エロトラ道中膝栗毛 1F
※アホとエロと説明のターン まだ1Fで余裕がある
※0F
1F←いまここ
(中略)
その後
※ルール説明
・基本的なルールはエロトラップダンジョンメーカー
・小僧/HP500、宿儺P/HP800(製作者ボーナス)からスタート 不正はなかった
・トラップは小僧の結果、HP減少量は各自の結果を使用
・どちらかが状態異常等追加イベントの場合ええ感じにしとく
・15F到達orどちらかのリタイアで終了
※小僧/HP500、宿儺P/HP800から本文スタート
※伏黒の巻き込み事故:なし
背後の扉は入った瞬間に自動で閉じてしまった。
宿儺を盛大に巻き込んで突入した先には悪趣味な景色が広がっている。
床も壁も天井まで全て繋ぎ合わされた肉のようなものでできていて、あちこちから蒸気のようなものが噴き出していた。全体的な印象としてはグロい生き物の内臓の中。
「宿儺さぁこれ…骨の山とかでも思ってたけど、インテリアの趣味悪いな…」
「殺すぞ」
いつものキンッの構えをとった宿儺だけど、何か思い直したようにその手を下ろしてしまった。俺としては強制帰還を期待していたのに拍子抜けする。
「そうだな、まあ考えようによっては特等席で見れるということか…」
「何ぶつぶつ言ってるん?殺す(帰す)ってんならそれでもいいんだけど」
「…よし、喜べ小僧。ここを出るまでは殺さないでおいてやる」
にっこり笑ってそう言われた。ああこれ俺が得するような理由ではないな、どちらかというと「死ぬより酷い目に遭わせてやる」って宣告に近い。
とはいえゴネてもどうにもならないことは学習済みなので、どうやったらここから出られるのか聞いてみた。
「15階までたどり着くか、呪力が切れたら終わる」
「呪力切れ?そんな危ないのここ」
「別に死ぬようなものではない。条件を満たすと呪力を吸う罠があるだけだ」
「ふーん?」
じゃあえげつない罠じゃなければどんどん引っかかった方が早く帰れるのか。体力とか頑丈さには自信があるし。小僧の知らないところでフラグが建つ音がした。
立ち止まっていても仕方がないので、奥の方に見えている次の階への扉へ連れ立って歩いていく。何故か道の途中に大きな壺がポツンと置いてあった。
「おい、そこの壺だ。ちょっと覗いてみろ」
「ええー…」
ぶっちゃけ嫌な予感しかしないけど、ここを知ってるのはコイツだけだからなぁ。
俺の肩くらいの高さがある壺の中を爪先立ちで覗き込む。薄暗くてよくわからないが、底の方にチラチラと明かりを反射する何かがある気がする。
「なあこれ何?底がよく見えねえし、なんか生臭いんだけど」
「小僧…オマエ本当に馬鹿だな」
「なんで俺いきなり喧嘩売られたん?…って、ちょっ!」
突然の罵倒に首だけ振り返って抗議していると、壺から現れた何かに引き摺り込まれてしまった。これやっぱり酷い目に遭うやつだな、知ってた。
◇
壺に潜んでいた触手に取り込まれた小僧は、腰から下を生やして悪趣味な盆栽のような姿になっていた。なんとか抜け出そうともがく足が空中でバタバタと暴れている。
「よし!」
小僧が無事にエロトラップにかかったことを確認した宿儺Pはガッツポーズを決め、肉肉しい壁の形を弄り腰掛けられるスペースを作る。完全に鑑賞の構えだった。
「小僧を殺してから無理やりここを出ても良かったが、壊してしまうには惜しい完成度だからな。特等席で無様を見られると思えばまあ妥協できる」
「何これ出られねぇ!宿儺、ちょ、引っ張って!!」
「ふん、ポップコーンとコーラがあれば尚良かったか。次から用意しよう」
「おーい、聞いてます?」
