魔法使いエランと元人間な使い魔スレッタ 続き

魔法使いエランと元人間な使い魔スレッタ 続き



 ある日、魔力が足りずスレッタが死んでしまう夢を見たエランは衝動的にスレッタを抱いてしまう。それで自分がスレッタに惚れている事を自覚するも、スレッタが行為中に抵抗する素振りを一切見せなかった事で「自身に命を握られている状態のスレッタを都合よく利用している」と激しい自己嫌悪に陥る(なおスレッタが抵抗しなかったのは単純にエランに求められて嬉しかったので応じただけ)


 一方でスレッタは魔力供給の度にエランが苦しそうな表情で自分を見ている事が気になり、何かエランの気に障る事をしてしまったのではないかと悩むように。

 そして思い詰めたスレッタはエランに夜這いを仕掛け「エランさんのやりたい事なんでもやります(だから嫌いにならないで)」と迫る。その姿を見てついに罪悪感が爆発したエランは「君を抱きたくない(もっと自分を大切にして、僕の都合の良い人形になんてなろうとしないで)」と言ってスレッタを突き放してしまう。

 エランに嫌われたと勘違いしてショックで泣き出してしまうスレッタ。スレッタが泣いた事で固まるエラン。

 一言「すみませんでした」とだけ言い残して寝室を出て行ったスレッタを追いかける事も出来ずに呆然と見送る事しか出来ないままエランは朝を迎える。

 そして朝食卓に行くと、用意された朝食と一緒に「今までありがとうございました。迷惑かけてごめんなさい」という書き置きが残されていた。


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