この少しはましな地獄で(中編-6)

この少しはましな地獄で(中編-6)

労役に勤しむアシタカMay 14, 2024

中編-5


ハルナがイッて1,2分ほど経った後、ようやく彼女は我に帰った。


「も、申し訳ありません。その、絶頂…いえ、イッたときの感覚がすごくてすぐには戻ってこれませんでした」


「ふふ、大丈夫よ。むしろ安心したわ。ハルナがちゃんと中イキできるのがわかって」


まだまだ、セックスに慣れていない体である以上、イッてすぐ動けないのは仕方がない。この1週間でイかせまくって、体を慣れさせればいい。

それに、おマンコをいじってすぐにイケたのだ。おそらく彼女の最大感度は、今みたいに私がシたときだろう。なら、クスリを使えば問題なく気持ちよくできるだろう。


とりあえず、椅子を元に戻し一息ついてから計画建てを再開する。


「まず、体の改造だけど、精液主食化、全身脱毛、それと穴の締まりを良くするわ」


これら3つの改造は1日使えば完了する。逆にこれ以上は同時にできないだろうし、時間が足りなくなる。


「その…私の感度を上げるとおしゃっていましたが、ジュリさんのミルクを使うのでしょうか?」


「そ。本当はちゃんと料理した物を作ってあげたいんだけどね…今回使うクスリだと、料理に使うには甘すぎるのよね…」


ジュリに投与するクスリごとに、ミルクの味はかなり変化してしまう。よく使うタイプは結構練習したのだが、今回のものはあまり使わないのと味の癖が強いのでおいしく料理できない。


「…いえ、そこまで気を使っていただかなくても大丈夫ですわ。それに、その…ミルクをジュリさんのお胸、おっぱいから直接頂くのも悪くはないですわね」


「ふふ、いっぱい頂いてください♪その方が私も気持ちがいいので♡」


あとはその後の調教日程を詰めていく。もともとの素質は極めて高いと言えるので、体を慣らすのとお客様に満足いただけるようテクニックを磨いていく方針で行こう。そのためには彼女の意識があるうちはひたすらに輪姦し続け、意識を失っても夢の中で犯し続ける。かなり大変ではあるが、これから一生そんな生活を送ることになるので今のうち慣れておいてほしい。体力面は様子を見ながら調整するので何とかなるだろうし、精神面は私とジュリが一緒にケアしながら輪姦されれば大丈夫だろう。


「改めて予定を見ますと、なかなかすごいことをしますね」


「ふふ、これくらい序の口よ。これが終わったらもっとすごいことをしてあげるからね♪…怖気づいちゃった?」


「まさか。むしろ楽しみなくらいです…フウカさんとジュリさんと一緒なら、どんなことでも耐えられる、いえ楽しめますわ♪」


今はまだ何も手を付けられないハルナのまっさらな体。それがこの1週間でどのように変貌してしまうのか。

そして、淑女然としたハルナがどんな淫乱な雌に堕ちてくれるのか、本当に楽しみだ。


「ふぅー、楽しかった♪」


ハルナの調教計画を立て終えた後、彼女の人体改造をさっそく始めた。今回の調教はこの店にある施設をすべて利用して構わないとのことなので、一番性能のいい部屋を使わせてもらった。

ジュリには次の調教で使用する媚毒ミルクの用意をしてもらってる。と言っても、クスリを注射して放置するだけだが。彼女曰く、セックスとはまた違う快感らしく今ではだいぶ癖になっているそうだ。

