Evil&P.U.N.K. サプライズ☆チャレンジ

Evil&P.U.N.K. サプライズ☆チャレンジ




https://telegra.ph/PUNKLive-02-14


前半部分です

以下本文


「はーっ、はーっ♡ すごっ♡ お腹たぷたぷだよ♡」

「僕も、もう」

「いっぱい出したもんね。えらいえらい♡」

 

抱きしめられて頭を撫でられた。

おっぱいに包まれて撫でられるなんて、まるで赤ん坊みたいだ。

恥ずかしくなって離れると、キスキルは唇を尖らせてから、まあいっかと言った。

 

「しっかしいっぱい出したね。ほらほらリィラ」

 

キスキルは脚を大きく開くと精液が溢れている膣穴をリィラに見せつけた。

リィラは覗き込んで

 

「うわぁ、沢山出したね。デキちゃうんじゃない?」

 

と呟いて指を突っ込んだ。

 

「ひぃっ♡ あっ♡ らめ♡ イったばっかり♡」

「あ、そうだ。ちゃんとアップで撮らないと」

 

リィラは持っていたスマホをキスキルへと向けた。

乱暴に精液を掻き出されているというのに、キスキルは気持ちよさそうにしている。

 

「だめだめだめ♡ イくぅぅぅぅぅッッッ♡♡」

 

キスキルが絶叫した。

仰向けに倒れ込んだ彼女は白目を剝いて打ち上げられた魚のようにぴくぴくと身体を痙攣させている。

ぷしぷしと音を立てて透明なおしっこのような液体をアソコから撒き散らしている。

リィラは指を引き抜くと、自分の手にかかったその液体と掻き出した精液を丹念に舐めとった。

 

「何を、してるんですか」

「何って、撮ってたの。君とキスキルのセックス」

 

そう言ってリィラはスマホの画面を見せてきた。

画面の中には僕とキスキルが映っていた。

キスキルに覆いかぶさっている僕は一心不乱に腰を振っている。

傍目から見たら女の子同士にしか見えないが、キスキルのアソコに突き刺されているグロテスクなアレが辛うじて男女の交尾だということを示していた。

スピーカーからは喘ぎ声と肉がぶつかり弾ける音が流れている。

 

「花形美少年役者のハジメテ暴走えっち。うん、再生数伸びそうだね」

「ちょっと、消して——」

「やだ」

 

スマホを奪い取ろうとするとリィラは高く掲げた。

僕が飛び跳ねて、リィラが避けて。

数回繰り返したところでキスキルが起き上がってきた。

体力を使い果たしているのか相当しんどそうに見える。

 

「キスキル起きたんだ」

「大丈夫、ですか? あとキスキルさんも、言ってください。動画消して、って」

「ああ、それね。ごめんね。今はまだ消せないかな。どうかなリィラ、上手く撮れてた?」

「うん。ばっちり」

「よかった。途中からそのこと気にする余裕なくってさ、心配だったんだよね。というかリィラ? あんなに乱暴にしないでよね。壊れちゃうかと思ったじゃない!」

「私だって愉しみたい。初物なら猶更」

「これから代わるところだったんだから、少しくらい我慢しなさいよ。それで、セアミン君はこの動画を消してほしい。リィラは消したくない。そうでしょ?」

 

僕とリィラ、二人揃って首肯する。

 

「なら、ゲームしようよ。大丈夫怖くないから」

 

リィラは呆れ顔だ。

 

「ゲームって、なんですか」

「なに簡単だよ。セアミン君のそのおちんちんでアタシとリィラ、ゴムを着けずに両方のおま〇こを百回ぱんぱんできたら消してあげる。勿論白いおしっこはぴゅっぴゅしちゃダメだよ?」

「エッチしろ、ってことですか?」

「そういうこと。何回チャレンジしてくれてもいいし、好きな時に好きな場所に呼び出してくれていいよ。今みたいにホテルでもいいし、アタシやリィラの家でもいい。なんなら公園でも。おっぱいを使ってもいいしお尻でシてもいいよ」

