飴でも鞭

飴でも鞭


ふたビビ×鰐 玩具×鰐 π フェ ハート

前回の話の要素あり。湿り気ゼロ。かなり理不尽な怒られでお仕置きされる鰐 哀れ でもわりと元気

① https://telegra.ph/じゃじゃ鰐ならし-09-20

② https://telegra.ph/鰐の目にも涙-09-21



ここは砂の大国アラバスタ。照り付ける太陽光に蜃気楼が踊り、砂丘に今日もカラリと乾いた風が吹く。


「いい加減に出て行けよ……」

「いや!」

「おや、ビビはどこかな?声しか聞こえんなァ」


この国のおれの体質に最も適した気候の中、砂と化し宮殿まで飛びつつ、素敵に乾いた風に撫でられ上向いていた機嫌がもう急降下した。

業務諸々報告を終えさあ帰るかと太陽光の下に出た瞬間走ってきたクソガキにとっ捕まってしまったのだ。無駄に行動力のある親付きで。これ長くなるやつか?おれのことは放っておいて親子水入らずで仲良くやってくれ。


「サーはとっても大きいから日陰になるの!」


もにっ。


アー、ウソだろお前、おまえ、見えねェからってふつう親父の前で揉むか?男のケツを。


「いやはやまったく、ビビはすっかり英雄殿がお気に入りのようだ。よくお世話になっていると教えてくれるよ。忙しいだろうに遊び相手になってくれて感謝する」

「クハ……この姫様はえらい御転婆でね、いつもこっちが音を上げちまって参ってんだ。ここは一つ、親父殿からもお淑やかにするよう言っちゃあくれねェかな」

「ちょっと!サー!」

「ははは!王下七武海の君にそこまで言わせるとは、我が娘は将来大物になるな!」


もにもにもに。


なってんだよ。現在進行形目の前でクソみてェな方向にガンガン成長してんだよテメェの愛娘は。

無法者の世界でそれなりに生きてきたが、流石にいなかったからな。このおれのケツを親の目の前で揉みしだくような大物は。


───なァにが"お世話"だ、そのまんまナニの世話してんだよこのおれが!!


恥も外聞もなく叫んでやりたい衝動を抑え込んでシニカルな笑みを浮かべておく。


「……ン……」

「む、やはり無理をさせてしまっているだろうか?ほらビビ、毎回毎回構ってもらおうとしては彼の迷惑になってしまうぞ」

「むぅー」

「おら、とっとと出てけ……は、助かったぜ」

「ビビがすまなかったな。いやしかし君は男前だからか、少し弱った姿もついドキッとしてしまうな?誰も放って置かないだろう、ははは!」

「!!!」

「ぉわ!?」


ズボッ!王女がまたコートに入り込んだと思ったら思いっ切りケツを鷲掴んできた。何がしてェんだテメェは!

つまんねェ冗談飛ばす親も親なら子も子だ。まさかおれの"おっと王族親子丼とは豪勢な響きだなァ"なんてしょうもない思考回路を読まれた訳ではあるまいし……だとしてもお前にだけは咎める権利ねェだろ。


───いや、表面上冷静に振る舞っているつもりだが、本気で訴えてやりたい事項が増えたことについさっき気付いてからずっと、おれの頭は混乱しっぱなしなのだ。

執拗にケツを揉まれて性感を感じることはもう百歩譲って良いとして、ムスコがこの場で反応したら社会的に終わるだろうがという危惧を裏切ってこれがまったく大人しいままなのだ。後ろは揉まれる度に己でも知らないような場所がきゅんきゅんと疼いて突っ込まれて擦り上げて欲しいと泣いているにも関わらず。


すげェな。とっくに男として終わらされた気になっていたが、まだまだおれは男として終われるポテンシャルを秘めているらしい。





いかに気落ちしながらでもサー・クロコダイルは商談を落とさない。パーティーとはいえ仕事の顔をしていればそこそこ王女も近寄って来ないでくれるので助かる。

しかし思った以上に己の身体は大変なことになっているのではないか?話が上手く纏まったとワインに舌鼓を打つ気にもなれず手元で回しながら将来の心配をしてしまう。

アラバスタを手中に収め、アイツらを始末したあと、この身体の責任は誰に取らせりゃいいんだ……?想像する。王宮の奥深く秘匿されたハーレムで屈強な男共に囲まれてその身を嬲られ慰める己の姿───いや無理。ワイングラスにヒビを入れるところだった。そもそもこの想像自体が王族に手篭めにされている人間の発想そのもので辛過ぎる。

