魔法少女スージー
時間軸、どんな状況なのかはフワッと読んで下さい。多分破面終わったあたり?本スレ的に生き残れているだろうか…
とりあえず隊長副隊長色々いるところで酒飲んでる
スーちゃんは身長でかいけど趣味がアクセサリー作りですし大人っぽくは正直あんまりないので(知力7)多分問答無用でロリにされるタイプだと仮定、身長はちょっと高めではあるけど160cm想定
本当なら戦闘まで書きたかった〜!!絶対始解の舞いと相性いいって寒色ヒラヒラ系スカート
衣装はピクルー、magic doll makerさんで作りました
ガッツリ趣味、本当なら上白が良かったけどそこまですると滅却師みを感じてしまうので黒にしたらわりと似合ってた
イメージ衣装

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宴会場
少し他の集団から外れたところで久しぶりに姿をみた時灘とそこそこ会う浮竹、京楽と会ってしまったのがよくなかった。同期がこうして会うのは久しぶりだったからそのまま飲み始めた。
……飲んでいくうちにゲームをしようとなった。罰ゲーム付きで
やったのはポーカー
一応のルールは知ってたけど、あんまりこういう頭使うゲームは得意じゃないから何だかんだで他の3人に負けてしまった。まぁ残当なんだけれど
罰ゲームの内容は、時灘が持ってきたステッキを使って魔法少女に変身し、そのまま忘年会に参加するとかいう奴だった。
魔法少女?何言ってんの?となることを言われたけどどうやらステッキは昔の研究者が作ったものらしい。
適当に変身!と叫ぶと魔法少女になるのだとか、変身中は性別も変わってしまうらしい…?
けれど全体的に能力が上がるとかいう意味のわからないものだ
酔った勢いならばまぁ、あとで記憶はきえてくれるだろう。こういうのはもうノリで行くしかない
ぐぐっと、残っていた日本酒を一気に飲み干したのちにゆらゆらと立ち上がる
こういうのは勢いで行った方が傷が少なかったりする。
「あーもう!なるようになれ!変身!!」
ステッキを少し掲げ、声をだすと突然ステッキが光出した。何!?という暇もなく光に包まれた
なんかBGM的なものも聞こえてきたけど声を上げることすら出来ずにポンポン服装が変わっていく
服装がガラッとかわり、戸惑っているうちに勝手に体がポージングをとり、そして
「溢れる想いは慈愛の証!わるーいやつは許さないんだから!
魔法少女スージー!」
勝手に口が動いて口上を言い終わると同時に顔に熱が集まるのが分かる。
なに、この口上
というかなんなのよこの格好…!?
「いっそ殺せ…!!」
その場で思わず顔を隠す。
これは無理ッッッッッッ!!
さっきまで酔った勢いで行けたけどなんかこの姿になったら何故か酔いが強制的にさめた。魔法少女がお酒なんて飲むわけないでしょうがっていう感じなの?ふざけてる
お願いだから酔ったままにさせて…!!これを素面でやるなんて思わないでしょうが!!
しかもなんか回りが光ってたから他の人も気がついたし!!白哉ちゃん固まってたの見ちゃったし!!本当にイヤッ
「スーちゃん可愛いよ〜!恥ずかしがらなくてもいいじゃないの」
「大丈夫だぞ春野!普通の少女にしか見えない」
野次を飛ばしている同期の隊長どもと、その隣で爆笑をして呼吸困難を起こしているこのステッキをもってきた元凶である時灘。
正直時灘のことをぶん殴ってやりたいけどそれやったら流石に不味いからやらない。
「そこの同期共あとで覚悟しなさい…!
特に爆笑してる時灘ッ!!京楽と浮竹はそれ褒めてないからッ!!」
恥ずかしすぎて涙が出そうになる。じわじわと羞恥心が襲ってきた。
「こんなっ、こんなの恥ずかしすぎて…し、しんじゃう…!!
あのねアタシ、結構いい歳してんのに…コレは色々マズイでしょうがッ!こんなフリフリって…!
