好奇心は小僧を殺す!
※多分これの小僧と宿儺P
※サプライズ しない無様も いいものだ
※伏黒の巻き込み事故:あり(軽度)
おいでませ生得領域。
全裸に(略)下履きを(略)押し倒され(略)。
「カエシテ…オウチカエシテ…」
「却下だ」
「てかやっぱりそう言う趣味かよオマエ!嫌だ!童貞非処女は嫌だ!!ディルドはノーカン!!!」
「だから違うが?」
「前科(無様エロ)と!!!現状(全裸とチンコ丸出し)!!!!!」
逆にそうでないなら何なんだと叫ぶ小僧を無視して、順調にむっちりと発育中の太ももに座る宿儺P。
「ひっ…も、もうあれは嫌だからな…!」
「うん?ああ、ケヒッ、今日は“手解き”ではない」
先日お互いにぐずぐずになった上に中途半端な状態で放り出された出来事を思い出していると、その時よりも少し進んだ場所に宿儺の股間が押し付けられた。
「…オマエの性癖は大体わかった気になってたけどさ、腹筋コキは流石にちょっとレベル高くない…?」
「黙って見てろ…ん゛っ♡ほぉ゛…♡」
「うぅ……」
(う゛~…ぬるぬるだしぐにぐにするし、気持ち悪い…マジで何が楽しいんだコイツ…)
宿儺のちんぽを鍛えられた腹筋に擦り付けられ、しばらくは眉をひそめながらも大人しくしていたが、自分の腹を見て不意に背筋にゾクっとしたものが走った。
腹筋が先走りを塗り込まれてテカテカと明かりを反射している。次々と溢れる先走りから強烈な性の匂いが漂ってくる。視覚と嗅覚から受ける刺激が、今までの無様イキの記憶を虎杖の脳裏に呼び起こさせた。
「おぉ゛っ♡ぉう゛♡ふー…っ♡…ん?なんだ小僧、腹に擦り付けられて勃ったのか♡」
「はあ…?っ!?な、なんで…っ」
いつの間にか緩く勃ち上がったちんぽを上に乗った宿儺の尻あたりに無意識に擦り付けていた。
「相変わらず堪え性がないな♡まあ待て、今日の目的はこちらだ♡」
「何を…」
絶頂寸前のちんぽの先端が虎杖のへそに押し付けられ、そのまま勢いよくザーメンが発射された。いつの間にか両手を押さえつけられた体勢では抵抗のしようもなく、長い射精を大人しく受けるしかない。
「ヒィ!?ふざけんな、何してんだよ!放せって!!」
「お゛っふ♡あ゛~~~出る♡でる゛♡孕ませ汁♡小僧なんぞに無駄撃ち♡おぉ゛っ♡止まらん♡全部ひり出すぞ♡んぉああ゛♡しっかり受け止めろ♡ぉお゛~~~~~っ♡」
宿儺は射精しながらも塗り付けるように腰を振っていたが当然小さな穴には全て収まらず、虎杖の腹全体に精液が漏れ出していく。
「くそっ、気持ち悪りぃな…!マジで何がしたいんだよオマエ!」
「ハッ、これは予告だ♡次はここで感じるようにしてやる♡」
「ああ゛?無理に決まってんだろ!!!!!」
思わず全力で叫んでしまった。
ちんぽやら乳首と違って、へそは別に性器ではない。そこで感じるようになる?何言ってんだこいつ。
「今日の様子だと、すぐにそうなりそうだがな?♡」
「…別に、擦り付けられたから、こうなってんじゃないし」
(見た目とか匂いで色々と思い出しちゃっただけで、どこか触られたから気持ち良くなったわけじゃない。だから)
「いいぜ、やってみろよ!俺は──」
決意の光が灯った目で虎杖は力強く断言した。
「──絶対へそなんかで感じたりしない!!」
それフラグだよ小僧。
◇
「ほぉ゛っ!?♡くそ、また♡でるっ♡とまんにゃい♡しゅ、くな♡この、くそぉ♡イグッ♡しゃせぇくるっ♡あ゛~~~っ♡」
それからの虎杖の無様生活はというと、特に何も変わってはいなかった。相変わらず不定期に契闊され、無様射精や無様イキや無様露出の数々。悲しいことに日常として慣れてしまったので特筆するようなことはない。
強いていうなら──
「ふー…っ♡ふぅ、っ?♡…またかよ」
強制的に引き出された絶頂から戻って自分の体を見下ろすと、たった今出したのとはまた別のぬるつく感触がへその周囲にまとわりついていた。
腹筋コキとへその開発宣言からこっち、無様されたあとはいつもこうだ。塗り込められているものが精液かローションかの違いはあるけれど。何より不気味なのは、それ以外に何かをされているような形跡が一切残されていないことだ。
「どうせシャワー浴びるから関係ないけど…宿儺のやつ、なに考えてんだ…?」
◇
そんな、以前とは少しだけ違う日々が続いた後。
その日はカーテンの隙間から差し込んだ光で清々しく目を覚ました。昨晩はぐっすり眠れたし、無様された時特有の気怠さもない。
「ん~~~…よしっ!顔洗って着替え、…?」
ベッドの上であぐらをかき背伸びをすると、腹に何か違和感を感じる。スウェットをめくって確認するとへそにローターがテープで固定されていた。枕元にはご丁寧にスイッチも置いてある。
「…何これ」
ああ、例のへその何かね。へそにローションなどが塗り込まれるのに慣れ始めていた小僧は、宿儺Pの開発宣言を今この時まですっかり忘れてしまっていた。
朝の準備もあるしさっさとテープを剥がそうとした時、軽い悪戯心が芽生える。