王女に取り上げられる前に隠した例の玩具みたいなもので慰めていくしかないのか……?そうはいってもやはり本物には勝てるものじゃない。だがなァ……。

何とは無しに先程まで商談をしていた相手の股間に目をやる。いいようにされるのは悔しいが、王女のデケェし具合がイイんだよなァ……アレでガツガツ追い立てられて嫌がっても泣いてもお構いなしにグチャグチャにされるのがどうにも……こいつは深刻な問題だと目線を上げると男が真っ赤な顔で硬直していた。そりゃそうだ、商談相手の股間ガン見はマズイだろ。昼の混乱を引きずり過ぎだな……適当に誤魔化して不審者扱いは回避した。



◇ 



「───で、どうしてこうなる……?」


現在、おれは怒れる王女サマの手によってシーツの海の上で海楼石の拘束を受け力なく踠いている。


「あなたが淫乱だからでしょ!」

「はあぁぁ!?テメェ誰がこんな身体にしたと思ってやがる!?目を背けるな!認知しろ!」

「た、確かにあなたの身体をいやらしくしたのは私だと自負はしているわ……でもだからって自分の父親を誘惑しているのを見たら流石に怒るでしょ!」

「全く持って身に覚えがねェが」

「しかも、しかも、パーティーで初めて会った男の股間を見て、あんな、淫らな顔を……!」

「オイオイオイ待ってくれウソだろおれ」

「あなたのことでしょうが!」

「テメェのせいでもう何もかもめちゃくちゃなんだよおれは……」

「余裕ぶっていられるのも今の内よ、あなたが見境なく男を喰って王宮の風紀を乱す前に私がお仕置きしてあげるんだから!」

「理不尽極まりねェこと言ってる自覚はあるか!?あんまふざけたこと言ってると本気でテメェの親父の咥えたっていいんだぞ!王サマは娘と違って上手そうだしなァ!!」




やっべ、空気凍った。






「……ッ……!!」

「声、出しなさいよ……!」

「〜〜ッ!!ア"!ぐ……♡」


ぐちゅぐちゅと掻き混ぜられるそこは長時間玩具で嬲られた結果ぷっくりと腫れ、泡立ったローションが糸を引いている。


「コレだってまだこっそり隠し持っちゃって……玩具でも男でも埋められたら何でもいいんでしょ!」

「んん"〜!!なに、言っ……ば、かやろ……!も、やめ……っ!ん、ンッ!♡」

「私のより大きいし……気持ちいいんでしょ!」

「テメ、ンなくだらねェことまだ……っ、ア"〜〜っっ!!」


脚を大きく開かれた形で固定され、遠慮のない動きで玩具を出し入れされる。ズッポズッポと浅い箇所で遊ばれたと思ったら突然奥まで抉られ、あられもない声が漏れた。


「ハァ……サーのココはとっても寂しがり屋みたいだから、まだ咥えてていいわよ」


奥まで押し込まれたまま王女の手が玩具から離れた。胎内に残されたそれをナカがきゅうきゅうと締め付け続けその刺激で脚がガクガクと震える。


「あ、ンっ、抜け、抜いてくれ……っ」

「イヤよ、震える程喜んでるじゃない。サーの口は上も下も何かしゃぶってないと辛いんでしょう?」


ぼろん。目の前、己の胸板にはち切れんばかりに膨らんだ王女の逸物が叩き付けられた。眼前に突き付けられる我慢汁をダラダラと流したそれの雄の匂いに頭がクラクラとする。

王女は舌舐めずりすると、のし掛かるようにして手をついた胸を揉み始めた。白く細い指で乳首を転がし抓られ、腰が跳ねるとナカの玩具が存在を主張し逃げ場がない。動きにつられるようにずりずりと逸物が胸板の間を滑る。

そのまま唇に滑り込んできそうだ……いきなり喉を突かれたら苦しいから、舌を絡ませるようにして受け止めなければ……それから、


「ねぇ、分かってる?サーの唇、下の口みたいに寂しがってるわ。コレを迎えようとして、半開きで、舌がちろちろして……いやらしい」

「……っ!ぁ……」


気が付けば舐めるように舌が出ようとしていた。"良く躾けられた"真似をした己への怒りと恥辱に目の前が潤み赤く染まり、唇を噛む。


「……あんまりかわいい顔されると暴発しそうで困るじゃない。ほら、ココで挟んだらしゃぶっていいわよ」

「…………」

「クロコダイル」


おずおずと怠い腕を胸に当て、寄せる。王女曰く豊満な胸がぎゅむっと熱く脈打つ肉を挟み込んだ。顔を寄せ、唇に雄汁を塗り付けるように滑り込んできたそれに、丁寧に口付けるように吸い付き、迎え入れる。


