サボif分岐絶頂禁止編まとめ

サボif分岐絶頂禁止編まとめ


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首に着いている爆弾のタイマーは自分では見れない、がメスガキは二時間ほどで戻ると行っていた。時間はまだまだある。冷静に作戦を練るには今しかない。

サボは思案する。

(それにしても…急に熱が冷めたみてェだな。あの目つき、貴族の子供が古いおもちゃを捨てる時とそっくりだ。)



これが敵対組織や刑務所の拷問官ならみすみす休憩を与えたりしないだろう。人を人とも思わぬゆえの無関心。今は天竜人の慢心と愚かさに感謝しよう、サボはそう思った。



この見解は半分当たっていて半分間違っている。確かに調教の天才とは言え成功しか知らないメスガキ天竜人は精神的に幼い。ギリギリのところで堕ちずに踏ん張るサボに痺れを切らしているのは事実だ。しかしメスガキ天竜人はサボを諦めたわけではないし、これはただの休憩ではない。



今サボの身体は快楽中毒になっている。薬物依存者の治療が難航するのは禁断症状の苦しみが大きい。人間は絶大な不幸を味わうより、一度味わった幸福を捨て去る方が堪えるのだ。一時的に幼児退行するほど苦しかった連続絶頂だが、人知を超えた気持ち良さを感じたのも確か。放置するだけでサボにとっては十分な拷問になるのだ。



メスガキ天竜人が去ってからおよそ20分後。ようやくサボもなにかよからぬことが起きている現状に気づいた。

(あ…?なん、だ?体が熱い…!)

極太バイブをねじ込まれた下腹部を始点に、じわじわとじれったい痒みのような感覚が広がっている。気づいたらサボは口からは♡は♡と吐息を漏らし身をよじるようになっていた。ナルをきゅう♡と全力で締めながら腰をくねらせるとバイブがいい所に擦れて気持ちいい

「ん゛、お゛♡おおおッ♡」

散々調教され敏感になったサボはこれだけでも達せていただろう。だが――

(あ、あとちょっと…っ♡♡♡)

絶頂を制限される首輪をつけているせいで上り詰めるところまで上り詰めても楽になれない。



「うぐッ♡…ふーッ♡…ふーッ…♡♡」

自ら刺激したせいで中途半端なところで寸止めされ息を荒げるサボだが、ふと気づく。

(いま、俺”イキたい”って思ったのか…?)

革命軍参謀総長として仲間のくまを助けるための交換材料としてその身を差し出し、機会さえあれば出し抜いてやろう。調教が始まるまではそう虎視眈々と考えていた。

(しっかりしろよ…くまは今も苦しんでる。俺はこんなことしてる場合じゃないんだ…!!)

狂いかけている自分にショックを受けながらも、キッと覚悟を決めるサボ。



落ち着け、落ち着け。熱を抑えるんだ。体力を回復することだけ考えろ…!!
静かに目を閉じて意識を集中させる。

脳裏に浮かぶのは革命軍の仲間、世界で一人だけの弟ルフィ、そして――

(またお前のことを忘れてたのか…ごめんな)

エース。今はサボに宿る能力そのものになった義兄弟。激しい責めで意識を飛ばしていたが、再度その存在を思い出した。

(俺は一人じゃない…!見てろよ!!)

全裸で首輪をつけられて大股開きで拘束されているが、大切な誰かを想って抗い続ける今の彼を誰が無様だと言えるのだろう。鼻水垂らして電極を怖がる哀れな奴隷はもうどこにもいなかった。



そこからさらに20分後、サボはすっかり冷静になっていた。生殺し状態に慣れたとも言える。

(よく考えたら、俺が弱り始めた途端あいつは手を緩めた…あと少しで降参しそうなフリをしたら隙を作れるかもな)

くまの解放条件はサボがメスガキ天竜人の調教に耐え続けること。だがいつまで耐えればいいのか終了時間は決まっていない。大方「サボが屈するまで」続くのだろう。

世界貴族らしいワンマンなルールの押し付け。だが革命軍は百も承知でそれを呑んだ。くまを助けるには結局どこかのタイミングで攻撃に転ずるしかないが、サボはそれが出来る自信があった。

完璧に慢心させて海楼石を外させるか、あの幼い天竜人くらいなら能力なしで制圧できるだろう。奴隷のフリをして内部から混乱を起こしてもいい。幸い本物の爆弾首輪は付けられていない。チャンスは無限にあった。

