高飛車な彼女であるメルトリリスと水族館デートをする話

高飛車な彼女であるメルトリリスと水族館デートをする話


「あら?この私とのデートにしては随分とそっけない服じゃない?リツカ?」


暑い夏のある日。俺、藤丸立香は彼女であるメルトリリスと水族館で待ち合わせをしていた

時間通りにきた彼女の服装は、俺の服装と正反対で非常に派手で美しく女優と錯覚させるような服装だった


「むしろ君の服装が凝りすぎじゃない?汚れるかもしれないんだよ」


今日の目的は11時からこの水族館で行われるペンギンショーだ。ここの水族館は清掃が行き届いて綺麗だという評判ではあるが、席が汚れている可能性もあるし、水が跳ねて服にかかってしまうこともあるだろう


「あら?スタァたるものいついかなる時も美しく見せるものでしょう?」

「その在り方はすごい立派だとは思うけど今日のスタァは君じゃなくてペンギンだよ」


(むすー)


冗談のつもりで言ったがどうやらよくなかったらしい。彼女は目に見えて不機嫌になってしまった。

こうなると長い、せっかくの水族館デートで雰囲気が悪くなるのはよろしくないだろう


「まぁ君が汚れそうになったら俺が盾になるよ。いい席も取りたいし早めに行こうか」

「あら♡随分と私の機嫌の取り方が上手くなったじゃない♡その世辞に免じて許してあげる。さぁその調子でエスコートしてみなさい 私の騎士様♡」


よかった。どうやら機嫌を直してくれたらしい

俺は恭しく彼女の手をとりペンギンショーが行われる会場に向かうのだった





「いやぁ…すごいねメルトリリス。ペンギンたち全員君にメロメロだったね」

「…1匹くらい飼えないかしら」

「いや無理でしょ」


波乱に満ちたペンギンショーも終わり、俺と彼女は俺の家でアイスを食べながらグータラしていた

当たり前のように俺のベッドを独占し、寝転がっていた彼女は俺の顔を見て何か悪いことでも思いついたのかニヤニヤしながら俺に言葉をかけてきた。


「やっぱり、私のお付きにはあれくらいの従順さと可愛さがないとダメね」

「………それってどういう意味?」

「あら?随分と鈍いのね、私の騎士様。そのままの意味よ」

「まだ今日会った時のこと怒ってるの?」

「いーえ別に怒ってはいません。ただ気の利かないあなたに比べたらあのペンギンたちの方がはるかに優秀だと思っただけのことです」

「…………」


相変わらず高飛車なことだ。その在り方も間違いなく彼女の魅力だとは思っているがさすがに少し苛ついてしまう


「あら?怒ったの?怒ってしまうのね!?それで?どうするつもりなの?私の騎士様?華奢な私を押し倒してしまうのかしら?」


彼女のニヤニヤ顔…もとい嘲笑はだんだんと深くなる

さすがにこれはお仕置きが必要だろう。そう思い俺はあるものを彼女に見せる


「そうだね。じゃあ…君にあげようと思ったこのプレゼントはBBちゃんにあげようかな」

「……………は?何よ………それ」


それを聞いた彼女の表情は一変する。いい気味だ、もっと言ってやろう


「君がペンギンに夢中になってる間にお土産屋さんで買ってきたペンギンのキーホルダーだよ。面白い形をしているでしょ?2個1組でくっつけると完成するタイプのキーホルダーなんだ。君との“つながり“が欲しくて買ったんだよね。でもそんな酷いことを言うような人には渡せないかな。これは君のお姉さんのBBちゃんにプレゼントすることn……」

「それ以上言わないで!」


言い切る前に声を荒げた彼女に手で口を塞がれる。相当ショックだったのか涙声になっていた。


「やめて…やめて…そんなこと言わないで」

「その前に言うことがあるでしょ」

「…っごめん…なさい。ごめんなさいリツカ」

「はい、よく言えました。それじゃあこれ」


ちゃんと謝ってくれた彼女に俺は二つのうちピンク色の方のペンギンを渡す

すっかりしおらしくなった彼女は嬉しそうにプレゼントを受け取ってくれた


「あ…ありがとうリツカ」

「どういたしまして」

「ねぇ…私の騎士様。あなたは私のためにいつも尽くしてくれるでしょう?」

「そうだね」

「いい機会だからあなたにちゃんとした褒美を与えるべきだと思うの。だから…その…私の…体を…味わう権利をあげるわ」

「…いいの?」


彼女は顔を真っ赤にし少し躊躇いながらも頷いた

これに応えないのは騎士失格だろう。俺は彼女をベッドに優しく押し倒す


「君と交われるのは…その…すごく嬉しいんだけどさ。少し怖いんだよね。力を込めると君が壊れてしまいそうで」

「ふふっ♡では大切に私を扱ってください。壊れないように、折れないように、フィギュアを愛でるように私を愛しなさい。私の騎士様♡」

「…かしこまりました。お嬢様…では失礼します」


俺は彼女の服をゆっくり脱がし、現れた双丘をやさしく撫でる


「ん♡ふぅ…あぁ♡その調子♡たまらないわ♡」

「じゃあ…下も脱がすね」

「…ええ♡存分に堪能なさい」



その後俺たちは盛りあい、家族が帰ってくるまで何時間も行為は続くのだった

…結論を言うと、彼女との交わりは今までしていた自慰行為がお遊びだと思うほどの最高の快楽だった

どうやら俺は完全に彼女の虜になってしまったらしい


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