VS催眠おじさん! フィナーレ(後編)

VS催眠おじさん! フィナーレ(後編)


今度はたくさんのクッションが積まれた一角にやってきたダンテは、そこに展開されている光景に思わずぎょっとする。

「んっ、ちゅ…あ?どうしたよ時計頭」

《こっちのセリフかなあ、それ。ホンル、これいまどういう状態なの?》

イシュメールに挿入したまま向かいあって唇を重ねるヒースクリフが座っているのは、四つん這いになっているホンルだ。やわらかいラグが敷かれているし腹の下にはクッションもあるので万が一潰れてもひどいことにはならないだろうが、軽口も叩かず無表情で二人分の体重を支えているのは普段の彼からすると異常に思える。

「ああ、それな。言っとくが合意のうえだぞ。ん」

近くのクッションから取り寄せてヒースクリフが投げて寄越して端末には、怪しくピンク色にきらめくQRコードが表示されている。

《なにこれ?》

「催眠コード、だったか?マスターがこれ使えって寄越してきて」

《なるほど》

「げんせーにジャンケンで決めて俺が勝ったから、こいつは椅子で」

イシュメールの腰が掴まれ、さらに深く沈む。確かに快感を得ているであろう彼女の表情は虚ろのまま動かない。

「こっちがッ、オナホな。つぅッ…しまっ、る…!」

《ホンルはともかくイシュメールは後で怒りそう》

「合意だッつってんだろうが。それにあとでこいつらもコード使って好き放題やるんだぜ?」

《持ち回り制なのか…》

「そうでもしなきゃ公平じゃねえだろ。ああ、そうだ」

ヒースクリフが浅黒い傷だらけの手で、がっしりしつつも白くまろいホンルの尻を撫でまわす。

「あんさん、暇ならこいつに入れてやれよ。一人だけ仲間外れはさみしいだろ?」

《そうだね。ちなみにこれ感覚あるの?》

「さあ?俺はなったことないから知らねえ」

あとは好きにしろと言わんばかりに、またヒースクリフはイシュメールを使った自慰に没頭する。ダンテはホンルの後ろに回りこみ、ぐにぃっと両手で尻たぶを広げた。ローションかなにかでぬめりひくつくそこにチンポをあてがい、ゆっくりとねじこんでいく。カチ、コチ、と苦しそうに時計の針が音を刻む。

《う、わ…すご、い…!きつッ…!?》

「ホンルもこいつもこんなナリと顔で筋肉えげつねえからなあ。…おい、腕上げろ」

「ハイ。ウデヲアゲマス」

右腕を上げて見せつけられた脇にヒースクリフが舌を這わせる。一応処理はしているようだが、剃り残しなのか生えはじめなのかポツポツと黒い点があるのがわかる。ザラザラしてお世辞にも舌触りがいいとは言えないそこに、自分でもほんの少し戸惑いながら彼は鼻を埋めた。

「ッ……すーっ…ん、んじゅっ…」

《っあ、はっ、はっ…好き、なの?そういうの》

「ッるせえな…べつに、そんなんじゃ…♡」

《聞いただけっ、じゃん…!それに、かわいくて興奮する。一生懸命匂い嗅いでるの》

「黙れっ…!♡」

言葉とは裏腹に目は嬉しそうに細まる。もっと取り込みたいというかのようにヒースクリフはイシュメールを抱きしめ、顔を脇に押しつけてカクカクと腰を振る。肌の色が濃くわかりにくいが、彼の頬と耳は興奮で赤く染まりきっていた。


〘目覚めちゃったかあ〙

〘くさそう(歓喜)〙

〘ヒースそこ代われ〙

〘そのまま髪コキ頼む〙

〘定期的に現れるイシュクラスタはなんなんだよw〙

〘こっちはなんか静かね〙

〘そら四人中二人が無機物化してるし〙


一方でダンテもホンルの勃起しきったチンポに手を伸ばしていた。固く反り返ったそこをしごくとすぐに精液が黒い手袋を汚す。しかし相変わらず当人は無反応だ。

《ちょっとレイプっぽくてこれはこれでアリかも》

白が染みついた手袋を脱ぎ捨てて、ダンテが本格的にホンルを揺さぶる。狭い腸内を強引に抉ってやると感極まったように収縮する。手前のしこり、前立腺を突くたびにまた精液が漏れた。

