天秤の過去
泰良家
約200年前から続く呪術師の家系
現在はもう血が薄まっているので一族はほぼ非術師が多い。
生誕前 母体と胎児がとある一級呪霊に狙われる。娘の泰良伊月が術式を発動させ、自身を等価交換に母親の泰良紗月と妹の泰良光輝を生かすことに成功。
数カ月後に姉はひまわり畑から帰る道で上から落ちてきた鉄パイプに貫かれて命を落とす。
その際のショックで母親は記憶障害を起こす。
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母親から嫌われてることを自覚した。
4歳頃、母親は苦手、大切なぬいぐるみとお別れした。またいつか会えると信じて。
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小1、友達が出来ました。学校の体育は呪力を使って運動するので1位ばかり取ります。ズルだね。
小3、クラスの別れた友達は虐められていて、その子から呪霊が産まれるのを見てしまいました。
彼女の言葉を吐く怪物を見て、わたしはあの子との価値を測ってしまったのです。
小5、友達は暗闇に消えてしまったようです。近くにいたのに、ダメでした。
中1、酒を呑んだ。まあまあイケる。あまり酔えなかった。
中2夏、五人グループで肝試しをした。開聞トンネルへ遊び半分でリーダーが父親に頼み込んで車で連れて行った。
四人は数日後体調が悪くなっていた。死人は出なかった。私はお父さんに怒られた。
中3、お母さんと久しぶりに会った。謝られた、「仲良くしたい」って言われた。良かった。
高専
1年、交流会前ギリギリに入学した。
1年冬、死にかけた。