そして、私だが…ついさっきまで再び輪姦されていた。これもまあハルナの調教のためだ。


今はシャワーを浴び終え、改造室に入るところだ。

扉を開けると…そこには薄緑色の液体に浮いているハルナがいた。


今回行う人体改造は、すべての工程を培養槽で行う。ものによっては手術を伴うが、施術を行える人は手配できなかったそうだし、培養槽での改造で事足りる。


中に入ると、ハルナの他にもう一人先客が居た。


「ちょ、調教師さま…どうしてこちらへ…」


この店には私のご主人様である店長とは別に、専任で雌をしつける調教師がいる。輪姦してくれる職員は他にもいるのだが、調教関連の責任を負うのはこの調教師というわけだ。


「…"さん"でいいぞ。店長からはあんたの指示に従えって言われてるし、料理長には世話になってるってことを痛感したからな」


「はあ…かしこまりました」


ちなみに、私はここの職員からは料理長、ジュリはおっぱいちゃんと呼ばれている。基本的に奴隷は番号呼びのこの組織ではちょっと異例だ。


「計画書を見さしてもらったが、順調に行けば問題なさそうだ。ただ、精神への負担が少し大きい。そっちに関しては大丈夫か?」


そう言って彼は培養槽に浮かぶハルナに視線を移す。

まず彼女の口には黒いゴムのような管が挿入されている。通常は喉を開発するために使われるが、今回は精液主食化のために使用した。

そして、目にはバイザーのようなものが、それより上の部分には頭をすっぽり覆う黒いヘルメットのような機械が被せられている。これがハルナの調教をするうえでもっとも大事な部分だ。


実をいうと、ハルナの改造自体はほぼ完了している。今はいじった部分をなじませるために安静にしているところだ。

だが、その間の時間がもったいない。それを補うため、今の彼女は夢の中で犯されている。


ミレニアムの技術が入ったこの組織は、常識では…そして真っ当な倫理観では到底思いつかないような改造や調教を行える。

ダイブ型のVRを用いた調教装置もそのひとつだ。対象の意識がない状態でも、強制的に夢を見させて凌辱できるという代物だ。しかも、本物の夢と異なり目が覚めた後もはっきりと記憶される。

意識のあるうちにたっぷり犯され、それをなんとか忘れようとしても記憶が、心がそれを許さないというわけだ。


もっとも、弱点が無いわけではない。睡眠時に精神を休めることはできなく消耗が激しいため、下手なやり方では壊れてしまう。

だが、そこは何とかなるだろう。


「ハルナが今体験している夢はかなりセーブしているので問題ないかと」


この店に保存されているVR用のデータは奴隷を壊してもおかしくないものばかりだった。だから、ハルナのために用意してきた。

私たちに付けられた首輪には、奴隷を管理するために様々な機能が組み込まれている。その中でももっとも重要なのが”神経接続”だ。

首輪を装着すると、外せなくなると同時にうなじのあたりから針が首に刺さり、奴隷の神経に結び付く。

これによって、奴隷のあらゆる情報が首輪を通して管理される。健康状態や生死はもちろん、どれくらい感じているかやいつ絶頂したのかなどだ。肌に刻まれているバーコードを読み取れば、お客様もそういった情報を閲覧でき、娼婦として抱くときに楽しんでもらう。

ちなみに、首輪の電源は刺さった針を通じて奴隷の栄養から供給される。また、万が一にもこの首輪を外してしまった場合、針が外れる瞬間に致死信号が発せられて即死する…まあ、首輪を付けられてそんなことをする雌などいないと思うが。


今回の調教では、この首輪にちょっとしたアタッチメントを装着し、私が輪姦されている様子からVR用のデータを作成した。輪姦と言っても、感度を抑える薬を飲んだ上で、お口とおマンコだけでしていたのでハルナの負荷は少ないはずだ。それでも培養槽の中の彼女は、時折体を震わせているが。


「なるほどな。はじめは軽めにやって、徐々に体を慣らすってことか」


「ええ、脳に快楽を覚えさせれば、実際に調教を施すときにも素直に感じてくれるはずです。それに、フェラのやり方や腰の振り方を実地の前に覚えられると思います。何より、彼女はかなり強い子です。このくらいの負荷なら問題ないどころか、楽しんでもらえるはずです」