《ははっ、感じてるんだあ…♡かわいい、かわいいねホンル♡》

「……おれもだろ」

《うん。ヒースクリフも、イシュメールもかわいいよ。私の、大切な囚人たち》

「っ……♡」

自分から強請ったというのにぷいと顔を背けたヒースクリフは、照れ隠しするようにイシュメールの脇に吸いついた。

「んじゅっ、ちゅ、ふぅうっ…!♡あーくそっ、これっ、クセになる…♡イシュメールてめえッ、もしこれ抜きでイケなくなったらマジで責任とれよ…!♡」

《理不尽だなあ。っ、あ…ふぅっ…♡さすがにッ、三回連続はきついかもぉ…!》

それでもずちゅんっ、ずちゅんっと容赦なく抽挿してくれるダンテのチンポを、ホンルは快く歓待する。すっかり耕されてふわとろになったそこは、甘えるように雄にむしゃぶりついた。

《あ゛〜でるでるでるぅ♡うすくなっちゃったせーえきまでっ、全部しぼられるぅ♡あ゛っ、ああッ……!♡♡》

「ふぅーーっ、んふぅーーっ…!♡はッ、ふっ、ぐぅ゛ッ…!♡」

背を反らして全身で搾精される快楽を受け止めるダンテと、イシュメールを抱きしめるようにして身体を丸め脇に顔を埋めるヒースクリフ。姿勢は対照的ながら二人は同時に精を放ち肩を震わせる。ホンルとイシュメールの表情に変化はないが、彼らの性器もこのうえない締めつけを示しているので絶頂したことは確かだろう。

