〜アリスとミクのss講座〜

〜アリスとミクのss講座〜




・はじめに

 

どーも!アリスちゃんだよー!

 

どうも、ミクです。

さてさて、本編では大変な展開が繰り広げられてる……って書かれてるけど、そこは一旦置いとこうか!

それを言い出したらキリがないですからね。本編前、間、後、あるいは別次元。ご自由に解釈していただけると幸いです。……と書かれてますね。……というか、私たちにいきなりssの講座の代理を依頼するなんて……どうやって依頼したか分からないし、なぜこんな回りくどい形式を取ったんです?箇条書きで並べてまとめるだけで良かったんじゃ……

んーと…そこは、折角ssのポイントを教えるんだから、文章もss形式の方が分かりやすくて、面白いんじゃないかっていう意図がある、って書かれてるよ!

……それで分かりづらい、つまらない話が出来たらどう責任取る気なんでしょうかね……

……ミクちゃん、やっぱり私たち以外には辛辣だよね……

もちろん、ssを書き始めて数週間の下っ端が作ったものなので、あくまでも参考程度に。また、全てができなくても良いssは書けるので、やらなきゃいけないとは思わずに、あくまでアドバイスとして聞いてね。と、書かれていますね。

うーん…まあ、許してやってねー!

……では、さっさと本題に行きましょう。こういうのはテンポが大事だと、データベースにも書かれています。

うんうん、行ってみよー!


・本題

大切な部分は『 』で囲ったり、太字にしています。

─テーマ─

ssを書き始めたい人に

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なるほど!『興味があるから一度書いてみたい!』って人とか、『アイデアはあるけど書き始め方が分からん!』って人に向けて話していくわけだね!

……どうやら、著者が本編を書いたときの体験談や実例も交えて解説するようですね。


ポイント①:ストーリーの構成

ポイント②:登場キャラクターへの「愛」

ポイント③:「とりあえず書いてみる」とはどういうことか

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ポイント①:ストーリーの構成

ストーリー……と言うと大層な感じに聞こえますが、要するに『話の流れ』ですね。

まあ、そこが無いとぐちゃぐちゃになっちゃうからね?でも、一つ一つ決めてくのって難しそう……

ここで大事なのは、何よりも『始めと終わり』ですね。どんな人がどんな場所から、どんな内容で始めるのか。そして、最終的にどんな状態で話を終えるのか。これをしっかり決める必要があります。……逆に言うと、『その間の展開は今決めなくても良い』と思っています。この辺りはポイント③で話しますね。

ふむふむ……どうやら、『全体のストーリーの始まりと終わりをまず決めて、そこから大事な場面をss一つ分で区切って、始まりと終わりを決める』のが良いみたいだね?まず、一つの物語がどう始まって、どう終わるか決めて……それから、最初の場面がどう始まってどう終わるか決める……みたいな感じで、『ちょっとずつ区切っていく』のが大事みたい!

……先程言ったように、先に場面の細かい展開を決める重要性はあまりないので、『始めのうちは全体のストーリーの始めと終わりさえ考えれば後はssを書くたびに決めたらいい』と思います。もし、ss一つで終わるような文量でも、始めと終わりを決めるのが大事ですね。

どうやら本編の「共鳴り」を書き始めたときも、雪山でミクちゃんと私が出会う始まりの展開と、終わりの展開しかあんまり考えてなかったらしいよ!

そのまま第一部の一作目を書こう、となって始めて、洞窟でアリスさんに起こされる始まりと、私がアリスさんと雪山で生きていく決心をする終わりを考えたらしいですね。───こうした具体的な始まりと終わりがあると、途中で話を盛り込んだとしても、脱線せずに話を繋げやすいし、繋げられる話を思いつきやすいそうです。物語をちゃんとした形にするために、必要不可欠なポイントのようですね。

まあ、言われなくともそりゃそうでしょ、って気もするけど……まあ、コツも含めて紹介したので見直してみてね、ってことで!

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ポイント②:登場キャラクターへの「愛」

……愛?まあ、誰かを好きになることは大事だよね!

