S.S.S. の形態
〈形態一例〉
これ以外にも形態はあり、火椿・陽彩はその全てを一つ一つ鍛錬し、実戦で運用できるようにしている。
〈人形形態〉
S.S.S.が火椿・陽彩の作った自動人形を模倣して得た形態。自動人形としての基礎能力である重力操作を保有しており、基本的に自立行動をとる際はこの姿になる。発声器官は無いが、"喉"に当たる部位の刀身を振動させることで人間の発生を真似しており、冷徹で冷静で執着深い声(?)を発する。全長は2.6m。
〈展開形態〉
見栄えが良い形態。十八本がバラけているので、手数が多いのが特徴。使用者の周囲を浮遊しているので、高速移動をするとおいて行かれることがあるのが欠点。
〈大剣形態〉
白と黒の極厚な大剣。合体機構魔剣S.S.S.の基本形態と言えるもの。重量が増えたので、バランス調整のために以前より柄が長くなった。何だかんだ一番使う事が多い形態であるらしい。全長は2.5m。
〈大刀形態〉
白と黒の大極刀。双剣形態の片割れに近しい似姿だが、ちゃんと十八本使われている。大剣形態を攻防揃ったバランス型とするなら、攻撃に割り振った剣の形態と言えるだろう。実は、魔力反射効率98%のウルヘイノ鋼を元にした特殊合金を取り込んだ為、その性質を上手く生かして「相手の魔術や魔力を逆利用しその性質と威力に乗じた」魔力刃を形成する為の形態。全長は2.7m。
〈大槍形態〉
白と黒の大真槍。近接武器として用いた際のリーチが最も長いので二番目に使われることの多い形態。全長は5.25m。
〈大斧形態〉
白と黒の大戦斧。あまり使われない。理由としては武器種として見た場合長いリーチと高い威力を変え備えているのだが、威力は何を使ってもあまり変わらない使い手である上より長いリーチの形態がある為である。全長は4.9m。
〈大鎌形態〉
白との黒の大鎌。柄頭に鎖を精製する事でフックとして用いられることが多いので、使用頻度はある方。鎌というよりかは錨に近い形であるのだが、「錨は武器ではないでしょう」という事で鎌となった。全長は3.5m。
〈大盾形態〉
白と黒の大盾。純粋な防御性能として見た場合トップクラスであるので、人を護る戦いが多い火椿・陽彩にはありがたい形態。使用頻度も高め。全長は2m。
〈大弓形態〉
白と黒の大弓。彼が保持する唯一の遠距離武装。霊的弦を都度精製し、弦を引く力に応じて威力と飛距離を増す性質があるので、射程距離と威力だけを見れば優れた遠距離武器である。何故かブーメランとして運用されることの方が圧倒的に多い。全長は3.5m。
〈大拳形態〉
白と黒の大腕部。籠手のようにも見える異形の前腕部であるが、左右どちらの腕とするかは調整出来る。火椿・陽彩の主な戦闘スタイルが徒手空拳であるので使いやすいと思われがちなのだが、実際は無手の感覚で扱おうとしてミスを誘発した。全長は2.5m。
〈双拳形態〉
白と黒の両腕部。籠手のようにも見える異形の前腕部を、両腕の形にしたもの。大拳形態より一撃の威力は落ちるが、連撃性能が高く、両腕を同じくらいの感覚で扱えるので大拳形態より使いやすかったらしい。全長は2.15m。
〈双剣形態〉
白と黒の大双剣。双剣、とはいうが、見てくれは片刃の大剣二振りといった感じである。(比較的)他の刃がある形態に比べて(二本に別れているので一本の重量が半分になっている)軽く、扱いやすいからか手数が居る時に使われることがある。全長は2.4m。
〈蛇腹剣形態〉
白と黒の大長剣。合体機構魔剣S.S.S.が主の意に応えて獲得した形態。刀身が幾つもの剣節に分割し、霊的弦によって接続したまま扱う事が出来る。火椿流決戦闘術の鞭術を扱う為の形態であるが、難度の高い武器形態であった為か習熟に手間取ったとか。全長は2.9m。
〈人刃一体形態〉
白と黒のヒトガタ。火椿・陽彩と合体機構魔剣S.S.S.が超常遺物〈顕現変身 ジンギ〉と共に一つとなった姿。S.S.S.の能力を最大限発揮すると共に、彼が持つ異能、ジンギの能力、それら全てを用いて邪悪を砕く必殺形態。殺傷能力が高さ故に触るモノ全てを傷付けてしまう山嵐じみた姿でもある。