《っ、ふわぁ…きもち、よかった》

「ふうっ、んー…♡」

《…ヒースクリフ?》

「ッあ…な、なんでもねえよ」

脇に鼻をこすりつけていたヒースクリフがはっとしたように顔を離し、イシュメールを立たせる。続けてホンルからも降りて同様に起立させ、先ほどの端末を手に取った。

「んーっと、どうだったか…【催眠解除、記憶保持許可】」

催眠コードを見せながら宣言すると、二人の瞳に光が戻る。催眠が解けたイシュメールが最初に行った行動は、ヒースクリフの足を踏んづけることだった。

「ッぁ゛〜〜〜っ!?」

「へっ、変態っ、ほんっと最低!!人が気にしてるところをあんな、あんな…!あなたが勝手にハマったのに責任とかとりようがないじゃないですか!!」

「んん〜、肩がこったってもしかしてこういう感じなんですかねえ。あ、ダンテさんおちんぽありがとうございました。すごく気持ちよかったですよ〜」

《それならよかったよ。…ところでどうしよう、喧嘩になりそう》

「ああ、それなら…」

放置された端末をさらっと手中におさめ、キャンキャンと喚き合う二人の間に入る。

「イシュメールさん、ちょっと」

「はあっ!?なんですか、もう…」

ごにょごにょと小さな声で会話するホンルとイシュメール。眉を寄せていた彼女の口の端がつり上がった。

「…ああ、それなら」

「いいアイディアだと思うんですけど」

「いいですね、私の溜飲も下がるというものです」

「おい!なにコソコソ話して」

「【催眠】」

「……ぁ…」

催眠コードとキーワードで即座に催眠状態になったヒースクリフは、身体から力を抜いて棒立ちになった。

「【今からヒースクリフさんは、僕たちの肉オナホで、】」

「【肉ディルドなので。きちんと言うこと聞いてくださいね?】」

「…はい。ヒースクリフは、二人のオナホでありディルドです。どうぞ、気の向くままにお使いください」

「わ……あのヒースクリフが敬語使ってるとか、それだけでなんか興奮しますね…♡」

「ギャップって言うんですかね?あ、ダンテさんも催眠どうですか〜?」

《え、遠慮するよ…!グレゴールたちの様子も見たいしそろそろお暇するねっ》

巻き込まれそうになるのを悟ったダンテは、速やかにその場から離脱した。ヒースクリフはこれから二人がかりでぐちゃぐちゃにされるのだろう。


〘逆襲の時間だ〜!〙

〘褒めてもらいたいヒースもなでなでするダンテもかわいすぎんか〙

〘改めて見てもホンルの顔にバッキバキの身体くっついてんのバグだろこれ〙

〘でもガファンニキもそんな感じだったし…〙

《まあそれがいいんだけどな!》

《催眠コードめっちゃ便利〜、使いてえ》

《催眠でぐちゃぐちゃにされてるのに自分たちのえっちでも積極的に使うの、なんか、イイな…》


「たしゅけッむりっむりぃッ!?もお無理だからぁッ!?」

「たわけっ、この程度で根を上げるとは嘆かわしい!まだいけるだろう貴様!」

「しぬっしぬしぬじぬぅっ!♡みゅりゅしょ、たひけっ、あ゛あ゛あ゛ッ!!♡♡」

「ッ、っ……!」

ものすごい悲鳴にパタパタと駆け寄っていくと、両腕と左脚を赤い縄で天井に吊るされたグレゴールが二人がかりで犯されていた。尻穴はムルソーのチンポをぐっぽりと咥えこんでいる。自身のチンポには尿道ブジーが挿さり、それをウーティスがめちゃくちゃにしごいていた。ずいぶん長く射精していないのか、金玉がずっしりしているのがわかる。苦痛にも似た快楽にグレゴールは頭を振り乱して泣き叫んでいる。


〘キタ━(゚∀゚)━!〙

〘まってた〙

〘はいいつもの〙

〘知ってた〙

〘グレおじの快楽堕ち泣き顔は癌にも効く〙


《ど、どうしたのこれ》

「管理人様!ちょうどいま【訓練】中でして!」

《くんれん》

「はっ!この二人、それぞれケツ穴と乳首が弱いにもほどがあり。戦闘中に敵に攻撃されてはかなわぬと、こうして鍛えている次第なのです」

《なるほどー》

ふふんっとドヤ顔をするウーティスを横目にダンテは様子をうかがう。ようやく一時的に責めから解放されたグレゴールは、顔を真っ赤にして必死に荒く息をついている。背後でチンポをハメているムルソーの乳首にもローターが取りつけられており、見た目ほど余裕はなさそうだ。…よく見ると、天井の高さのせいかグレゴールの残った右脚は少しだけ床から浮いている。不安定に揺れる身体をチンポを楔にして安定させているので、余計深く受け入れてしまっているのだろう。

痛々しいほどに淫れた二人の姿に情欲を掻き立てられつつも、ダンテは助け舟を出すことにした。

《訓練は確かにいいと思うけど、二人とも結構疲れてるみたいじゃない?特にグレゴールは体勢もキツそうだし、一度休憩したら?》

「休憩はそろそろ取ろうかと思っておりましたが、訓練ですから疲労は当然のことでしょう。あまりほかの囚人を甘やかしてはなりません管理人様」

《甘やかしてるつもりはないけど…というかウーティスはどうなの?》

「へ?」

《自分は完璧だから訓練なんてしなくていい、なんて思ってないよね?》

「いっいえその、私はッぉ゛ッ!?」

何気なくまんこに擦りつけられた膝にウーティスの身体が跳ねる。咄嗟にダンテにしがみついた彼女の口ははくはくと震え、涎を抑えることができない。

《……ウーティス〜?》

「ひッぃや゛っ、おゆる、お許しください管理人さま゛ッああ゛ッ!?♡」

ぐりぐりと、今度は意図的にいじめられますます追い詰められる。身体から力が抜けて崩れ落ちそうになるのをダンテの膝が支えているせいで、自重でますますまんこに刺激を与える結果となってしまっていることには気づいていないようだ。