なんか髪の毛も長くなってるし、あと思ったよりスカートが短いッ!!恥ずかしいんだけど……!」
スカートをギューッと前に引っ張るようにしてできるだけ足を隠そうとする。というかスースーして違和感しかない
「本当に女の子みたいだねぇスーちゃん…
いや今本当に女の子なんだけども…にしても似合うね?綺麗だよ」
「京楽それ以上何か言うならそのひげと胸毛を毟り取るわよ!?
というかこれ本当に強くなってんの!?」
ギリッと京楽のことを睨みつけた後に、この問題のブツを持ってきた時灘本人をみるとやっと落ち着いたようで水を飲んでいた。
「はーっ、笑った笑った。
まぁ強くなるというのは嘘では無い、霊圧など諸々機能としては上がっている。今なら破面の単独撃破もできるのでは無いかね?」
「アンタの家変態!!?」
「面白いことを考える人が大昔にいただけだ。それだけで変態とは失礼だな、四大貴族の1つだぞ?」
「うっさい!!性能高いくせにこんな服着せる時点で変態なのよバカ!!脱ぎ方も分からないし!!」
「ふむ、必殺技なるものを打てばすぐに効果が切れるらしいが…最悪1日経てば解除されるから安心してくれ」
「安心出来る要素が皆無なのだけど!?」
「ほら罰ゲームの続きがあるだろう?
それが嫌なら別に撮影会でもいいが…どちらにしろ自分はそろそろおいとまさせていただこうかな。随分と楽しませてもらったことだし
春野、ちゃんとやってくれよ」
そう言って原因をもってきた宴会場を後にしたのを見送ったあとに「バーカバーカ!鬼!悪魔!愉悦魔!!」と叫ぶも京楽と浮竹になだめられたけど解せない。
「にしても春野、随分小さくなったな?何センチくらいだ?俺よりも小さいのは新鮮だなぁ」
「七緒ちゃんと同じくらいじゃないかなぁ?それよりほんのちょっと小さい?」
髪型が崩れない程度に頭を撫でられるし囲まれたんだけどなに??威圧感凄まじいから殴っていいやつかしら…と考えつつ2人の手を払う
「小さい小さい連呼しないでくれない?あと身長なんかわっかんないわよ!
それと2人とも撫でるなッ!囲むな!揶揄うならもう別のところいくから!!」
2人の間を割って逃げた。もー知らない!
少し靴にヒールが入っているがこれくらいなら問題なく歩ける。
とりあえずどこら辺行こうかしら…と思ったら「春野殿!大丈夫ですか!?」とルキアに声をかけられた
「ルキアちゃん…えぇ、一応…恥ずかしいけど…というか白哉ちゃんの方大丈夫?固まってたわよね…」
「兄様は少し驚かれただけなので大丈夫です。先程春野殿が泣かれそうになっていたので心配になってしまい…」
「あーうん、そうね。今すぐここから飛び出して家帰りたいけど帰ったのバレたら時灘になーにされるか分からないから居ないとなのよね……」
「そうなのですか…!?」
「ま、大したことされないから良いんだけど。
……けどなんか新鮮ね、ルキアちゃんと立ってお話できるの。いつもだいぶアレだものねぇ?」
199cmと144cm、
普通に立ちながら話しているとどっちも首が痛くなってしまうし、顔がちゃんとは見れない。けどいまの身長だとちゃんと相手の顔をみて話せる
…これが出来ただけでもなんか許せてしまいそう。いや爆笑していたのは腹立つけど
それから白哉ちゃんのところに行ったり、動画撮ってた阿近ちゃんを追いかけたりして時間はすぎていった
楽しい時間というのはすぐに終わってしまう。いいお時間になってきたしお開きにしましょうとなって、1人帰路につく
…ふと、着ている衣装が目に入った。ヒラヒラヒラヒラと風にゆれている
「……この衣装は、可愛いのよね。アタシがきてるから問題なだけで…
これをモチーフに簪かなにか作りましょうか…」