 

キスキルは人差し指をピンと立てて顔を近づけてきた。

 

「たーだーし! タイムリミットを設けます。それはアタシたちが妊娠するまで! それまでに達成できなかったらセアミン君の負け。この動画はアタシたちの好きにさせてもらいます」

「あと責任も取ってもらうから」

 

突然リィラが話に割り込んできた。

 

「責任?」

「私の彼氏にでもなってもらおうかな。でも、罰ゲームのときは妊娠してるわけだし籍も入れて貰わなきゃ。彼氏ってよりは旦那様かな」

「ちょっと、リィラだけじゃなくてアタシも、アタシも!」

「じゃあ二人の旦那様ってことで」

「オッケー! それ採用ね! どうかな?」

「わかり、ました。やります」

 

とにかく動画を消してほしくて、僕は二つ返事で答えた。

 

「「そうこなくっちゃ」」

「ちなみにアタシは女の子の日が来たの二週間前だし、暫くは安全だからガンガンヤっちゃってかまわないからね」

「私そろそろ危険日なんだけど」

「なら今日ヤっておあずけかな?」

「別に私は構わないけど」

「リィラはともかくセアミン君が構うでしょ。ノーチャンスなんて可哀想じゃん」

 

二人はガヤガヤと騒ぎ立てていた。

 

 

「あっ♡ イイ♡ もっとぉ♡ ヤバ♡ ボタン押したらみんなに見られちゃう♡ アタシとセアミン君の生交尾♡」

「だからって、押さないで、くださいよ」

「わかってるてばぁ♡ そんなに怒っちゃやーよ?」

 

キスキルがマウスに手を掛けようとしたので強めに突いたら、きゃん♡と大きな嬌声が上がった。

今日はキスキルとLive☆Twinの配信部屋でセックスしている。

机に上半身を乗せた彼女に僕が後ろから挿入する形だ。

肉襞がいかないでと出ていこうとするアレに吸い付いてくるのを無視して、無理矢理引き抜いた。

身体に流れていた快感が弱くなってようやく一息つけた。

しっとりと濡れている膣内は入れているだけで出してしまいそうなほどだ。

呼吸を整えて再びゆっくりと挿入する。

お尻の穴がひくひくと誘っていたので親指で撫でると仰け反った。

 

「ひぃん♡ セアミン君♡ 何時の間にそんなことぉ♡」

 

間髪入れずに再び奥を突くと、悲鳴染みた声が部屋に響いた。

 

「きゃっ♡ よくもやったなぁ?」

 

一際強く締め付けられたかと思うと、キスキルは自らお尻を動かしはじめた。

その動きは円を描くようなものだったり、前後にグラインドするものだったりと様々だ。

締まったり、弛んだりとあの手この手で搾り取ろうとしてきている。

少しでも動いたらあっという間に射精してしまうだろう。

 

「キスキルさん、それ、やめて♡ 出ちゃう、から♡」

「んー? ほらほら♡ 出すの我慢して動かないと♡ 百回ぱんぱんするんでしょ♡」

 

結局、その後一度も突くことができず限界を迎えてしまった。

 

 

「楽屋でなんて、君なかなか変態だね。呆れた」

 

椅子に腰を掛けた僕に跨りながらリィラが言った。

だが言葉とは裏腹に彼女はどこか嬉しそうな空気を醸し出している。

公演中にするのもどうかと思ったが、最早日課のようなものでシないと落ち着かないというのもある。

今日はキスキルは来ていない。

なんでも、少し気になることがあるそうだ。

女の子の日以外でしないのは珍しい。

危険日は避けてあげるね——とキスキルも最初のうちは気にしてくれていたが、一月も関係が続けば危険日も安全日も関係なくなっていた。

女の子の日だけは、僕が血が苦手というのもあってお休みにしてもらっている。

ヤったときは僕が気絶してしまって大変だった。

目を覚ました時には、キスキルもリィラも柄にもなくオロオロとしていた。

顔を真っ青にしたリィラと下半身を血塗れにして半泣きのキスキルに心配したんだよと抱きしめられた時は、この人たち案外悪い人じゃないんだなと思ったくらいだ。

そのあとシーツに出来ていた血溜でまた気を失いかけたのだが。

 