「ぉ゛へっ、あ゛っあああ゛ッ!♡ぃ゛っっ……ぐ、イグッ!♡い゛、あ……!♡」

一際大きく震えたウーティスのまんこから膝小僧が離れると、透明な粘液が糸を引いた。言い逃れできる状況ではない。

《ウーティスも訓練が必要みたいだね。グレゴールは疲れきってるだろうし…ムルソー、ウーティスのおまんこ鍛えてあげてくれない?》

「は、い」

「ッ、ぅあ゛っ…!♡」

ぢゅぽんっとグレゴールの尻からチンポが抜かれ、床に白濁と腸液の混じり物が垂れていく。長いことハメられ続けていたグレゴールのアナルはどこか腫れぼったく、さみしげに口を開けて新しくふさいでくれる存在を待っているようだった。

倒れて身体をビクつかせるウーティスに近寄ろうとしたムルソーをダンテが呼び止める。

《ああ、その前にこっち向いて》

「?」

《んしょ、っと》

「ッ!♡」

ローターを固定していたテープを剥がされ、ムルソーが息を詰める。だいぶ大きく黒ずんだ彼の乳首を、ダンテは優しくクルクルと撫でまわした。

《すごい、小指の先くらいおっきいね。気持ちいい?》

「はっ、い。とても…♡」

《よかった。訓練がんばってえらいね。ウーティスのぶんも、できれば付き合ってあげてね》

「それが、管理人様の指示っ、なら…」

《うん。それじゃあ…はい、イッて》

「ッ〜〜〜!♡」

優しい刺激に慣れたところに突然摘みあげられる。直立したままきゅうと目をつむり拳を握って、顔を真っ赤にしながらムルソーは乳首のみで達した。幾度もグレゴールの中に吐き出したはずなのに未だ硬度を保つチンポに、すごいなあとダンテは独りごちる。

「っ…ありがとう、ございます、管理人様…♡」

普段からは考えられないほど蕩けた声で礼を言って、ムルソーはウーティスを起こしにかかる。その間にダンテは部屋の隅の脚立をえっちらおっちらと運んで、ナイフを片手にグレゴールを吊る縄と格闘を始めた。

《よ、い、しょ…!足下ろすよ、グレゴール!》

「ああ…っウ!」

硬直した筋肉からくるものか、痛そうにグレゴールが顔をしかめる。だいぶマシにはなったが宙ぶらりんのままの彼を救うべく、コツを掴んだ管理人は腕を縛る残りの縄を一気に切り落とした。