快楽を拒絶するならかなり大変なことになったかもしれないが、さっき手マンしたときはイクことに困惑はしても、抵抗感はなかった。もともと、1週間の拷問を受けても精神は全く問題なかった。奴隷になることを受け入れた今のハルナなら、こっちでフォローすればこの1週間は耐えられるだろう。


それよりも調教師さんの様子を確認すると、やっぱりちょっと体調が悪そうだ。さっき犯してくれた人たちもザーメンの味が良くなかったし、私が居ない間の食事事情が気になって仕方がない。


「話は変わるのですが、調教師さん、ちゃんとお食事食べてますか?」


「ああ、いや、その…あんまり食べれてないな…」


「それは、出されている料理のせいですか?」


「ああと、その…」


…やっぱり何か様子がおかしい。ちらっとハルナの様子を見る。しばらく放置しても問題ないだろう。


「はぁー…私、ちょっと厨房に行ってきます!」


「お、おい、ちょっと」


流石にこの状況を放置はできない。何より、私の厨房が荒らされている可能性すらある…料理に関しては妥協する気はない。たとえ誰が止めようとも、だ。


ハルナの目が開き、培養液が抜かれていく。すでに彼女に取り付けられた機器は外されていた。

やがて、培養槽は空になり、全面のガラスが開かられる。


「はあ〜〜〜…1日ぶりですね、フウカさん」


「…(눈_눈)」


「ふ、フウカさん?どうされました?」


「…ハルナ」


「は、はい」


「今ならあなたがろくでもない店を吹き飛ばした理由がよく分かるわ」


「は、はぁ…」


部屋に置いてある鏡を見るとすごいジト目をしていた。体力的にはそんなにだが、精神的にとても疲れた。


「代理の料理人がそれはもうとんでもないやつだったのよ」


「あら…」


私は男性からの命令は基本的に絶対服従しているが、料理…それも衛生に関することだったら誰が相手でも妥協はしない。

組織の上層部から派遣された料理人…いや、料理人もどきはそれはもうひどいもので、今まで食中毒が出なかったのが奇跡だった。

仕方がないので、手すきの職員にお願いしてそいつを追い出し(奴隷がそんなことをしたら折檻されてもおかしくないが、皆頭にきてたのかノリノリだった)、ありあわせの材料でカレーを作ったらそれはもうすごい勢いで感謝された。

その後、料理人もどきの処遇はご主人様がなんとかするということで、私はこっちに戻ってきたというわけだ。面倒くさくなって、カレーのにおいがほんのりするエプロンのままだが。


「あの、お疲れでしたら一度休憩を入れられますか?」


「大丈夫。騒動が落ち着いたあと、ザーメン頂いたからそんなに疲れてないわ」


「…そうですか」


料理の腕と抱かれるための体しかない私にとって、手伝ってくれた方にお礼として体を許すのはいつものことだ。

今回はハルナの元に戻る必要があったので、お口でさくっと抜いたが、求められれば物陰で腰を振ることもある。彼らも未調教の奴隷を犯すことは業務の一環だが、私やジュリみたいに娼婦として使われている物を抱くことはあまりないので、結構好評だ。仕事に支障がなければ組織側としても許容している。


「ふふ、なにびっくりしてんのよ。このくらいいつものことよ。それより、早くジュリのところにいかなきゃ。彼女も待ってることだしね♪」


「は、はい…ん♡」


歩き出したハルナだが、1歩目を踏み出したところで悩ましい声をあげる。感度こそまだ上げてないが、ついさっきまで犯される夢を見ていたのだ。体が興奮しているのだろう。


「どうだった?初めての改造は」


「正直、あまり実感はないですわね。体毛が無くなったのは分かりやすいのですが…」


今のハルナの肌は髪や眉、まつげを除けばすべての体毛が抜けてしまい、もう2度と生えてこない。毛穴もきれいに埋まっているため、びっくりするほど肌がきれいだ。


「それと…もうお食事を頂く必要がないというのも、不思議といいますか…複雑な気持ちですね」


この改造でもっとも大きな変化はこれだろう。彼女はもう精液からしか栄養を摂ることはできなくなってしまった。一応母乳などの体液も吸収はできるが、栄養効率は精液の方が圧倒的に高い。