「ン……ちゅ、……」

「……っ、動くわ……」


王女が腰を緩やかに振ると、胸を挟み持ち上げる腕からチャリ、チャリと断続的に海楼石の錠の擦れる音が響き、己の恥ずかしい姿勢を思い知らされる。

拘束され、大きく広げられた脚の間、下の口で玩具を咥え込み、上の口は胸に挟み込んだ逸物をしゃぶっている。堕とされ切った娼婦もかくやの有様だった。


「考え事?余裕ね」

「ン"!?んぶ、え"、んん"ーーー!!!」

「は、そんな苦しそうな顔して、しっかり舌を絡めて……っ!腰も脚もずっとガクガクして"コッチ"も喜んでるんでしょ?上も下も本当にしゃぶるのが大好きなんだから!」

「ンん……!♡はぷ♡ゔぇ、ン"、ンッ♡」

「上のとこ、擦るといい声出るの知ってる?はぁ……っ、皆んなの憧れの砂漠の英雄がお口でも気持ち良くなれるなんて……っ、ビックリしちゃうかしら……!」

「が、は……っ、ぐ、けほっ……!ぅぇ……」


ずるりと引き抜く。咳き込むのをあやすように頭を撫でたかと思えば、更に乗り上げかっちりと撫で付けられていた髪を鷲掴み、濡れそぼった唇へと再び真っ直ぐに逸物をその根元まで突き立てた。


「ン"〜〜〜!!」


乱暴な腰付きで口腔内を膣のように扱われる。喉奥にぐぽっと突き立てられあまりの苦しさに涙をぼろぼろと流し呻くと先端をぎゅうぎゅうと締め付けて王女を悦ばせた。


「あ、くぅ……っ!出る、出ちゃう!のんで、クロコダイル!」

「〜〜〜!!」


喉奥まで突き刺さったものがドクンドクンと跳ね回り、熱くて濃くてネバつく塊が叩き付けられた。生臭さに顔を背けたくても顔を固定され、ずっぷりと杭まで打ち込まれている。ドクドクと流し込まれる精に大人しく目を閉じて呑み下すことに集中した。こくん、こくん、嚥下の度に雄を刺激し余計に放たれてしまって苦しい。ようやく落ち着いたのか逸物がゆっくりと引き抜かれてゆく。またひどく咳き込んだが、もう呑みたくない一心で追い縋った亀頭に吸い付き、必死に中の精まで啜り取った。


「ン、ぢゅるる……♡ぢゅる……♡♡」

「…………っ……」


もう口の中の感覚もよく分からなくなっているが、これだけしゃぶってやったのなら今日のところはもうご機嫌も取れただろうと、きちんと仕事をしたことを証明する為に空の口腔内を見せ、重労働に伴う疲労感とある種の達成感も込めて力無い笑みを浮かべて見てやる。グチャグチャで見れたものではないだろうが知ったことか。


「なァ……もう、」

「い、いやらしすぎる……こんなの王宮に放ったらアラバスタは終わりよ……」

「ハァ?何失礼なこと言っ……オイオイなんでまだ元気なんだよテメェ……!?」

「その無駄に大きなおっぱいに手を当てて考えてくれない!?私は徹底的に戦うわよ!」

「ワケわかんねェことばっかゴチャゴチャと……っんあぁ!?あ"ぁーーー!!!♡♡」


突然玩具を引き抜かれた。馴染んでその形に歪み包み込んでいた肉筒がゴリゴリと乱暴に擦られ身体中を痙攣させ果てる。爪先をピンと引き攣らせながら己の逸物から白濁が何の勢いもなくぽたぽたと滴り落ちるのを見て、今の今まで雌イキばかりしていたことに気が付いて、頭が真っ白になった。


「ぇ……♡あ……?うぅ……!?」

「雌鰐のサーは、本当に雄を誘うのがお上手なのね……」


なんでお前そんなキレてんだよ。言ってやりたくても呂律が回らない。もう後ろが疼いて疼いて、脚の間から見える凶悪な杭に乱暴に串刺しにされたくて堪らない。本当に雌にされてしまったみたいだと生唾を飲み込むと、ぽっかりと空いた穴がきゅんとヒクついてどうしようもなかった。