「っと、うわっ!?」

しばらくぶりの安定した足場にふらつきグレゴールは尻もちをつく。犯されすぎて腰が立たないということもあるのだろう。彼はひとまず床に座っていることにしたようだ。

《大丈夫?》

「まるで大丈夫じゃないが…助けてくれてありがとな、管理人の旦那」

《いえいえ、どういたしまして》

「………あと、な」

《ん?》

しゃがむダンテの手をグレゴールが引く。前のめりに倒れこんだ彼を抱きとめたグレゴールは、尻の間に手を這わせた。

「……中、入れていいか?ずっと出してなくて、つらいんだ…♡」

ご褒美くれよ、と低く、甘ったるい声のおねだりを、なんやかんやで甘い管理人が断るはずがない。

《…うん、いいよ。私の中でいっぱい出しちゃえ♡》

「ひッんん゛ッ、お゛ッ…!♡あ、はあ…♡だせるっ、やっと、しゃせー…!♡」

ブジーを引き抜かれて鈴口がぱくぱくと震える。動けないグレゴールのためにダンテが上に乗り、ゆっくりと腰を下ろしていく。先端がめりこみ埋まっていく。

《くっ、う…!》

「っ、やばっ、でそう…だ…旦那、だいじょぶか…?」

《うっ、ん…!へいきっ、だよ…!かッ、は…!》

亀頭さえ受け入れればあとはなし崩しに。ずるりと入りこむ圧迫感とその先に確かに感じる快感にダンテは針の動きを速め。

「あ゛っ、ぎッ!♡で、る、イグっい……!♡うあああっ…!♡」

内圧と我慢させられすぎたがゆえの限界。一度のピストン運動もしないまま、グレゴールは大量の精を中に吐き出した。


〘えっちえっちえっちえっちすぎる〙

〘自分のこと棚に上げるなこのドスケベ熟女♡すき♡〙

〘ムルソーこれからあの乳首で日常に戻るのか、興奮してきたな〙

〘お仕置4Pの流れかこれ〜?〙

〘ダンテくん処女喪失おめ〜〙

〘処女だったん!?てっきり催眠さんが味見してるものと〙

〘準備段階は基本開発だけだからチンポ処女はまず間違いなく動画内で喪う〙

〘おねだりのときのグレおじイケボすぎてケツ疼いた〙


《うあああっ…!出てるのっ、すご、わかる…!♡ドクンドクンしてるね、グレゴールのチンポ…♡》

「ぜぇっ、ぜえっ…い、言わないでくれ、恥ずかしいだろ…」

今さら羞恥心が湧いてきたのか右手で顔を覆うグレゴールにカチカチ笑い、ダンテが文字盤をコツンと額にぶつける。井を得たりとグレゴールも優しく針に噛みつき、二人はしばらくキスを楽しんだ。

《それで、どう?まだ出したい?》

「そりゃな。でもあっちも気になって」

グレゴールが虫の腕で指した方向には。

「うあ゛っあっあああ゛あ゛あ゛ッ!?♡ッグいぐいぐいっぐぅっ!♡とっ、ま、どまれ゛っ、どまりぇむるそっお゛お゛お゛ッ!?♡♡」

「ふーっ、ふーっ…!♡」

ギラつく目でウーティスをうつ伏せに組み敷き、床に押さえつけるようにしてムルソーが激しくチンポを叩きつける。助けを求めるように差し出された手は死にかけの虫のようにビクビク痙攣するばかりで、声はほとんど絶叫に近い。もしかするとグレゴールよりひどいかもしれない。

《わあ、えげつない》

「ムルソーのやつも鬱憤溜まってたろうしなあ。…なあ、ちょっとちょっかいかけてみないか?」

《いいね!》

普段ならさすがに追い打ちは、と窘めたであろうダンテだが、いまは初めての快楽にふわふわしているうえに悪戯心が勝ってしまった。グレゴールを助けて立ち上がらせ、蹂躙されているウーティスのそばに寄る。

《ムルソー、ウーティスを起こして…背面座位みたいにできる?足はM字に開いて》

「っ、わかりました」

落ちてきた前髪を汗ごとかきあげ、ウーティスの腕を後ろに引っ張りながら持ち上げる。抵抗する気力など残っていないウーティスだったが、そのままズドンと落とされ自重でさらに深く抉られたときはさすがに暴れた。

「────ッ!!♡♡ガっああ゛あ゛ッ!?♡」

鼻水やら涙やら涎やらで見るに堪えない顔になってしまっているが、もうそれを気にすることができる段階でもない。ムルソーの拘束から逃れようと弱々しくもがくウーティスのクリトリスに、ダンテの指がそっと触れた。

「ひぃ゛う゛ッ!?」

《ここも弱いんだ。女の子のおちんちんこんなに勃起させて、ウーティスは変態さんだね♡》

「あ、ああっ…!かんりに、さま…も、むりで、たすけっ…!」

「そりゃズルだろウーティス。俺が無理だって言ったときやめてくれなかったのに?」

《んグゥッ♡はふ、あ、あ…!♡》

「きさ、まぁ…!」

ダンテの背から顔を覗かせたグレゴールがゆっくりと彼を貫く。少し時間が経って膝立ちができる程度には回復したようだ。にやりと笑い、グレゴールはダンテに囁きかける。

「ウーティスにはもうちょいお灸が要るかもな、管理人の旦那」

《さんせ〜い。というわけで、いくよ》

「え、ぁ……!?だめっだめです同時なん゛っっでぇ゛ッ!?!?♡♡」

クリチンポをしこりながらムルソーが剛直でまんこを穿つ。多少ペースは落ちているが、受け取る刺激が二倍になったぶんむしろウーティスの負担は増えるばかりだ。

「お゛あ゛ッあっおッんぎゅっ!?♡ぎぃう゛ぅ゛う〜……!♡うああああ゛あ゛あ゛ッ!!♡あーっあ゛ーーっ!?♡ひっじぬ゛っひんじゃあう゛ぅ゛っ!♡あぎゅっんぃ゛いいッ…っ〜〜!♡」

