死に方も選べない二人

死に方も選べない二人


!流石にちょっと酷いと思ったので隔離

正史ローと回復済みのifローが“弟”に執着するifミンゴに負けちゃった場合の話

#

#

#

#

#

#

#

ここで啖呵を切った二人に勝ったifミンゴは抵抗できなくなった正史ローに見せつけるようにifローの頭を弄りそうでとても嫌 ifローが終われば次はお前の番だぞ、何をされるかよく見ておけって言ってるのが目に浮かぶ

何が嫌ってifミンゴにとっての正史ローはifローの副産物としてついてきた遊びがいのあるおもちゃっていう扱いっぽいところ

苦しみながらも必死に記憶を取り戻して“トラファルガー・ロー”としての自我を再確立したifローの努力とそれを支えた周囲の尽力を全て踏みにじるような行いをするifミンゴとそれを止められない自分への怒りに腸が煮えくり返りそうになってる正史ロー

まだ自我が残ってるifローが「おれが弱いせいであんたの足を引っ張っちまった、すまねェ」って言うのに反論しようとしたらもう言葉も届かない状態になってたりするかもしれない

いやこれ耳も聞こえなくなったifローが頭を弄られているせいで思うようにならない顔を無理に動かして笑いながら「こんなおれを支えてくれてありがとう、愛してるぜ」って言ったのがifローとしての最期の言葉だったりしたら正史ローの情緒が終わるのでは?また別れの言葉に何も返せなかったね

興が乗ってきたifミンゴは正史ローに今弄っているifローの頭の部位の解説をさせたりもしそう お前が抵抗すれば取り返しのつかない箇所を弄るって脅されたら正史ローはもう何もできない 自分が従順にしていてもifミンゴはそう遅くないうちに取り返しのつかない程にifローを壊すだろうと分かっていながらも一縷の望みをかけて時間稼ぎに撤するしかない ifミンゴにさすがお医者様、よく知ってるなァとか言われたところでその知識で目の前で蹂躙され続ける命を救えないなら意味がないのにって歯を食い縛る正史ロー

あるいは「死の外科医」だから脳外科手術もお手の物だろう?っていうノリで寄生糸を使って無理やり正史ローに手術をさせるかもしれない

寄生糸で操るなら結局手を動かすのはifミンゴだから操り人形自体の手腕は関係ないはずなんだけど狂いきってしまったifミンゴに道理は通用しないので…あとは勝手に治療を施した正史ローへの意趣返し 手ずから治したものを自分の手で叩き壊す気分はどうだ?

ifローには彼自身の意思で従ってほしかったから半ば無意識的に寄生糸を使ってこなかったけれど、正史ローは“おれのロー”ではないので余裕で寄生糸を使えるifミンゴ 最悪だよ 死を刻まれた手が本人の意思とは裏腹に軽やかな手さばきで的確に一人の人間を殺していく様はさぞ美しいんだろうな あんたは何も悪くない、恨むならおれを恨めって互いに言う二人の心を置き去りにして手術は続いていくわけだ 残酷だね

これ正史ロー心折れるどころの話じゃなくない?大丈夫?オペで身体をひらく度にifローの頭をぐちゃぐちゃにする感覚が甦ってこない?ちゃんと外科医できる?

これ一足先に白痴となったifローはある意味幸せだろうけどその分全体的に正史ローの心が粉々になるという まあ救援が間に合わなければ二人仲良く人格漂白されるので正史の方も幸せになれるんですけど

苦労を重ねた二人がもう何かに悩まされることもなく幸せな日々を送ることができる

救いはあったね よかった

Report Page