「その気持ちはわかるわ。まあ、体に貯まらないってだけで、普通に食べられはするからそんなに悲観することはないわよ」


「…ええ、それは理解しております。ですので、あくまで私の気持ちの問題です」


美食を愛するハルナに、食べる必要性を奪うのはちょっとだけ心苦しかった。それでも、今後奴隷として生きていくためには必須であった以上、仕方がない。


(ま、美味しいものを作ってあげるから、そこのところは納得してもらうしかないわね)


「それと…フウカさんは、いつもあのような…その、せ、せい…セックスをして、いらっしゃるのですか?」


今度はハルナの方から顔を赤くして聞いてきた。VRでの体験のことだろう。


「そうよ、って言いたいけどね。今日は控えめに抑えてたし、いつもはもっとすごいわよ♡」


私にとって、3Pなどもはや輪姦としてカウントされない。感度も抑えているので、楽しめはしたもののいつもよりかは欲求不満だ。


「もっと…ですか…っ♡」


ハルナの脚を見ると、テカテカと光る筋が垂れている。乳首もピンと立っており、激しく興奮していることが見て取れる。

ちょっといたずら心が湧いて、横を歩くハルナの耳元に近づきそっと囁く。


「ねえ、ハルナはVR越しに犯されてみて、どう感じた?」


「ぅ…す、すごく興奮いたしました。その、フウカさんに指を入れられて時よりもずっと気持ちよくて…あれが、殿方に犯されるということなのですか?」


「そ♡本物のおチンポはあれよりも気持ちがいいから楽しみにしててね♪」


「…はい♡」


(快楽やおチンポへの拒否感はなしっと。まあ、何となくわかってはいたけどね)


唯一懸念していた、拷問時の凌辱がトラウマになっていないかという点に関しても、この様子だと問題なさそうだ。むしろ、犯されることへの期待感が高まっており、VRを使った調教は精神面では効果を示している。

そんな奴隷としての1歩目を踏み出したハルナを連れて、ジュリの待つ部屋…搾乳室に到着する。


扉を開けると、甘ったるい匂いが漏れ出てくる。少し嗅ぐだけで体が熱くなる。


「あ、フウカ先輩、ハルナさん。お疲れ様です♪すいません、こんな格好で出迎えちゃって…あっ♡…ミルク、漏れちゃう♡」


そう謝るジュリは、深いお辞儀のような体勢で首と両腕を拘束されていた。いわゆるギロチン拘束というやつだ。

薬剤を注射されたおっぱいは普段よりもふた周りほど大きくなっており、1人で立って歩くのは困難なほどになっている。

その先端からはどろりとしたミルクが滴り落ちており、その下に置いたバケツにはすでにそこそこの量ミルクが溜まっている。一応ミルクが出ないよう金色のリングが乳頭を締め付けているが、それでも白い液体が溢れ出ている。


「じゅ、ジュリさん?大丈夫なのですか?」


「ええ、おっぱい張っちゃって…あぅ♡…少し、苦しいですけど…♡」


とは言え、そんなジュリの顔は甘く蕩けていて、早くミルクを吹き出したくてたまらないといった感じだ。


「ふふ、初めて見るとびっくりしちゃうかもだけど、ジュリは慣れてるから大丈夫よ。とっとと準備しましょう」


と言っても、バケツをどけて、おっぱいの下にまわるだけだが。普段は搾乳機を取り付けて、規定量まで絞り続けるという運用をしているが、今日は2人で直飲みする。

実際の牛乳だと殺菌などを考えなければならないが、ジュリのミルクはそういったものは対策済みだ。(流石に長期保存するとなると、低温殺菌などにかける必要はあるが)何より直で飲んであげたほうが出が良いし、ジュリが気持ちいい。