「ふっ、はあ…こうしてみるとっ、かわいいところあるじゃないか」

《あ゛ッ、んひっ♡ぐれ、ぐれごぉるも、かわいいよっ♡》

「おいおい、俺にはそんなの似合わないって。でも、ありがとな」

目の前の惨状が見えないかのように、ダンテとグレゴールの交わりは実に穏やかだ。まだ抽挿に慣れていないダンテを労わるようにトン、トンとグレゴールのチンポが優しくノックする。少しずつ高められる熱と興奮にダンテがクリトリスを弄る手つきはだんだん雑になり、連鎖的にウーティスが被害をこうむる羽目になった。

「ひゅッ…!?!?うぎゅっい゛ッあぇ゛ッゲホッゲホッ!あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!♡かんりっかりにっざま゛ッやべっどえ゛でくだじゃッあ゛!?」

「くっ…!管理人、さま、手を…」

《えっ…うわああウーティスごめんっ!?》

指で押し潰しっぱなしにしたばかりか短時間とはいえ爪までたててしまい、慌てて手を離して傷ついていないか確認する。幸い出血もしておらず大きく腫れ上がっている以外は問題なさそうだが、当の本人は完全に意識を遠くにやってしまっていた。

「あ゛ッ……んひっ……♡」

《や、やりすぎてしまった…》

「記憶は催眠で消されるとはいえこれはな…」

《うん…ムルソー、一度中に出したらウーティスのこと休ませてあげて…》

「はい」

さすがの彼も思うところはあったのか、先程よりもかなりスローペースでウーティスが上下に跳ねる。あっ、あっ、と深く突き刺さるたびに声が上がる様はそういう仕様の人形のようだ。

「…こういうの、ちょっとインモラルな感じでやばいな」

《催眠の時点で、じゃない?》

「まあそうか。っん…もうちょい力抜けるか?」

《う、ん…はふっ、んん〜っ…♡》

「そうそう、その調子。っはあ…ふーっ…!♡」

くぽ、ぬぽ、とグレゴールがダンテの奥を拓いていく。その感覚に震えていると、ムルソーがぐりぐりと腰を押しつけて、一瞬息を止めてから吐き出した。言われたとおり律儀に中に出したらしい。チンポが抜けた穴から若干粘度の薄い精液がこぼれ落ちた。

《ベッドならイサンたちがいるし、ウーティスも巻き込まれないと思う。寝かせたらムルソーも休んでね》

「了解しました」

ほとんど気絶した状態のウーティスを横抱きにしてムルソーがベッド方面に移動する。

「あんなに出しても動けるとか羨ましいなあ」

《グレゴールは違うの?》

「俺ももう歳だからなあ。…さて、そろそろこっちも仕上げにかかるかね、と」

《んぁ゛っ、ああ…♡》

優しく、しかし容赦なくグレゴールのチンポがダンテをいじめる。散々丁寧に解かされたダンテのケツマンコはその刺激一つ一つを丁寧に、甘い快楽として受け止める。半勃ちのまま揺れるチンポからほとんど透明になった精液が押し出される。

《はひゅっ、んん゛っ、あ〜〜…♡》

「ははっ、旦那って案外わかりやすいよなあ。カチコチいう速さとか、チャイムの音とか。ほら、いまイキそうだろ?なあ」

《う゛っん!イきそっ、ていうか半分、イッてるかもぉ…!♡》

「ケツだけでイクとマジですごいんだけど、今回はやめとくか。チンポ触ったほうがいいか?」

《ううんっ、だいじょぶ…♡このまま、続けてっ…!》

「わか、った。っは、はっ…ふ、ぅ…♡」

ピストンの音が激しくなる。さすがに限界なのか今までのように優しくとはいかなかったが、それでもダンテの尻穴は嬉しそうにチンポを食い締める。それが無性に胸をいっぱいにさせて、グレゴールは深く息を吐きながら思いきり腰を突き出した。