一人で思考を整理する時間を与えられたからだろう。サボはなんだかとても前向きになっていた。不敵な笑みすら浮かぶ。



――がその時

ヴィィイイイイインッッッ♡♡♡

「あえ゛ッ!?♡♡ンおおおおお゛お゛ッッッ♡♡♡♡♡♡」

乳首のローターとバイブが激しく振動し始めた。


(そういえば、あの天竜人何か言ってたな…くっ♡どこまで変態なんだ、気持ち悪ぃ♡♡)

絶頂地獄で頭が働いてなかったサボは聞き逃していたが、これらのオモチャは遠隔操作可能。メスガキ天竜人はお茶会のテーブルの下でスイッチを弄れるのだ。



「ん゛♡ぐあッッ…♡♡は、ああああああ~~~~ッ♡♡♡」

動いてなくても快感を与えてくる凶悪なバイブが暴れまわっている。散々イキ狂ったサボの腸内は貪欲にも与えらえる快楽を全て拾ってしまう。サボは眉を下げ、切なげな表情で天を仰いで叫ぶ。やっと鎮まってきた体に不意打ちで与えられる振動はたまらない気持ち良さで、あっという間にサボを絶頂に追い込む。

「お゛ッ♡♡イグ♡、イグイグイグゥ~~~~ッッッッ……♡♡♡」



だが、

「いぎッ♡…♡ぐッ♡♡イげ、ないッ~~♡♡う゛、ああああああ♡♡♡♡♡♡」

当然それは首輪によって阻まれる。イク寸前、一番敏感で一番気持ちいい状態に固定される。サボのちんぽはびんっ♡とこれ以上ないくらい張りつめているが、ぐつぐつ熱いザーメンは出せずに通行止め状態だ。



ヴィィ、ヴン

イケないままバイブが止まる。サボは
(くそっ!またイキたいなんて考えちまった)と焦りながら何とか息を整えようとするも――



ヴゥウウウウウウンッッッ♡♡♡

すぐに最大モードでバイブが起動してしまう。

「んぐううううッう゛う゛ーーーッッッ♡♡♡」

目も口も拳もギュっと閉じ、顔をくしゃくしゃにしながら耐えるサボ。

やっと普段の誇り高いサボを取り戻したところにこの仕打ち。何人もの奴隷を調教してきたメスガキ天竜人の経験が成せる悪魔的タイミングだった。




その後およそ一時間超、時には十数分単位で続けてバイブのスイッチを入れられたり、突然弱振動で責められたり、あるいは完全に止められたり、

とにかく様々なバリエーションで体を弄ばれたが何をどうしてもイケないまま、感度と蓄積された快楽のみが膨れ上がりサボを圧迫する。椅子の真下の床にはサボの汗やら愛液やらで水たまりができてきた。
「ん゛あ゛ーーーー…♡♡あ゛あ~~~~~~…♡♡♡」

本来は一瞬で過ぎ去るはずの、絶頂寸前の瞬間。目を細め頭が白く霞むほど気持ちいいコンマ数秒が永遠に続く。鍛え上げられた腹筋が痙攣する。イって楽になりたい余りに腸壁がきゅうううん♡とバイブに絡みつくのを繰り返しているからだ。

泣くほど嫌だった絶頂を喉から手がでるほど求めている自分がいた。

「ウーッ゛♡ぐッ…ん♡ふぅ…♡い、ぎたい♡♡いぎだいぃいッッ♡♡♡」
がっちり椅子に固定され可動域が狭まった腰をそれでもへこへこと浮かせながら幼子のように足りない舌で絶頂を懇願する。誰が見ても哀れな姿。

任務中の革命軍としてサボがあんなに忌避していた”きもちよくなりたい”という原始的欲求を恥じることも隠すこともしなくなったころ、メスガキ天竜人が帰還する。




重い扉が開き、上階の白い光を纏って階段を下る少女。

孤独に焦らし責めに悶えてきたサボにとって後光差すその姿はまさに神そのものだった。

「私のかわいい奴隷ちゃん♥♥寂しかったでちゅか~?♥♥♥」

胸やけするほど甘ったるく、人を小馬鹿にする声もピアノの調べのように美しく感じる。



(あ、やっと♡やっと帰ってきた♡♡)

サボは口を半開きにして主人を見つめる。

彼女が眩しく感じるのは、暗闇に慣れた目に急に光が入ってきたから。そう自分に言い訳しながら。

サボがどう取り繕うと、その目が歓喜で色づくのをメスガキ天竜人は見逃さなかった。

「あははっ♥私が帰ってきて嬉しい?♥ご主人様お帰りなさいませ~♥って言ってくれないの?♥♥」

椅子に縛り付けられたサボを横から覗き込むようにしてニタニタ笑う。

「誰が…っ!!」

サボはこの二時間ずっと戦っていた。
「もう何でもいい。楽になりたい。気持ち良くなりたいよ。もうどうなってもいいから。」
サボの欲望が子供の姿になって語り掛けてくる。貴族の血に振り回されていたころの姿になって。