……まあ、それは私も同意ですが。これは、ssに登場させるキャラクターに対して、『性格や背景他キャラとの関係など様々な面をちゃんと理解しておく』、ということだそうです。既出のキャラクターに対しては、しっかり設定を確認したり、実際に登場したストーリーを読んで、理解を深める必要がありますし、新しくキャラクターを出すなら、その性格や背景をちゃんと決めておいた方がいいです。

んー……これに関してはさっさと具体例を出した方がいいかな?ということで、書き始めたときのミクちゃんと私の設定をまとめてみたよ!


アリス39号(ミク): 量産型アリスの一体。分析癖が強く、判断力がずば抜けている。だが、感情が絡むと処理が苦手。礼儀正しく、冷静な言動も多いが、オリジナルに負けないぐらい優しい心をもつ。目が覚めた時には雪山に棄てられていた。自分を拾って助けてくれたミク(アリス)のことが大好き。

ミクさん(アリス): 雪山で暮らす謎の少女。驚くぐらい明るくていつでもポジティブ。更には何でもできる超ハイスペックガール。しかしその正体は闇を抱えた「非正規」のアリスで、いろいろひどい目に合った過去を持つ。39号(ミク)のことが大好き。


……!お互いに大好きって書かれてるよ!これがそうしそーあい、ってやつ?

……違う気はしますが、まあそれでいいです。……それにしても、ちゃんと、という割には、私たちの過去の背景は、結構雑に決められてますね?

そうだね。ミクちゃんの「裏組織との取引中に迷い込んだ」とか、私の「プロジェクト・サーバント」みたいな具体的な設定はだいたい、そのときそのときの思いつき、っていう側面が強かったらしいよ?『あまりにも具体的な設定は後回しでいいから、とにかくキャラクターの人物像を完成させておく』ことを重視してたみたい!

これをあらかじめやっておくと、キャラクターの心情描写をするときとか、それこそ会話をするときにおいて、不自由なくスムーズに書けるようになります。キャラクターが大事になるssも多いので、やっておいて損はないと思います。

───あ、でも一つ補足しとくよ!既出のキャラクターの理解をー、っていうくだりがあったと思うけど、『キャラの出番が少なくて分からなーい!』っていうときがあるんだよね!

本編の共鳴りで言うと、コクリコさんがそれにあたりますね。その場合は、最低限の要素は踏襲しつつ、こんな人かな、という『個人の解釈』で保管する必要があります。『既出キャラとオリジナルキャラのちょうど中間』、というイメージですね。

 もちろん、他の人の解釈や後々の追加の設定と『解釈違い』ができちゃうときもあるけど……まあ、ssを書く上での定めだね……

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ポイント③:「とりあえず書いてみる」とはどういうことか

ssを書くときに限らず、何か物語を書きたい!となったときは、『とりあえず書いてみるといい』と言われることも多いみたいですね。……結論から言うと、筆者もその意見には『賛成』みたいです。

ストーリーを考えた後、「どんな内容を書こうかな……」って2か月考えてても何も浮かばなかったらしいのに、いざ書き始めてみたら2、3週間でクライマックスだもんね!

……ですが、肝心の書くきっかけが難しいのも事実だと思います。なので、ポイント①と②も踏まえて、著者が本編を書き始めたときの実体験と共に、解説していきます。分かりやすいように、お互いの名前の呼び方も少し変えますね。


まず、私たちが出会う始まりと物語の終わりを考えて、ざっくりと途中の出来事をまとめます。ミクさん(アリス)の過去を明かすタイミング、大清掃のタイミング……まあ、それぐらいですかね?

そしたら、まずは最初の場面。最初に39号ちゃんとミクさん(アリス)が雪山で出会うっていうのは決めてるから、「どうやって」出会ったか決めたの!今回の場合は、39号ちゃんが棄てられてるところをミクさん(アリス)が拾った、って感じだね!

始まり方が決まったので、予定している物語の終わり方や付けたい設定から考えて、仲良くなって一緒に生活するようにしたい、となりました。なので、今回のssは、何も知らない39号が、ミクさん(アリス)に心を許すところをゴールにしよう、と、ssの『始めと終わり』を決めたわけです。

……そしたら、39号ちゃんに状況を説明する場面と、ミクさん(アリス)が39号ちゃんを説得する場面が必要になったね!こんな感じで、始めと終わりをちょっとずつ作っていくと、勝手に『間の必要な場面が出来ていく』の!これが、ポイント①で『間の展開は決めなくても良い』って言った理由だね!


