12回目
10歳の時に悪魔の実の能力で18歳の肉体を手に入れ、18歳以降は肉体も精神も成長しなくなってしまったドフラミンゴ。
その影響で見えている自覚はあるが現実との区別がつかない幻覚に悩まされ、精神をすり減らしつつ生きていた。
14歳から海兵となっていたが、本部にいる妹・ロシナンテのことは家族への執着がないため極力避けていた。
本部からの指示で自らが所属する北の海の支部から『平和な土地』へ調査しに行った海兵が行方不明となったことから、ドフラミンゴは『平和な土地』について調べるために自ら進んで本部へと赴く。
そこで新たに知り得た情報は「世界政府と繋がりのある加盟国なこと」そして「『平和』とは名ばかりである噂があること」のみだった。
これ以上本部で知れる情報はないと判断したドフラミンゴは、単身で『平和な土地』へ乗り込むことを決意。
一方で本部へドフラミンゴが来ていたことを知ったロシナンテは急いで後を追うのだった。
ドフラミンゴから5日遅れて『平和な土地』へ着いたロシナンテは、すでに3日火炙りをされ続けていたドフラミンゴを発見する。
肉体よりもトラウマからの精神的ショックの大きいドフラミンゴを見てロシナンテはショックを受けるが、そこへ新たな獲物を見付けたとでもいうように10人のモブに囲まれてしまう。
少し怪我を負いながらも新たに現れたモブたちも蹴散らして船へと戻った2人は、軽傷なロシナンテが本部のセンゴクへ連絡を取り、『平和な土地』に関わりのない者を派遣してもらうことにした。
治療や精神的ケアをしつつも、センゴクへの連絡が盗聴されていたため『平和な土地』のモブから執拗に追われ続けていた2人だったが、無事に本部の者と合流し、そのまま2人は本部へと向かう。
本部へ戻った2人にセンゴクは、『平和な土地』へ近付かないように言うが2人とも納得せず、監視も兼ねてドフラミンゴも本部へ置くことに決める。
『平和な土地』での出来事や、幻覚によるショックで精神的にボロボロなドフラミンゴの元へ、とある支部から来た海兵が声をかける。
それはかつてドフラミンゴに能力をかけた男であり、ドフラミンゴは嫌悪感を露わにする。
その反応が気に入らなかった男は興味をなくして立ち去り、ドフラミンゴはセンゴクより与えられた休暇が明けてからその男について本部で調べることにした。
男がどこに所属していてどういった能力なのかわかったドフラミンゴは、再び単身で支部へ乗り込みに行く。
ロシナンテはそれに気付けたが、追っている途中で見失い、ロシナンテの不在に気付いたセンゴクと連絡を取り合って支部へと向かう。
支部へ着いたドフラミンゴは海兵たちに身体検査などをされていた。
中略 – Telegraph(R-18)
支部まで来たロシナンテは部下と別行動を取ってドフラミンゴを探し、先に部下がドフラミンゴを発見する。
しかし部下は海兵たちに攻撃され、遅れて現場へ着いたロシナンテはドフラミンゴの現状にショックを受けている間に部下と同じように攻撃されてしまう。
妹に見られたショックで無抵抗状態となったドフラミンゴだったが、ロシナンテが自信を救おうとしていることに気付き、部下と共に去るように怒鳴る。
ドフラミンゴとロシナンテのやり取りを警戒した海兵はドフラミンゴをその場で絞殺し、死体を火で炙られる。
それを目の当たりにしたロシナンテは放心状態のまま6日間、ドフラミンゴと同じような扱いを受け、6日後の本部から海兵が来たところで首を切断される。
ロシナンテの部下はロシナンテの死の翌日、バスターコールがかかる中、溺死させられることとなった。