2人でおっぱいの下にひざまずく。目の前にはリングで染め上げられながらも、ぽたぽたとミルクをこぼすピンク色の乳頭がある。


「それじゃあ、リングを外して。ミルクがシャワーみたいに出てくるから、先端をすぐ口に入れてね。床にこぼしちゃもったいないからね♪」


「は、はい…食べ物を粗末にするわけにはいけませんものね。それではジュリさん、失礼いたします」


「はぁい、どうぞ♪たっぷり召し上がってください♡…ぁああ♡」


ハルナがリングを取ると同時に、おっぱいからまるで射精のように母乳が溢れ出る。一瞬ハルナは面食らうも、すぐに乳首を口に含み受け止める。


「ああああぁ♡♡♡射乳するの、ん♡、とっても気持ち、いいです♡あっ♡」


一方のハルナは、あまりの量に飲むのが追いついていない。本人も頑張って飲み干そうとしているが、口から溢れてしまっている。


「ハルナ、多かったらジュリの乳首を思いっきり噛んでみて。それで少し出てくる量は減るから」


そうは言ったが、敏感なところを噛むのに抵抗があるのか、すぐにはそうしなかった。


「ハルナさん、あっ♡私のことは、ん♡気にせず、思いっきり嚙んでください♡痛みよりも快感で深イキ、んあ♡できますし、何よりミルクを、あぅん♡こぼされる方が、私は悲しいです…はぅ♡」


その言葉を聞いてハルナは意を決したのか、ジュリの乳首に思いっきり嚙みついた。


「あああああぁぁぁ♡いい、ですぅ♡もっと強く噛んじゃってください♡…ああ♡♡♡イっちゃいますぅ♡♡♡」


びくびくとジュリが震えている間に、ハルナは口内にため込んだミルクを飲みこんでいた。けれども、すぐに歯を開き再びミルクを求める。


(ふふ、あんなにがっついちゃって…こっちのおっぱいも苦しそうだし、私も飲み始めましょうか)


溜め込まれたミルクのせいでいつ目の前のリングが弾けとんでもおかしくなさそうだ。何より媚毒ミルクの出来を、自分でも確かめたい。


「ジュリ、こっちのおっぱいもいただくわよ♡」


「はぁ♡あぅん♡…ど、どうぞ♡私のミルク、先輩もいっぱい飲んでください♡…ああん♡」


リングを外すと、こちらもドロドロの熱いミルクが吹き出してくる。それを口で受け止めて、そのまま乳首を口に含む。


(甘い…♡粘度も高いし、ちょっぴり飲みづらいけど、普通の牛乳なんかよりもおいしい…♡)


ただ、料理に使うには甘すぎる。普段はもう少し甘みも弱くサラサラしているのだが、クスリを使うと大きく変わってしまう。しかも使うクスリの種類によって性質も変わる。そういった媚毒ミルクを料理に使うとなると難しいところであり、腕の見せどころでもある。


しばらく飲み続けると、徐々に噴乳が収まってくる。同時に体がほのかに火照ってくる。隣のハルナを見ると、白い肌がピンクに色づいている。


(頃合いね)


口を離し乳首にリングを嵌める。


「ハルナ、そろそろ終わりにしましょう」


「は、はい…ああ、ですがもう一口だけ♡…じゅる♡」


「あん♡…ハルナさん、すっかり気に入ってしまいましたね♪」


よくよく考えると、ハルナにとって久々の甘味だ。がっつり求めてしまう気持ちもよく分かる。

1分くらいして、ハルナが満足したところで、ジュリのおっぱいに搾乳機を取り付ける。一度クスリを入れてしまうと、絞り切るまでは成分が残ってしまう。なのでこうして機械で絞っておく。取れた分は、ハルナに飲んでもらおう。