……さて、まずは「39号にどんな説明をするか?」を考えます。もちろん、39号が遭難していた、と伝えるだけでもいいですが……「なぜ正規品がこんなところに?」っていうところに筆者は引っかかったようです。そこで、「39号は運搬されている途中だった」という背景を追加しました。

次に、「39号ちゃんをどう説得するか?」ってなったんだけど……ちょっとひどい考え方だけど、生きる希望を与えるために、あえて現状を絶望的な状態にしよう、ってなったの。そこであれこれ考えて……思いついたのが「裏組織との契約取引」、だね。

先程、「39号が運搬されていた」と決めましたが、「なぜこんなところが運搬経路に?あるいは、なぜ誤送先がこんなところに?」という疑問が新しくできていたので、そこにも辻褄を合わせられるようにした感じです。


さてさて、ここまで考えた筆者さんだけど……ここの裏組織の設定を考えた辺りで、閃いたらしいよ。ミクさん(アリス)の設定に、「闇を抱えている非正規のアリスで、ひどい目に合っていた」っていうのがあったから、「裏の世界に関わってた」、ってことにして、いっそのこと、そういった裏組織の事情をガンガン出していく方針で展開のテーマを統一しよう、ってなったの。

……こんな感じで、『作っているうちにテーマが出来ていく』、『あれこれ考えた設定が偶然噛み合う』、といったことも、割と少なくありません。しかし、さっきみたいに設定をあれこれ考えるためには、キャラクターへの理解や設定が不可欠です。なのでポイント②のように、『キャラクターの性格や背景を理解しておく』必要があったわけです。

逆にポイント②がある程度できてたら、思いきって書き始めてみた方がアイデアが浮かぶ』かもね?……さてと。どんな場面にするかも決まったから、あとはそれに合わせて私たちに会話させたり、描写を入れたりして完成だね!ここでもポイント②で決めてたキャラクターの人物像が活きてくるわけなのです!

そうして出来上がったのが、「【共鳴り】─起─ ①」だった…ってことですね。……あ、見ていない方向けにリンクを貼っておきますので、参考資料としてご活用ください。


https://telegra.ph/共鳴り起-10-01-2


……宣伝?すてるすまーけてぃんぐ、ってやつ?

……たぶん、違うと思います。……たぶん。



・さいごに

───皆様、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

『ストーリーの流れ』、『キャラクターの理解』、『とりあえず書き始める』……うん、これで少しは書きやすくなるかもね?

そうでなくとも、皆様がssを書く、あるいは書くことに興味を持つきっかけになれたなら嬉しいです。今回はそのために講座を作ったらしいですからね。

今回の講座に関して何か質問や不満点があれば、遠慮なくレスしたりしてね!

そのときは著者本人が答えると思います。というか答えさせます。

……あと、もし好評だったり、要望があったり、あるいは気が向いたら───今度は『ssを上手く書く』ためのポイントも書くかもしれない、って書かれてるね!

……あの著者さん、少し会話しただけでも分かるぐらいの気分屋なので、続きを自然に書くことに期待はしない方がいいですね……

そうだねぇ……

……余談にはなるんですが、本編の続きには時間がかかる、って書いてましたよね。

うん。毎週…がくせーじっけん?に追い回されて死にかけみたいだよ。

……なんでその状態で、数週間ssをすごいペースで書いたり、ss講座を作ろうとしたりしたんですかね……

あと、自作のコラ画像?っていうのに挑戦したいから余計に時間がかかるみたいだよ。

何を企んでるんだか……おっと。余談もこれぐらいの方がいいですね。キャラクターに筆者のことを語らせるのは興冷めしてつまらないと、データベースにも書かれていました。

……じゃあ、これぐらいでお開きにしよっか!

 

改めて、ここまで読んでいただいてありがとうございました。ミクでした。

 

アリスでした!またねー!






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