘の方が長く続けられています。ですから、セリカさんもきっといい娼婦になれると思います」


「ありがとうございます……きゃぁ!」


突然、ミオさんが抱きついてきた。当然にゅちゃり♡という音と共に精液が彼女のバニースーツに付着してしまう。


「せ、精液、ついちゃいますよ」


「ふふ、私がそんなことを気にすると思いますか?むしろ、この場に一人だけきれいなままでいる方が寂しいです」


そう言って、より体を密着させてくる。彼女の豊満な胸がスーツ越しに感じられ、甘いにおいがほのかにしてくる……レズの気はないとは思っていたが、なんだか胸がドキドキする。


「……いつも、黄色の仕事を続けたいと言ってくれた子にはこうしているんです。まあ、趣味みたいなものです」


頬のあたりを生ぬるい感触がする。それと同時に精液を舐めとる水音も。


「やっぱり、ザーメンの味はいいものですね。セリカさんの味もしっかり感じられますし。ふふ♪……ちゅ♡」


唇に軽くキスをされた後、ミオさんの体が離れていく。私との間に精液の白い橋が架かったかと思うと、ぷつりと切れていく。一方的で、あっという間の出来事だった。そして、熟練の娼婦のなす技なのか、不快ではなくなんだか不思議な感覚だ。


「さて、皆さんお疲れさまでした。いつも通りに報酬をお渡しした後、シャワーを浴びてきてください」


周囲のみんなは、「はーい」っと返事した後各々動き出していく。(後で聞いた話だと、初仕事の子が来ないときは先にシャワーを浴びてから給料をもらっているらしい。みんなも、やめるかどうか心配しているということだ)


私はというと、一連の出来事の後ボーっとしてしまった。そんな私にミオさんは去り際、


「そうそう、シャワー室はこの後使う人はいないですし、のんびり浴びても大丈夫ですよ。それと、しっかりと防音がなされているので、音を誰かに聞かれるということもありません。いろいろセリカさんも溜まっているでしょうしね♪」


と言ってきた。


私は、「は、はい……」と消え入りそうな返事しかできなかった。


(溜まっているって、そ、そういうこと……よね)


防音までされているということは、大きな声を上げても誰にも聞かれないということで……


思わず周りをみると、ミナミと目が合った。そんな彼女は意味深な笑顔をこちらに向け、アソコに手を当てるしぐさをしてきた。


(んんん!?……もう!)


そんな彼女の視線から逃げるようにシャワー室に向かう……足元に、股から垂れた透明な液体をこぼしながら。


脱衣所に一番初めに着いたので、とっととバニースーツを脱いでしまう。だいぶ慣れたもので下着を含めて1分ほどで脱ぎ終える。もっとも、クロッチからぐちょり♡という音と共にゼリーのように濃い愛液があふれ出てきたときは面食らったが。

脱衣所からは各個室に面する廊下に入ることができ、そこから各シャワー室を利用できる。


シャワー室とは言ったが、普通の家のお風呂のように浴槽とシャワーがそれぞれついているものだった。シャンプーやリンスもかなりいいものが用意されており、ちょっとしたホテル並みだ。

ひとまず、浴槽にお湯を貯めながら、シャワーで体に着いた汚れを洗い流す……汗、そして精液などだ。


(……もったいない)


