1333年4月1日 六波羅救援のため上洛(7)

1333年4月1日 六波羅救援のため上洛(7)


TSHパロ ※R17。尊直? ※エイプリルフールネタ ※体格差のある兄弟。

主要人物:直義(未婚)・尊氏(既婚)

~1333年4月1日 六波羅救援のため上洛(7)~東海道にて~


兄は、弟の白い首筋に、大きな厚めのくちびるを這わせた。それが、どんどん下へおりていった。

そんな兄の目に入ったのは、濡れた単衣が、ぴったりと、弟の白い肌にはりつくようすだった。その白い肌は、湯で上気し、赤くなっていた。そして、兄が愛してやまない、うすい紅色をした胸粒が可憐にたちあがり、濡れた白い単衣を、押し上げている。

もはや我慢できぬ!と、強烈な衝動にかられた兄は、湯のなかで、弟の腰をかかえ上げ、白い脚を大きくおしひらき、たくましい腰を割り入れる。

兄に雄の欲望を向けられているとは思いもよらない弟は、困惑した。

兄は、濡れた単衣の上から、弟の立ち上がった乳の先を、夢中で、強く吸いたてる。


兄は、思う。


泣き落としは、この弟にはたいへん効果がある、と。

そうそう、何度も使えない手ではあるが、乳は兄のものだ、と弟に言わせることができた。

また、機があればそれを逃さず、この手をつかい、兄の目の前で、弟に、みずから、その白い指で、蜂蜜を、その乳の先に塗らせたい。

弟は恥ずかしがるだろうが、必ず、塗らせてみせる。

そのあと、蜜がしたたりおちる弟のそれを吸い、味わいつくしたいものだ。吸ってやった弟の反応も、楽しみたい。

そのあとは、むろん、弟の白い体のすみずみまで、舐めまわしてやろう。


―――――乳離れする気などまったくない兄であった。


単衣の上から吸われる、いつもとは違う感触に、弟は、ますます、戸惑った。

兄はまだたりないのだろうか、と思う。

だが、さきほど、たくさんお吸いになりなさい、と許したてまえ、兄を拒み、悲しませてしまうことは言えなかった。

胸を吸う兄の頭を、弟は、何度もしずかに撫ぜ、慈愛のくちづけをあたえ、その顔におちかかる濡れた長い髪を、白い指で、そっと、耳にかけてやった。


吸いついてくる兄の動きにあわせて、ちゃぷちゃぷ、と、乳白色の湯が揺れる。

湯が顔にかかることを避けるため、弟は、兄が吸いやすいように白い胸をつきだし、そのたくましい首に両腕をまわし、兄の太い腰に白い脚をさしかえ、兄にすがりついた。


とうとう、弟は、兄を、乳離れさせることをあきらめた。

なにより、この兄を悲しませたくない。

…ああ、だが、のぼせそうだ、と思い、弟の意識は、闇に溶けた。

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