「しっかし、また女物の服だね。いつも着てない?」

 

身体を揺らしながらリィラが言う。

 

「好きなんです。女物の和服」

「下着も?」

「流石に、下着は。女役の時、だけです。うっ♡」

「ふーん、そうなんだ。形からってわけなんだ。プロだね。おっぱい吸う? 好きでしょ?」

 

目の前によく育ったおっぱいが差し出された。

話の繋がりが全く分からなかったが、せっかくなので頷いてから乳首に吸い付く。

顎を使って舌で硬くなった乳首を転がす。

 

「んっ♡ 吸い方がえっちだね。君みたいな歳の子がしていい吸い方じゃないよ?」

「ぷはっ、誰が、そんなふうに、したんですか」

「私たち——かな?」

「悪びれないで、下さい」

 

再び乳首を口に含むと犬歯を立てて噛みついた。

リィラの口から甲高い声が漏れた。

アレを包んでいる肉が締め上げてくる。

 

「ごめんって。ムキになってるのもかわいいよ?」

「うれしく、ないです」

「そういうとこ。かわいいなぁ本当に」

 

不貞腐れたように口を尖らせるとリィラはころころと笑った。

抗議の意味を込めて膣奥を力いっぱい叩く。

 

「ひんっ♡」

「随分と、かわいらしい声が、出るんですね」

「そうだよ。悪い?」

「いいえ。かわいいと、思います」

 

君に言われてもなあ、自信なくすな——とリィラは小さく呟いた。

口角が上がっているところを見るに悪い気はしていないのだろう。

リィラは身体を揺すってアレの先端を奥に擦り付けている。

じっくりと味わっているのだろう。

この動きは僕としても甘々な感じがして嫌いではない。

 

「さて、お喋りはお終いだよ。なるべく長く頑張ってね」

 

リィラの動きがゆったりとしたものから激しいものへと変わる。

突然の緩急の切り替えにあっという間に限界を迎えて膣内を精液で溢れ返した。

 

「あーあ、残念。まだ先は長そうだね」

 

僕の上から降りたリィラは背伸びをしながらそう言った。

内腿には吐き出した精液と愛液が伝っている。

 

「相変わらず量は凄いんだね。こんなに溢れちゃってる」

 

流石にそのままにするのもどうかと思い、目の前の机にあったティッシュを何枚か抜いた時、がちゃりとドアから音がして誰かが入ってきた。

 

「忘れ物、忘れ物っと。あれ、セアミンまだいたの?」

 

入ってきたのは双子の姉——ディアノートだった。

瓜二つと言っても過言ではない顔が僕に向けられる。

まずい、見られた。

どう言い訳しようか考えていると、どうしたのと声を掛けられた。

 

「またぼーっとしちゃって。何かあった?」

「え、ううん。なにもないよ。ちょっと寝てただけ」

 

当たりを見渡すとリィラは何処かに消えていた。

とりあえずこの爛れきった関係がバレたわけではなさそうだ。

太腿にこそばゆい感触が走る。

机の下を見るとリィラが僅かな隙間に入り込んで悪戯っぽく笑っていた。

彼女は人差し指と親指で輪っかを作ると口を開けて舌を出した。

そのまま、まだ愛液と精液で濡れているアレを口に含んだ。

 

「んっ♡」

「どうしたの? 本当に大丈夫?」

「大丈夫、だから。忘れ物、あったの?」

「んー、このへんだと思うんだけど」

 

リィラは音こそ立てないものの、激しく攻めたててくる。

舌はカリの裏をなぞるように移動し、拭い去っていく。

リィラは口を離すと裏筋に舌を這わせる。

目をきつく閉じて快感に耐える。

指を噛んで声が出ないようにする。

 

「~~~ッ♡」

「んとえっと——あった! あったあった。セアミンあったよ」

 