排水口に流れていく精液を見ながらそう感じてしまう。やっぱり、自分の仕事の成果が汚れとして処理されてしまうのは思うところがある。


それ以外はいつもお風呂に入るときと変わらず、体と髪を洗い終えたら湯船に浸かる。


「あっ、あぁぁ……今日はすごかったわね……」


楽しかったのは事実だし、これからも続けたいというのも本心だ。それはそれとしてかなり疲れた。


「うぅ~……顎が痛い」


特に大きなおチンポを咥え続けていたので、顎が少し痛む。こういうのも、いずれ慣れてくるものなのだろうか。


「はぁー……あ……♡」


一回息を深く吐くと……呼気の中に精液の匂いが混じっていることに気づいてしまう。

なんとなく、胃の辺りに手を当てる。


「ここに、精液がたっぷり溜まっているのよね……♡」


一度意識すると、性欲のスイッチが入ってしまい、段々と体が熱くなる。下を見ると、平たい胸の小さな突起が硬く立っている事がわかる。

そこにそっと手をやる。


「……ひゃっ♡」


指が触れた瞬間、とてつもない快楽が体を灼く。さっきお客さんに触られたときもすごかったが、今のはそれ以上だ。体がご奉仕と飲精によって興奮しきっているからだろうか。

そのあまりの快感で、指を離してしまう。


「む、胸でこれなら……」


アソコなら……おマンコならどうなってしまうのだろうか。


恐怖と期待で震える手がゆっくり股に近づく。まるで自分の腕ではないように勝手にだ。


おマンコの周りは、お湯とはまったく違うぬめり気のある液体が漂っていた。そして、その液体……愛液はどんどん濃さを増していく。ちょっと動かすだけで指に絡みついてく。

そして、愛液が湧き出る源……おマンコへと、指が達する。


「はぁ、はぁ、はぁ……んっく」


ここから先は未知の領域だ。生まれた時からこの体に空いていた穴。女にとって……雌にとってもっとも大事な穴。

そこに指を入れるのは少し怖い。言ってみれば、むき出しの内臓に触れるようなものだ。本来異物である指を入れるのは良くないことだと思えてしまう。


けれども、本能には抗えなかった。


「はっ、はっ、はっ……あっ……あっ……あああぁぁぁあああ♡♡♡」


人差し指をドロドロになったすじに入れると、じゅくり♡という音と共に……快感が爆発した。

頭が真っ白に焼け付き、何も考えられなくなる。視界もぼやけてきて、自分が今現実にいるのかすらわからなくなる。


「あああ♡……ああぁ♡……あっ……♡……はぁ、はぁ、はぁ……♡」


前に自宅でシたときとは比べ物にならないほど気持ちよかった。自分の中に、ほんのちょっと指を入れるだけでこんなにすごいことになるとは想像もつかなかった。


「はぁ……まだ、指、中に♡」


指を入れたと言っても、まだほんの入口だけだ。これをもっと奥まで入れれば、どうなってしまうのか。


「あぁ……♡これ……ん♡……いい♡」


最初に入れたときほど強烈ではないが、体全体に確かな快楽が伝わる。ただただ膣の中を進むような、激しい動きではないのに乳首や陰核とは違う種類の快感が体を支配する。


「あっ♡あっ♡あっ♡ああぁ♡いい♡あぅ♡もっと♡」


どうせ誰にも聞かれないのだ。恥も外聞もなく、思いっきり喘ぐ。それが結構気持ちいい。


しかし、人差し指を第二関節まで入れたところで、


「はっ♡はっ♡あっ♡……あ、あれ……」


何かに阻まれ、それ以上進めなくなる。


「こ、これって……」


貞淑な淑女の証、あるいは汚れをしらない乙女の証、処女膜だ。どうやら、私のものは結構浅いところにあるようだ。

これを破くとき、結構痛いと聞くがかなり個人差もあるらしい。なんとなく、今の私なら破瓜の痛みよりも、膣奥で得られる快楽の方が大きい気がする。


「これ……破いちゃったら……♡」


もっと気持ちよくなれる。


そう思ってしまった。だから、より強い快楽を得るために、指に力を込めようとして……


「……!だ、駄目!」


寸でのところで思いとどまる。どうやら、ギリギリのところで理性が帰ってきたようだ。

そもそも、処女膜というのは一時の快楽を得るために破くようなものではない。


いつか出会えるかもしれない大事な人に捧げるため……あるいは、私を使っていただくお客様のためのものだ。私がオナニーのために破いてしまうのはあまりに身勝手だ。


「ん♡……くっ♡……あっ♡」


このままの勢いでシていたらいつか破いてしまうかもしれない。だから、おマンコから指を抜く。ちょっと、浅ましいかもしれないが、快楽を味わうようにゆっくりと。


「はあ、はあ、はあ……指、すごく汚れてる」


お湯から引き上げたにもかかわらず、指についた愛液はすごい濃さだった。ゼリーのように、指から垂れることなく絡みついている。


「……ぺろっ」


その愛液を舐めてみる。味はなく、精液のようにおいしいとは感じないが、やはり体を興奮させる。


再び体を見ると、相変わらず胸についた2つの突起が硬く勃っている。ここからでは見えないが、おマンコの上にある3つ目の突起……クリトリスも同様だろう。

さっき1回イったものの、まだまだ満足していない。左手を乳首に、右手をクリトリスに添えいじり始める。それだけでおマンコに入れたときと負けないくらい気持ちがいい。


「あっ♡いい♡すぐ、んあ、くる♡……あっ♡あっ♡あっ♡……あああぁぁぁ♡♡♡」


ちょっとしただけで、あっという間にイってしまう。腰をがくがく震わせ、体が制御できなくなる。


「はぁ、あん♡もっとぉ♡」


けれども、1回イったくらいでは到底満足できない。再び指を激しく動かす。どうやら、ここでの一夜はまだまだ終わりそうにない。



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