サボはそれをずっと理性で抑えて叱りつけてきた。
「革命軍の参謀総長として兄として、しっかりしろよ」と。

だけど何度も何度もあとちょっとでイケないのを繰り返されて、ついには感度が高まりすぎて常に絶頂手前の瞬間に閉じ込められて、そんな快楽拷問に果てにサボは折れかけていた。

しゃがんで目線を合わせ「そうだよな、辛いよな」と自分の欲望を受け入れてしまいたい。今はなんとか反抗できたが、どちらが勝つか全く予想もつかないギリギリの状態だった。




それをメスガキ天竜人も察知しサボの背中を押すために一歩足を踏み出す。そこにはちょうどサボの数時間の攻防の末の水たまりができていた。

びちゃっ♡
サボの汗と愛液が混ざった液が飛び散ったがメスガキ天竜人は眉一つ動かさずに畳みかける。

「おい、いい年こいて何お漏らししてるんだ?私の靴が汚れたじゃねェか?いくらすると思ってるんだよコレ。そこらへんの人間どもの命一つや二つじゃ賄いきれねぇぞ?

ね♥お兄ちゃんこんなにえっちなお汁垂れ流してるってことはさ、イキたくてどうしようもなかったんでしょ?♥まだ時間残ってるから素直にお願いすれば首輪外してあげるよ♥すっごく気持ちいいと思うよ~??♥

今まで我慢してた分何回もイキまくってさ、同時にバイブも最大モードにして痙攣ケツまんこえぐってあげる♥頭バカになっちゃうかもね♥♥私は優しいからご褒美あげてもいいよ?♥どうする?♥♥♥」



あと少しで唇が触れてしまうほどの距離まで顔を寄せられ、捕食者が品定めするように見下され、長い長い絶望の果てに「イカせてあげるよ」と飴をチラつかせられた。

そしてメスガキ天竜人は未だサボの身体にあるローターとバイブをONにする。弱振動に留めているがサボを追い詰めるには十分だった。

目の前で火照った体を弄ばれ拮抗していた欲望と理性の均衡が崩れる。
「あ゛ッ…♡♡あ゛あああ…♡♡♡」気づいたらサボは幼いサボを撫でて抱きしめていた。



「も゛、イカせて…くれっ…♡お願いします…♡♡」

(これは、あくまで従順になったのを装ってこいつを油断させるためだ…!!)



ここまで来てサボにはまだ革命軍参謀総長としての自覚があったようだ。イキたいという淫らな願望を”作戦”でコーティングして自らに言い聞かせる。

ただ、普段の聡明なサボならこんな滑稽な考えを抱かないし、そもそもフリとはいえ天竜人に頭を下げることはしないだろう。

この奴隷はもう終わったな。メスガキ天竜人は逸る気持ちを抑えて問う。これが優秀な奴隷かを見極める最終試験だ。

「うん!♥イカせてあげるよ!♥♥でもさ、人にお願いするならそれなりの態度ってもんがあるよね?♥

”革命軍をやめて一生奴隷として尽くします、血も繋がってないくだらない兄弟のことなんて忘れる、ご主人様のことだけ考えて生きていきます”って言ってみて?♥♥♥

たしか義兄弟ってのがいるんだよね?♥そんなの奴隷マンコ痙攣アクメに比べたらどうでもよくない?♥♥ほら早く」

「俺の兄弟をバカにするな!!!」




ほぼ反射だった。ここには誰にもいないんだし、口だけで上手いこと誤魔化せばメスガキ天竜人は本当にサボをイカせていた。

だが血縁関係こそないものの、幼少時代を長らく過ごした兄弟は似るのだろう。大切なものを侮辱されたら男として何が何でも屈するわけにはいかない。

大声を出した反動と怒りで息が荒くなる。額には青筋が立ち、顔には影が差す。メスガキ天竜人をキッと睨み上げる眼光は、サボがまだ戦えることを物語っていた。



「あ~あやっぱり嘘だったんだね♥イケなくていいの?♥♥残念、自ら虐められにいくなんて下々民ってつくづく頭脳が足りてないよね~♥♥♥」

どうやらまだこのオモチャは遊べるらしい。メスガキ天竜人は呆れつつも嬉々として新しい拷問器具を探しに行く。



(馬鹿な考えだった。フリとはいえこんなクズに下るわけにはいかねェ…俺は最後まで屈しない。こうなったら耐久勝負だ。)