宿儺Pに文句をつけようとする小僧を無視するように、壺の中から追加で現れた触手がズボンとパンツを粘液で溶かしながら膝に巻きつき無理やりにガニ股開脚の体勢をとらせる。
「ギャーッ!待って、俺すっごい間抜けな格好になってない!?」
「ああ、見事に無様なガニ股を晒しているぞ。股関節を鍛えておいて良かったな、よく開いている。ついでに魔羅も菊門も丸見えだ」
「今いつもの強制ガニ股スクワットを柔軟トレーニングみたいに言ったか!?うぁ゛っ♡」
先端に細かい繊毛が生えブラシのように見える触手が、ピンクの粘液を纏わせて小僧のちんぽからケツ穴の表面にかけて擦っていく。敏感な部分に粘液を丹念に刷り込まれ腹の奥がみるみる熱くなり、ビリビリとした快感が背筋を駆け抜けて脳まで達していた。
「ひぅっ!?♡嫌だ、やだ、見えないの怖いって!これ何されてんのぉ、おっ♡」
「少し待て、今思い出す…ああ、あれだな。媚薬を塗り込まれて存分に扱かれるやつだ」
「思い、出してくれて、んぁ゛♡ありがとなぁ!ばかやろ、おぉおお゛っ♡なんか、にゃんか♡ぬるぬるしてる゛♡あ゛っ♡くる♡きぢゃう゛♡イグぅううぅああ゛ぁあ゛♡」
ブラシ触手に加えて細い触手がちんぽに絡みつき、射精を促すように根本から先端までを絞り上げた。媚薬で感度を無理やり上げられ触手に刺激されて、連続して絶頂し精液がどんどん吐き出されていく。視界が白飛びするような強い快感に憎まれ口を叩く余裕もほとんど無くなってしまった。
「あ゛ぁああ゛っ♡でてる゛っ♡イっでる゛から♡やべでぇ♡まだっ♡でてるのに゛♡ひぃ、ぉあ゛っ♡もぉしごかんでよぉ゛♡んぎぃい゛♡」
「よし!いいぞ!もっとだ!魅せてみろ性感触手!」
「ころ゛ずぅうう゛♡」
アクメの予感をアゲていく小僧。テンションをアゲていく宿儺P。ラストスパートとばかりに小僧のちんぽをシコる速度をアゲていく触手。下品なガニ股ダンスフロア(ダンサー1名)のボルテージは120%を超えた。
「もぉでない゛♡ふ、ぅう゛♡むり♡どめ゛で♡あ♡やだ、でるっ♡でるってば♡やだぁああ゛♡しゃせいじゃないのぐるぅ゛♡お゛っ♡んぉお゛♡ほぉお゛おおぉおお゛~~~っ♡」
「“成った”な…」
何度もイかされた小僧のちんぽからついに盛大に噴き出した潮は、噴水の様相を呈しあたり一面に降りかかる。
小僧の潮吹き絶頂余韻のオホ声、尿道に残った潮が漏れ出る音、宿儺Pの拍手、壁から出る蒸気の音が四重奏を奏でていた。
◇
盛大に潮を吹いた後に奇妙な壺から解放された俺は、次の階への扉の前で少しだけ休憩する。絶頂後の体が酷く重くてだるい。足を投げ出して床に座り込んだ。
「あ゛~~~クソ…で、何これ。どういうこと」
「エロトラップダンジョンだ」
「は?」
「だから、エロトラップダンジョンだ。二度も言わすな痴れ者が」
この場合の痴れ者は絶対オマエの方だろ。
えろ・とらっぷ・だんじょん。あーはいはい、高専に来る前のクラスメイトとのエロ談義で何となく聞いたことある。あれね。
「…いやマジで何してくれてんの。俺の中に変なモン作らないでくれる?」
「は?オマエの中じゃないが?俺の生得領域なんだが?」
「今の所在地は虎杖ハイツでしょーが!俺は大家さんだぞ!!」
「うざ」
くそ、コイツ耳くそほじってやがる。
納得いかねえ。物理的に俺の体内にあるわけじゃないだろうけど、気分的にすごい嫌。ここを脱出したら絶対に改めて文句言ってやる。
「じゃあ呪力が吸われる条件ってなに、そういうこと!?」
「そういうことだな。極めると吸われる」
「クッソ悪趣味じゃん!15階まで行くかイき死ねってことかよ!」
「だから別に死なん。ちょっと頭が、あ~…愉快なことになるだけだ」