ぬる、ぬち、卑猥な音を立てて穴の縁を焦らすようになぞられる。ずりゅん!入ると見せ掛けて擦り付けられると切なくて泣きそうだ。


「く、うぅ……」

「欲しい?コレが欲しいの?」

「ぐ……ぅ……!ほし、い……」

「でもサーは他の男達やこんな玩具でも満足出来るのよね……?」


徐に玩具で浅いところを出し入れされる。あぁ、違う、それじゃない。


「ほしいのはもっと、あつくて、おっきぃ……ビビのがいい……っヒ、ア"ーーー!!」

「いい子……!」

「あ"、ぁ"♡すげ……♡はら、あちぃ……♡」

「玩具より……っ?」

「ん♡ンン♡♡ぜんぜん、ちげェ……♡ビビのチ⚪︎ポきもちぃ……♡♡あっあっあっ!そんな、ごりゅごりゅ♡しな、で、」

「玩具も、他の……っ男のも咥えたりしない……!?」

「…………っ」

「何黙ってんのよ!!」

「あ"ーーー♡あ"ぁーー♡♡」


それは将来的に無理なんじゃねェかな……と一瞬過った理性が完全に火に油を注いでしまった。もう王女の中でサー・クロコダイルは王族に手篭めにされ開発された身体の熱を持て余し雄を誘うビッチ野朗になっている。あんまりだ。開発したのはテメェのくせにと文句も言えない。

どこも彼処も熱くて苦しい。瞬きするだけで涙が溢れる。敏感な処を何度も何度も無理矢理擦られて死に掛けの犬みたいな声で鳴いた。どぷどぷと注がれる白濁で腹の中を全部満たされている気がする。それが突き入れる度に噴き出るからシーツに水溜りが出来ている。あぁひどい、そんなに擦り付けるな。内側から所有痕を刻まれたような気分になってしまう……おれが所有される雌に?ここで意識が白飛びして、それでも目が覚めたらまだ揺さぶられていて泣いて、もうバカになった頭でひたすらに許しを乞うしかなかった。


「お"っ♡ぁ"……♡も"、なん"もっ♡いらねェがら"……ぁっ!♡」

「コレ?コレがいいの……っ?」

「ア、あ"ーっ♡ビビの……っ王女さまの、ロイヤルち⚪︎ぽでっ♡ひ、んゔぅぅ……!ン♡おれの♡かいぞくま⚪︎こ、ぐちゃぐちゃぁっ、に♡されゔの……っ♡すぎっ♡いちばんすきぃっ♡♡ひあ"あぁーーー!!!」

「は、クロコダイル……!クロコダイル……!!」

「ゔ……ひ、あ……♡は……♡♡」





……股関節が痛ェ。

長年連れ添ったこの口の悪さとはもう一生のパートナー契約を結んだものとして諦めるしかねェな。


やたらとツヤツヤした顔で「エヘヘ〜」とかぬかす王女を叩き出して、なけなしのプライドと体力を振り絞って後処理とシーツ周りを枯らす作業を終えてぶっ倒れた。

そして目覚めて改めて今回なんと記憶が残っている。おかしいな、おれはそんなこと言わない。記憶野までバカになったのか?

ヘタな大物海賊と殺り合った方がマシと思える目に遭わされた。ため息を一つ、そっと腰の方に手を回し、撫でる……なんというか気怠くもスッキリとしている。いや、おかしいだろ……有り得ない場所が"そういう"器官に造り替えられている感覚に頭を抱えて呻く。なんつぅクソガキだ。


確かに記憶の中のおれは王女相手に完全敗北と言っていい無様な姿を晒していた。が、だが、そこでおれが王女との約束を守るかといえば、ンな訳がねェ。おれには男欲しさに夜泣きするどうしようもねェケツをあやす義務があるし、そこで玩具に頼ろうとそれはその場にいねェアイツの責任だ。そもそも前後不覚の相手に結んだ契約ってのは基本無効なんだぜ王女サマ。


「まァ、破ったところで仕置きするのも熱を鎮めるのもテメェの役目さ」


マッチポンプの責任は取れよな。

アーアー、将来本当にどうなっちまってんだろうなおれ。不安だ。



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ここの鰐さんは将来の自分の身体を不安がっているが、最初の話で本編やらかし後拗らせビビ様により離宮飼い殺しendは確定していて、この時空のアラバスタはみんな元気で平和なのでもう何の心配もない永久就職なのである。

拗らせビビ様によって多少湿り気が発生したが、当の鰐さんがなんか除湿気質なのでノリもじわじわ戻って飼い主に対してめちゃくちゃ口の悪い、国の運営でちょっと愚痴漏らしたら暇だからと政治にも口出してくる謎のえっちなペットになるかもしれない。インペルより全然環境いいぞ鰐さん!(もうバタフライエフェクトで頂上戦争編が始まらない世界線になれ)(ミーツバロックイベは起きていて欲しいので一連終わった所で攫われてもらおう「おれは勝負に負けたら永久就職先が決まっちまうらしくてな」とか言ってこのおれが大人しく着いてくんだからサービスの一つくらいいいだろってダズくんたちはカフェ組の方にお届けしてもらうしかねえ)(ごめん)(海賊王コスで秘密裏にビビ様にお届けされて「おめかしして来てくれるなんて嬉しいわ」って拗らせ眼光MAXで待ち構えていたビビ様に見詰められてうーわーってなれ)


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