リィラが再びアレを口に含んだ。

今度は尿道へと舌を捻じ込もうとしてくる。

これをやられるとすぐに射精してしまう。

間違いなく僕の弱点だ。

 

「よかった、ね。遅く、なるまえにっ♡ 帰ったほうが、いいよっ♡」

「うん、そうするね。ところでセアミン、何かこの部屋変な匂いしない? なんかこう——」

「さっき! 寝ぼけて、飲み物零しちゃった、から♡ それじゃ、ないかな?」

 

ディアノートはそうかなと怪訝な顔をしたが、まあいっかと言ってドアの方へと移動した。

そしてドアの向こうに半身を隠しながら、

 

「セアミンも早く帰ってくるんだよ? あんまり遅くなると危ないからね。襲われちゃったりするかもしれないんだからね」

「それは♡ ディアノートも、だよ♡」

「そうだね。じゃあお先にね」

 

パタンと音を立ててドアが閉まる。

同時にリィラの口の中へと勢いよく射精する。

リィラは喉を鳴らして口内のものを飲み込むと、机の下から四つん這いになって出てきた。

 

「今の子、君のお姉さんなんでしょ。びっくりしたね」

「誰の、せい、ですか」

 

完全に腰砕けになって立てそうにもなかった。

リィラも僕が立てないのを理解したのか、くすくすと笑った。

 

「ごめんね。お詫びに帰り道は私が抱っこしてあげる。お姫様がされるようなやつ」

「——結構、です」

 

 

二人から呼び出しがあって向かった先は、初めて彼女たちと会った喫茶店だった。

あの時と同じ席に座り、同じ珈琲を頼んで飲んだ。

今度はあの時ほど苦くはなかった。

 

「前は顔を顰めてたのに、今は平気なんだね」

「成長、したんです」

「あー、それなんだけど」

 

ばつが悪そうに二人が目を逸らす。

 

「ごめん、薬盛ってた」

「ハァ!?」

「すごく苦かったでしょ? あれ、薬のせい。本当にごめん」

「じゃあ、倒れたのも?」

「あれは違うよ。アタシたちが盛ったのはただの媚薬だから、倒れたのは純粋にセアミン君の過労だよ。実はリィラがセアミン君のファンでさ。ずっとお近づきになりたいって言ってたの。それで街で見かけたからつい声掛けて、たまたま手元に使う予定のない媚薬があったから——ってわけ」

「ちょっと! キスキル!」

 

勢いよく立ち上がったリィラがキスキルに詰め寄った。

思わず吹き出してしまった。

 

「まったく、酷い人たち、ですね」

「いやまあ、それに関しては本当に全くもうおっしゃる通りで」

「絶対、許さない、ですから」

 

言葉とは裏腹に僕の顔は緩んでいる。

二人も僕が怒っていないことが分かったのか、くすくすと笑った。

 

「そうだね、ちゃんと責任とるから」

「だから、これあげる」

 

テーブルの上に一台のスマホが差し出された。

例の動画を撮っていたものだ。

 

「ちゃんとSDカードも入ってるよ。クラウドにも上げてない。正真正銘データはここにあるだけ」

「でも、まだ、百回できて、ないです」

「あーそれに関してはね——」

「キスキル、まだそれは秘密」

「そうだね。やっぱりまだ言えないや。とにかく受け取って?」

 

達成できたわけでもないのに受け取るのには抵抗があった。

けれども、ここで受け取らないのも彼女たちに悪い気がする。

きっと二人で散々話し合って決めた事だろうから。

 

「はい、確かに、受け取りました」

「うんうん。今までごめんね。あ、でもその動画オカズにしちゃダメだよ?」

「しません!」

 

袖にスマホをしまった。

たぶん動画を撮った理由も僕との関係を繋ぎ留めたかったとか、そういうことだろう。

ちょっと自意識過剰かもしれないけれど。

 

「ところで、それ飲み終わったら行こっか」

「行くって、どこへ?」

「勿論ホ・テ・ル。あ、でも今日はエッチはなしね」

「私も、今日はなしで」

「どうしてですか?」

 