かけがえのない兄弟への誇りを思い出したサボは強い。どんなに辛い目にあっても耐え抜いてメスガキ天竜人が疲弊するのを待つ。そんな無謀な策に賭けることにした。



「そんなに兄弟のことが好きならさ♥♥これなんてどーお?♥♥♥」

メスガキ天竜人が手にはドギツイ赤の蝋燭が握られていた。アロマキャンドルなんてかわいいものじゃない。どこからどう見ても被虐プレイに使われるシロモノだった。



『低温媚薬蝋燭』

SM用の蝋燭よりさらに融点が低い安全な蝋燭

その融点はなんと45度!これはもう本格的な温泉と同じかそれより低い。

口や粘膜に入っても安全な成分でできているので初心者御用達である。



「…とまあ、火傷するような熱さにはならないからさ、安心してよ♥♥なんか炎のことを死んだ兄弟だと思ってるんだよね、流石に可哀そうだからあんまり触れてやらないけどこれで懐かしい気持ちになれたらいいね~♥♥♥♥」

「お前らは、いったいどこまで人をコケにしたら気が済むんだ…!」



エースはメラメラの実に宿る炎として自分を支えてくれている。本気でそう思うサボにはこの蝋燭は屈辱以外の何物でもない。

悔しすぎて噛んだ唇からうっすら血を流しているサボに対して、メスガキ天竜人はきょとんとした表情を作る。これは配慮の一つなのに何をそんなに怒っているのか、

そう問いかけるような顔。メスガキ天竜人は全て知りながら無知を装ってサボを揺さぶっているのだ。分かりやすく動揺してくれて助かる、そろそろ蝋燭責めを始めようか。



「そう言わずに、ほら♥♥気持ちいいよ~♥♥♥♥」

点火したらすぐに蝋が垂れ落ちる。融点が低いからだ。どろどろで真っ赤な液はついにサボの肌に到達した。

「ぎあッッ♡♡あ、熱ッ…♡くっ…♡♡」

「おおげさすぎ~♥♥ちょっと熱いお風呂くらいだよ?♥♥本当にメラメラの実の能力者なの?♥♥♥♥」


その真っ赤な見た目と「蝋燭」という性質でつい錯覚しがちだが、メスガキのいう通り落ち着いていればぬくい程度の温度だ。所詮はお遊びのSMグッズである。

サボもそれに気づき、炎使いのくせに熱い熱いとさわぐ自分が恥ずかしかったようで顔を赤らめる。



「そろそろ慣れてきた?♥♥じゃあもっと垂らしてかわいくしちゃおうね~♥♥♥♥」

「うわ゛ッ♡あああ…ッ♡♡ぐッ…♡♡♡♡」

ぼたぼた垂れる蝋でサボの身体は真っ赤に染まっていく。一度慣れたら温度は脅威じゃない。だが含まれる媚薬と体をぬるぬる纏う蝋の感触が徐々にサボを蝕んでいった。



「ん゛うッ…♡ふぅ…むぐぅ…♡♡」

サボの声に痛み以外の色が混じるようになった。イケないまま過ぎた快楽を与えられ続けて体は蝋燭によりさらに火照っていく。雫が落ちる度そこから甘い熱がじんじんと広がる。

(いやだ、こんな、エースを汚すような下品なもので感じたくねェよ…)

鞭で打たれた際もひりひりと熱く痛むのに反応してしまったが、蝋燭責めではさらにエースを思い出すようだ。

蝋燭の炎が揺らぎ熱い蝋燭が落とされる度、義兄弟との思い出も上書きされていくようで最悪な気分だ。それによがる自分は最悪以下の何か。



「う~んいい感じ♥次は乳首とおちんぽも飾ってあげようね~♥♥♥」

「…おッッ!??♡♡♡うわあ゛あ゛あああッッッ♡♡♡う゛うぅ~~~ッッッ♡♡♡♡♡♡」


ヒートアップしたメスガキ天竜人はさらに蝋燭を傾けぼとぼとと蝋の塊を落としていく。そしてそれはそのまま塗り広げられ乳首とおちんぽの先端にびっちり♡と擦り付けられた。

あまりに強い刺激にサボは一瞬意識を飛ばしたが、メスガキ天竜人が蝋ごしにぐりぐりと亀頭をいじめてくるものだからたまらない。

勿論体は相変わらず絶頂できないままだ。びんびんに勃起したおちんぽの先を熱い蝋で摩擦されて目の前でジカジカと火花が散る。既にサボの頭にはエースが消えていた。



(あつくて、きもちよくて、でもイケない)



「んお゛お~~~ッ♡♡♡イグッ♡♡イグゥ~~♡♡うぐぅう゛う゛ッッッ…♡♡♡♡」

叫んだところでイくことはできないが、今のサボにできることはただ悔しさや切なさをないまぜにしながら叫ぶことだけであった。




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