「っ、でる、出すぞ、ダンテっ…!♡」

《う、ん!♡きてっ、だしてぇ…!♡》

「ぐっ…!っ〜〜〜!!♡♡」

《んぎゅっ、ふぁ、ああっ…!♡》

静かだが、それ故に時計の音が際立った。ガゴゴッとなにかが引っかかるような駆動音。一拍おいで小さな音量で鳴らされる警告音。その後ゆっくりと取り戻していく、針のリズム。「声」が聞こえずとも、その快楽の変遷はまざまざと理解できたことだろう。


〘わからせ完了〙

〘ウーティスへのわからせとダンテに未知の快感をわからせることのダブルミーニングとはこのフィクサーの目を以てしても(ry〙

〘グレおじこんな優しい攻めックスできたのか…(驚愕)〙

〘ぐっちゃぐちゃにされててウーティスにちょっと同情した。嘘思いっきりシコった〙

〘ムルソーのちょっと優しいところ出てて好き。でっかいチンチンも好き、犯して♡〙

〘ここだけは字幕なくてもダンテのえっちさがわかるわ〙

〘虫の腕苦手だったんだけどこうして見ると味がある…いやごめんやっぱ怖い、でもグレッグがえっちなのは真理〙

〘ウーティスこれ再起できるか…?〙


「楽しんでいただけたようですね、ダンテ」

「っん、あ…ファウストさん、なんか用か?」

「はい、そろそろ締め括りの時間ですから」

《もうそんなに経ってたの?》

「ええ。さて、一度ファウストがカメラを代わりましょうか」

しばらく画面が揺れる。くるりと景色がまわり、ファウストが自分の顔を映し出した。

「視聴者の皆さん、お待たせしました。ここからがプレゼント企画、および重大発表となります。ダンテ、渡されたカンペを読み上げてください」

《オッケー》

カメラが向けられた先には、椅子に腰かけた男。そして、彼のチンポをねじこまれながらも、なんともないようにカメラに手を振るダンテがいた。


〘NTR早すぎん??〙

〘草〙

〘グレおじただの道化じゃんかわいそう〙

〘で、でも処女奪ったのはグレゴールだし!〙

〘そのお膳立てしたのは催眠さんなんだよなあ〙


《えっと、じゃあ読むね》

いやらしい音とともに上下に炎を揺らしながら、しかしそんな事実を認識していないかのようにダンテは続ける。

《まずは本日の生放送をお楽しみいただき、まことにありがとうございました。視聴してくださった皆様に篤く御礼申し上げます。

生放送に踏み切ったのはほかでもありません。わたくし催眠は、これから新しい挑戦をすべく準備を進めており、本日の生放送はそれをお伝えするための場を設けるためでもありました。

即ち────前々からリクエストをいただいていた「外郭の図書館」編に挑もうと思っております》


〘え〙

〘マジで???〙

〘うおおおおマジか!!!〙

〘いよいよか〙

〘図書館て都市の星だっけ〙

〘いや不純物、頭がLの巣ごと外郭にポイーした〙

〘あのーそこに踏み入れるってことは頭の決定無視するってことで粛清対象になるんでは…〙

〘調律者もぶち犯してるのになにを今さら〙


《そのための準備および動画撮影のため、当チャンネルは長期の休止期間に入ることが予想されます。皆様にご心配をおかけしますこと、まことにお詫び申し上げます》


〘残念だけどしゃあないか〙

〘無理しなくていいんだ、催眠さんが無事に戻ってきてくれるだけで救われる命がある〙

〘救われない生命もあるぞ(多数の精子)〙

〘どうせ着床機会ないしセーフ〙

〘女もシコってるからセーフ〙

〘ワロタ〙


《さて、しかしながら休止期間の間皆様になにもコンテンツを提供できない事態は心苦しいもの。そこでこんなものを開発いたしました。…えっと、あ、ありがとう》

カメラの端から伸びてきた手が渡したのは、ヒースクリフたちが使っていた端末だった。向けられた画面に表示される催眠コード。

《こちらの催眠コード、使い方はヒースクリフくんらが実演してくれた通りです。まず対象にこの画面を向け【催眠】と宣言します。正常に作動すると催眠状態になりますので、その後はお好きなように暗示をかけてお楽しみいただけます。【催眠解除】で催眠は解けますが、本来はデフォルトで催眠中の記憶を削除します。今回ヒースクリフくんが使った【記憶保持許可】の指示はわたくし及びわたくしから許可を得た者しか使用できません、ご理解ください。