「それで、どうだった?ジュリのミルクは」


「そうですね、初めて飲むお味でしたがとても美味しかったですわ。あそこまで濃厚で甘いミルクは初めてで、例えば普通の牛乳にお砂糖を加えたところで再現するのは難しいでしょうね」


「あはは、ありがとうございます…あん♡」


「ですが、料理に使うのは難しいのもよくわかりましたわ。甘みととろみが強すぎて、変に使うと他の良さを打ち消してしまうでしょうね」


食べ物に関してハルナは一切嘘を言わないので、これはお世辞でもなんでもなく本心なのだろう。ジュリもそれをわかっているので嬉しそうに反応している。後半の評価に関しては…まあ要研究だが。


「うん、美味しく飲んでもらえてよかったわ♪料理は…そうねえ。生クリームに使うのがいいかしらね」


「そうですわね。デザートならあの甘みも不自然ではないかもしれませんわね」


「そうね…それで、ハルナ。体の調子はどう?」


「…っ♡」


ハルナはミルクの感想で誤魔化していたが、ひとたび身体のことを聞かれると美食家の顔から雌の顔へと変わっていく。


「…まず、体がとても熱いですわね。体調が悪いわけではなく、むしろ調子がいいくらいで…何よりお腹のここが、子宮が何かを求めてとても疼くのです」


「ふふ♪それはね…」


そっと、彼女の下腹部に手を当てると、それだけでハルナの体はびくっと跳ねてしまう。


「ハルナの体が、おチンポを、ザーメンを求めて仕方がないのよ。しかもね、おチンポ突っ込まれて中に出されても、この疼きが治まることはないわ♡むしろもっともっとザーメンが欲しくなって仕方なくなっちゃうのよ」

「だからね、一度ここに中出しされちゃったらもうおしまい。決して満たされることのない、立派な精液中毒者の完成ってわけ♡でも何も問題ないわよね?だって、もうハルナは私と同じようにザーメンを恵んでいただかなきゃ生きていけないんだし…何より、おチンポ早くぶち込まれてぐちゃぐちゃに犯してほしいって顔をしてるじゃない♡」


「はぅ♡♡♡♡♡♡」


もう一度、ハルナの子宮をぐっと押す。ただ雌の一番大事なところを押しただけで、深イキしてしまった。

着実に、ハルナは雌奴隷への、娼婦への、言葉をしゃべる物へと変化している。それがとても楽しい。


(どうして、男の人が雌を犯したくなるのか、わかったかも)


それはきっと性欲だけではない。自分の意のままに、雌を操れる…支配できてしまう。その征服欲を満たすため、女を犯すのだ。

そのことを自分は理解してしまった。いや、ジュリを奴隷に堕としてから、心のどこかでは知っていたのだろう、その味を。だから、ハルナの言葉で、行動で、自覚してしまった。


(ほんとに、あなたは悪い女ね)


きっと、この調教を終えるころに堕ちている雌はハルナだけではない。私も、この深い闇へと堕ちていくのだろう。


…それが、とても、とても楽しみだ。


イっているハルナに気づかれないように、そっとキスをする。私が壊した証を残すように。


余談

フウカとジュリは店の中において体を求められたら、用事がなければどこでもいつでも股を開く…キッチンを除いて。

2人の個室にあるキッチンであれば、自分たち用の料理しか作らないので問題ないが、お客様用や職員用に料理を作るキッチンでは断固として体を許さない。

一度無理やりキッチンで手を出そうとした職員が居たが、ガチギレされた挙句1週間食事が出なかった。おまけにその期間中でも、キッチン外ならその職員相手に腰を振っていたので、余計に混乱した。

今では、まともな食事を摂りたかったらキッチンで致すなというのはこの店の職員における共通認識である。


中編-7





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