二人とも女の子の日はまだ早いはずだ。

 

「ちょっと気になることがあってね、セアミン君にも確かめてもらいたいんだ」

 

キスキルはテーブルに頬杖をつきながら笑顔で言った。

リィラも頷く。

 

「僕に、ですか」

「そう、君に」

「はあ。なんですか? その、確かめて、ほしいものって」

「それはヒミツ」

 

残った珈琲を一息で飲み干して、ホテルへと向かった。

前と同じ部屋をとったようで、キスキルは懐かしいねと忙しなく部屋中を見て回っている。

促されたのでベッドに腰を掛けると、右隣にキスキルが、左隣にリィラが座った。

二人揃って僕へとしなだれかかってくる。

 

「いやー、色々あったし色々シたよね、アタシたち」

「うん。初めて会ったときは君がこんな変態さんだとは思わなかった」

「変態って」

「お姉さんの前でフェラしたり」

「それは、リィラさんが、自分から、したんです」

「そうだったかもしれない」

「アタシはそういうのなかったよ? いつもホテルかアタシたちの家だったし」

「家の外は、流石に、駄目だと、思います」

 

僕たち、有名人です、から——というとキスキルは優しく頭を撫でてきた。

抵抗せずに頭を差し出すともっと撫でてくれた。

 

「うんうん。セアミン君はやさしいね。でも、二人とも一つだけ今でも怒ってるのがあるんだからね」

「キスキルあれは——」

「湯舟の中で出すだけ出してそのまま掃除もせずに出てきたら怒るに決まってるでしょ。危うくそのまま浸かるところだったんだから!」

「ごめん、なさい」

「——確か前も謝ったよね?」

 

三人で笑った。

ところで——とキスキルが話題を変えた。

 

「確かめてほしいんだよね」

「ここで、ですか? なにを?」

「んーここだと流石になー」

 

トイレはどうとリィラが訪ねると、トイレに狭いから三人はちょっととキスキルは難色を示した。

一体何をするつもりなのか見当もつかない。

 

「じゃあお風呂は?」

「やっぱりそこしかないか」

 

諦めたように二人は肩を竦めた。

結局三人で浴室へと向かった。

脱衣所で脱いでいると後ろから抱き着かれた。

冷たい手で胸をさわさわと弄られる。

視界の端に蒼髪がちらりと見えた。

 

「ん♡ やめて、ください♡」

「まるで本物の女の子みたい。こっちがなかったらわからなかったかも」

 

そう言ってリィラは股間へと手を伸ばそうとしたが、キスキルによって止められた。

 

「ほーらやめなって。それやったらセアミン君もリィラも我慢できなくなるでしょ」

 

リィラは渋々といった様子で離れた。

それを見届けたキスキルは床に置いた鞄の中身を漁りだした。

立ったまま腰を曲げて前屈姿勢になって、お尻を突き出す形で。

当然、デリケートなところが丸見えなわけで。

ほんのりと濡れた割れ目は幾度となく僕を受け入れたとは思えないほど綺麗なサーモンピンクをしている。

ゆらゆらとお尻が揺れて誘われているかのようで、目が離せない。

 

「えっち」

「えっち、って」

「気持ちは分かるけどね。自分のオンナがああやって挑発するようにお尻を振ってるんだもの。私だってムラムラしちゃうよ。でもね、キスキルのあれは無自覚の天然だよ?」

「リィラさんのは、違うんですか」

「私がやるならね。見たい?」

「そんなわけ、ないです」

 

そっぽを向くと背後からリィラに抱きしめられた。

先程のように身体を弄るわけではなく、優しく壊れ物でも扱うかのように。

 

「いいよ、今度やってあげるから。ああ、でもひょっとしたら——」

「ねえねえ二人とも何の話してるの」

「なんでもない」

「なんでも、ないです」

「ふーん? 変な二人。ところでセアミン君に確かめてほしいものってこれなんだ」

 

キスキルは僕の目の前に中心部に小窓のようなものがある細長い棒を差し出した。

胸を張ってキスキルは続けた。

 