この催眠コードを、無料・無制限で視聴者の皆様に配布したいと思います》


〘なん…だと…!?〙

〘正気か!る!?〙

〘マジでか〙

〘祭りじゃ祭りじゃ!!!〙

〘神じゃないすか!!!!!〙

〘つまりえっちな催眠かけ放題じゃないですかやったーーー!!!〙

〘勝ったな風呂食ってくる〙

〘生きててよかった、ほんとに〙


《ただし注意点がございます。こちらの催眠コードはLimbus Companyの囚人十二名および管理人ダンテのみに作用します。当チャンネルで過去に催眠をかけた対象や今後のターゲット、またそれ以外の人間には効果がありません。予めご了承ください》


〘残念、って思ったけどそらそうよ〙

〘むしろ十分すぎーん?LCって都市のあちこち回ってんでしょ、運がよければ会えるじゃん〙

〘ってか普通に目立つしスレでも立てて目撃情報募ろうぜ〙

〘情報屋ワイ、バックに特色がついてるとの噂を聞き漏らす〙

〘そら任務のために離れた隙突けば一発やろ〙


《皆様のご想像の通り、こちらはわたくしでなくとも彼らを操ることのできる代物です。その代わり邪な、すなわち性欲をエネルギーに発動するものとなっております。異なる目的のための使用はまず不可能となっておりますので、ご安心ください》


〘懸念してたこと言おうと思ったらすでに対策されてて草〙

〘誰に対してのご安心だwww〙

〘まあこのサイトにたどり着くやつら自体が性欲と倫理を兼ね備えた人間に限定されてるっぽいし、そうそう心配せんでもええやろ〙

〘どうなってんだろうねその判定は。前にコミュで話してたら掃除屋いたことあったよ。いいやつだった〙

〘掃除屋もこういうサイト見るのか…〙


《さて、わたくしからのお知らせは以上となります。しばしのお別れと相成りますが、またいつかお会いできる日を願って。それでは皆様、「外郭の図書館」編、どうぞ期待してお待ちください。…だって。なんかすごいってことしかわからないや》

「理解する必要はないと思いますよ。このあと記憶は消されますから」

《それもそうだね。んしょっ》

立ち上がったダンテの後孔からごぽりと精液があふれる。それもまた認識されていないのだろう、ダンテは平然と囚人たちに呼びかけた。

《エンディングだってー、みんな集まって〜》

返事はまちまちだが、全員ほどなくしてベッドに集合する。気だるげに腰かけたり、ノリノリでセクシーポーズをとったり。自分たちがされてきたこと、これからされるであろうこと、その屈辱を認識することなく彼らはこれからも生きていくのだ。

男にカメラを渡し、ファウストが最後に並ぶ。ダンテがカメラに向かって針を鳴らした。

《それでは、VS催眠おじさん!LC編はこれにて幕引きとなります。マスターはしばらくお休みするみたいだけど私たちは休まず都市を回るから、もし見かけたらぜひ使ってね!

ちなみに次の目的地は…えっと、どこだっけ?》

「21区ですね」

《だそうなので、住んでる人はお楽しみに、って感じかな。

それじゃあ長くなったけどこのへんで!本日もLimbus Companyの催眠囚人をご利用いただき、ありがとうございました。お相手は管理人ダンテと12人の囚人たちでお送りしました。またお会いできる日を楽しみにしておりまーす♡ばいばい!》

手をひらひらと振る管理人と囚人たち。彼らの画を最後に、生放送は終了した。

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