「それを愉快って思えるのオマエだけだからな」
こんなもん生得領域に作ってたってことは、俺に使うつもりだったってことだろ。というか俺が巻き込んだから宿儺もいるってだけで現在進行形で使われてんじゃん。今日呼ばれた時のあの満面の笑みの理由がわかってしまった。訴えたら100%勝てそう。
「は~~~…まあいいや。オマエが作ったんならどこに何があるかわかるだろうし、ちゃっちゃと15階まで行ってこっから出ようぜ」
「いや、わからん。この間オマエと呪言の餓鬼がやっていたゲームとやらを参考にしたからな」
「…もしかして風来のシレンのこと?エロトラップダンジョンをローグライクにしちゃったん?」
「構造や配置は毎回変わる。だからどういう罠があるかは知っているが、各階層でどれが来るかは俺にもわからん」
「宿儺ってさ…実はめちゃくちゃ馬鹿なの?」
頭を勢いよくはたかれた。首がへし折れるかと思う強さだったが、探索終了まで殺す気はないというのは本当らしい。
はたかれた場所を両手で押さえて悶えていると、痛みが薄れるにつれ腹の奥が熱いことに気づいた。
「んぅ…っ?♡」
なんだろう、何かがおかしい。快感が散っていかない。最初はさっきの潮吹きアクメの余韻かと思っていたけど、治らないどころか全身に漂う熱がじわじわと強くなっていく。
「う、ぁ…♡あのさ、宿儺。なんか変、なんだけど…っ♡からだ熱い…♡」
「うん?ああ、そこの壁から噴き出している煙に催淫作用があるからな」
「んぇ、ぁ♡そっかぁ、さいいん…♡──はあ!?催淫!?」
身体の熱さに比例してどんどん削られていく思考が、聞き逃せない単語で一気に現実に引き戻された。
「催淫ってアレ?なんかエッチな気分になるやつ!?」
「多分オマエの言うそれだ。ほら、熱いというのはここだろう」
気づくと宿儺が目の前にしゃがみ込んでいた。ヤンキー座りって平安にもあったんかな…ていうか今更だけど俺、さっきのでズボンもパンツも溶かされてフルチンじゃん。そんなことを考えていると。
カリ、と。同じ肉体のはずなのに俺とは違う尖った爪で、丸見えになった下腹、生え際より少し上のあたりを引っかかれる。…全身からどばっと嫌な汗が吹き出した。ぼやけていた快感の輪郭を丁寧になぞられるような、その形を明確にされているような。
カリ、カリ、と。同じところを繰り返し引っかかれている。腹筋が勝手にぴくぴくと動いていた。これは駄目だ、何がかはわからないけど取り返しがつかなくなる気がする。
「ふぅ、ふ…っ♡す、すくな。それ、イヤだ、止めて」
爪の動きに絡め取られていた視線を引き剥がし、制止しようと見上げた先の宿儺の首。鎖骨に沿って一筋汗が流れている。常に偉そうな涼しい顔のコイツが汗をかくなんて珍しいと、意外に思って首から顔に視線を移す。
うっすらと赤い頬。いつもより水気の多い瞳。吐く息は熱く、俺の呼吸と同じ速さで──
「オマエもしっかり効いてんじゃねーか!!!」
自分も催淫ガスを吸っていたらしい宿儺は「当たり前だろう。半端な効き目では作った俺の沽券に関わる」と何故か誇らしそうにしていた。本当になんで?
やっぱコイツえげつないアホなんじゃないの。不安だらけの探索がスタートした。
◇
1F【探索中】
……
[小僧]【◆状態異常:催淫】
触手壷に逆さまに上半身を取り込まれ、無様なガニ股ポーズで拘束されてしまった!刷毛触手に媚薬をクリに塗られ続けた後、細い触手に容赦ないクリしごきでトドメをさされ、噴水のような潮吹き絶頂をさせられてしまった!
……
[宿儺P]【◆状態異常:催淫】
階層全体に催淫ガスが充満している!
……
小僧 /HP480(500-20)
宿儺P/HP800