「これはですね、妊娠検査薬です。実はアタシもリィラも、直近の女の子の日が来てないんだよね」

 

さっと血の気が引いた気がした。

こんな日が来ることは分かっていたのだが、わざと気が付かないように目を背けて、心の奥底に仕舞い込んでいたのだ。

それを無理矢理表舞台に引き出されて、動揺しないはずがない。

 

「おしっこをかけて一分待つとデキてるか分かるんだよ。でも判定自体は十分ももたなくてね。実物を見せるには目の前でやるしかないかなーって、リィラと相談して決めました。なので今日はセアミン君監視のもとこれを使おうと思います!」

「大丈夫? 顔青いよ」

「平気、です」

「平気に見えないから聞いてるの」

「本当に、大丈夫、です」

「ならいいけど。じゃあ浴室にいこ?」

「さっき渡したスマホも持ってきて」

 

急いで服からスマホを取りだすと、二人に手を引かれて浴室へと向かった。

目の前には紅髪と蒼髪の美人二人が、一糸纏わない姿で大股開きになって直立している。

片手には妊娠検査薬を握りしめ、もう片方の手は股間に添えられていて、人差し指と中指で秘所を大きく広げている。

羞恥からか二人とも顔は薄らと赤くなっている。

さっき受け取ったスマホで、僕は二人の姿を録画している。

 

「やば♡ 見られてると緊張しちゃって♡」

「でも、見られながらってものイイかも♡」

 

そう言ったリィラが身震いする。

膣穴からぽたりと音を立てて粘性の高い体液が床に落ちた。

 

「きたきた♡ 見ててね、アタシの一番恥ずかしいところ♡」

「私も♡ ちゃんと撮って♡」

 

じょろ。

じょろじょろ。

じょろじょろじょろ。

割れ目から溢れた黄金水は検査薬に当たって四方八方へと飛び散った。

十分と判断したのか二人は検査薬を引っ込めたが、勢いは止まらない。

 

「やだっ♡ 止まらない♡」

「私も♡ いっぱいでてる♡」

 

二人の足元へと黄金色の水溜まりが形成されていく。

じょろじょろじょろ。

じょろじょろ。

じょろ。

勢いを失った噴水は太腿を伝って、止まった。

 

「あは♡ 見られちゃったぁ♡ セアミン君に私のおしっこ♡」

 

恍惚とした表情を浮かべてキスキルはぺたりと湯気を漂わせている水溜まりの上に座り込んだ。

何故かなかなか立ち上がろうとしない。

 

「腰抜けちゃった? わかるよ、すっごく気持ちよかったもんね」

「うん。立てないや。ねえセアミン君これ、見てて」

「私のも」

 

二つの妊娠検査薬を渡される。

結果が出るまでの一分、気が気ではない。

じっと目を閉じて待つ。

浴室中に蔓延するアンモニア臭も、キスキルの発情しきった吐息も、リィラの気遣う声も、今の僕には響かなかった。

永遠とも思える時間を耐える。

 

「そろそろじゃない?」

 

リィラの声で現実に引き戻された。

覚悟を決めて瞼を開く。

検査薬の小窓には二本の線があった。

先程まではなかった。

もう片方も同じだ。

二人に見せる。

 

「これって——」

「あはっ♡ おめでとセアミン君♡」

「一度に二人なんて欲張りだね、君は♡」

 

嬉しさと苦しさが入り混じったものが押し寄せてきて、ぐちゃぐちゃになっていく。

二人は嫌いではないし、惹かれているし好きなのも違いない。

けれどもまだ僕は十●歳なわけで——。

よくわからない感覚に立ち尽くしていると、ふらふらと覚束ない足取りでキスキルが、リィラが両側に抱き着いてきた。

 

「これからもよろしくね! マイダーリン♡」

「私もよろしくおねがい。旦那様♡」

 

ぎゅっと両腕を抱きしめられる。

二人は嬉しさを全く隠していない声色で言った。

 

「「げーむ・おーばー♪」」

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