「…ちょっとだけスイッチ入れてみるか?」
なんかあったらローター止めればいいだけだし。宿儺の思い通りにはならないところを見せてやろうという気持ちと、ほんの少しの好奇心から置いてあったスイッチで電源を入れてみた。
「うん…別にどうともないな」
上から見下ろすとテープの下でローターがぶるぶると震えている。朝からへそにローターを当てている状況がなんだか間抜けに思え少し笑ってしまった。
──実際には。腰のあたりにゆっくりと確実に快感の種が生まれているのだが、虎杖自身は気付けないでいた。
「なんだ、やっぱりこんなとこで感じるわけな、あっ!?♡」
スイッチを止めようと少し身を捩った瞬間、気付かないまま体内に溜まっていた快感が決壊する。へそを中心にじわじわ炙られるような感覚が広がり、連動して背筋をぞくぞくと快感が駆け上っていく。
「うそ…っ♡なんで♡ひ、ぐっ♡これ、とめなきゃ、ぁっ♡」
急な快感に驚いた拍子にローターのスイッチが手から飛び出し、カラカラと音をたて床の上を滑りどこかへ行ってしまった。
「あっ♡だめ、りもこん♡どこに…ほっ!?♡ほぉお゛♡んおぉおお゛っ♡やだ、やだっ♡やらぁ♡おへそ、なんかでっ♡イきたくにゃい♡」
あぐらをかいていたはずがいつの間にか上半身をベッドに預け、両足でシーツを蹴り飛ばしてどうにか快感を逃がそうとしていた。
そのままイきそうで焦る頭には、固定しているテープごとローターを引き剥がしてしまうという簡単な解決法も浮かんでこない。
目の前でチカチカと光が弾け、意識が白飛びするようなアクメが虎杖の全身を支配していく。
「おぉ゛っ♡イグ♡イグイグッ♡おぉお゛♡ほぉおおぉ゛~~~っ♡ぉ゛…♡」
その後、一回メスイキしたことで少しだけ余裕が生まれた身体で床を這うようにしてスイッチを拾い、やっとローターの振動を止められた。余韻がようやく収まった頃には変な好奇心を出して墓穴を掘ってしまった情けなさと、自分の身体が好き勝手に変えられていく恐ろしさで涙が溢れてくる。
「は、はひっ♡はー…っ♡ぐすっ、うぅ゛♡すくなのせいっ、で♡からだ、へんなったぁ…っ♡」
生得領域では宿儺Pが自分の成果に腕を組み深く頷いていた。アホ。
しくしくと咽び泣く小僧だが、これからも事前告知の有無に関わらず宿儺Pによる小僧全身性感帯化計画は続いていく。
一方朝っぱらからの騒音被害に文句を言おうと扉の前でノックの構えをとっていた伏黒はというと、漏れ聞こえてくる友人の泣き声があまりに悲壮だったのでそのまま足音を殺して自室へ戻っていったのだった。
◇
おまけ:宿儺Pの地道な努力
「契闊!さて、やるか!」
まるで運動系の部活前のような爽やかな気合い入れだが、これから始まるのは小僧の性感帯開発である。
ベッドの下の無様エログッズ用の箱から温感ローションと電マを取り出し、ローションをへその周囲に塗ってから電マを押し当てスイッチを押した。
「お゛~~~…ふむ…心地はいいが、これはただの按摩を受けている感覚だな…」
それは求めている気持ちよさではない。やはり単体で弄るだけでは期待する開発結果は得られないと確かめた宿儺Pは次の手を取る。
スウェットの下とボクサーパンツを引き降ろし、ちんぽを扱きながら電マを押し当て続けた。ちんシコによる快感とへそへの刺激を同時に行うことにより、二つの感覚を結びつけ「へそを刺激すると性的快感を得る」と小僧の脳に教え込んでいく。
「おぉお゛♡おっ、ふ♡くそ、小僧め♡んっ♡このちんぽ、雑魚すぎる♡んぉおおぉ゛♡ぐぅ♡まだイく訳には…♡ほぉ゛♡お゛ぐぅ♡」
今回の主目的は無様絶頂ではなく開発のため、早々にイってしまうと都合が悪いので完全に高まる前にちんシコの中断を繰り返す。セルフ焦らしプレイじゃん。
「お゛ほ♡んぎぃ♡寸止め♡脳にキくっ♡お゛っ♡ほ~~~…っ♡ほ~~~…っ♡ぃ、んん゛~~~っ♡」
今度は上のスウェットを捲り上げ、しっかり開発済みの乳首を弄っていく。乳輪や乳首の先を触れるか触れないかの手つきで撫でたり強く摘み上げたり緩急をつけて性感を高めていくと、口からは相変わらず堪えきれない(堪える気もない)きったねえ喘ぎ声が溢れ出していた。
「ふっ♡ふっ♡このエロガキっ♡ぉああ゛♡雑魚め♡乳首でイけっ♡イってしまえ♡お゛っ♡お゛ほぉ♡おぁああぁ゛♡んおぉおお゛♡乳首イキぐる゛♡お゛っ♡お゛っ♡おお゛っ♡お゛ひぃ~~~っ♡ひ、ぐっ♡メス♡メスアクメする゛♡おお゛~~~っ♡ぁ、ぁ~…っ♡」
そんなこんなで複数回のメスイキを繰り返し電マでの刺激を継続した後は、いつも通り無様射精のためのセッティングをしていく。
「ケヒッ、へそで極められるようになり戸惑う小僧の顔が、今から楽しみだなぁ?♡その次は喉でも鍛えてやるか♡」
これよりしばらく宿儺Pによる小僧全身性感帯化計画(へそ編)が進んでいく。その期間中も今回のようにまあまあ無様な有様になるのだが、小僧の無様エロを追い求める宿儺Pにとっては全く気にするに値しないことだった。