風都GIRLS ドーパント(とその関係者)

『憧れのU/平和の探求者』『憧れのU/偽りの天使堕つ』

・『上原羽衣花(うわはらういか)/ユニオン・ドーパント』

新興宗教『天使の輪』の教祖『鵜池宇意朗(うのいけういろう)』の側近であり､真の教祖でもある｡羽佐間翔子の精神科に通っていたことがあり､そこで彼女に惚れた｡自身が恋いこがれる翔子が『究極の平和』について考えていることを知ると､自分がそれを実現出来ないかどうか考えているところにアクアリウムが接触し､『ユニオンメモリ』を渡される｡

ユニオンの能力を知ると､『皆が自分と同じ考えになれば､全人類が一つになり平和が訪れる』と考えるようになり､心に余裕がない者達を集めるべく宗教を立ち上げた｡

鵜池をお飾りの教祖を仕立て上げ､自分が側近になった理由は､｢自分がいなければ何も出来ない高位ランクの人間を作り出し､優越感に浸りたかった｣ためである｡

最終的には進ノ介との恋と生活のお陰で変わった翔子から拒絶され､それまで抱いていた自分の信念が揺れて､ユニオンの同期能力が無効になってしまい､その隙を突かれたWに倒された｡

自身が同性愛者であることが､『皆が自分と同じ考えになって欲しい』という願いを加速させたのではないかと推測される｡

・『ユニオン・ドーパント』

上原が変身するドーパント｡自分の感情や感覚を相手と同期させることが出来る｡倒すために攻撃を加えると､攻撃した本人は勿論､周囲にいるメンバー達もダメージを受けてしまう｡また､自身が友好的な態度を取れば､どんなに警戒心が強い相手でも､受け入れてしまう｡このため､どんなに胡散臭くても宗教の勧誘を受け入れるようになる｡

しかし､この同期能力は変身者が『強い信念』を持っていなければ発動しないらしく､それが揺らぐと途端に解除されてしまうという欠点がある｡

・『鵜池宇意朗(うのいけういろう)』

新興宗教『天使の輪』の(お飾りの)教祖｡逆に『究極の平和』を本心ではどうでもよいと思っており､崇拝する神の声を直接聞いてみたいため､世界を破壊して大罪人になれば神は私に罰を与えるだろうと悪逆の限りを尽くす｡計画通りに上手くいって世界が破滅していくほど世界は神に見捨てられたんだと焦りを感じ､自分の疑心を否定する為に更にエスカレートしていく｡最終的にはユニオン・ドーパントを倒した仮面ライダーに自身が求めていた神の姿を見る｡

『タイトルの由来』

Uはユニオンもだし、『ユー(YOU)』→『貴女』→『憧れの貴女(翔子)』で犯人の翔子に屈折した思いを表現してる。天使はエンジェルロイミュードから｡

登場話未定

・『タイム・ドーパント』

『時間』のガイアメモリで変身するドーパント。自分や相手の『体感時間』を操ることが出来る。例えば自分の体感時間を『1秒＝1分』にすれば、敵の攻撃が非常に遅く見えるため、攻撃をかわすことが簡単になる。また相手に攻撃を当てた時に相手の体感時間を『1秒＝1分』にすれば、ジョジョのGEの｢鋭い痛みがゆっくりやってくるッ！｣状態にすることも出来る。

あくまで一般メモリなので、ポーズみたいに時を止めたりすることは出来ない。後のこのドーパントはクロノス・ドーパントの説明の際に度々挙げられることになる。

なおこの『体感時間』を操る能力は、実際に流れている時間で『３０秒』経てば解除されるという欠点がある。Wに出来るのはこれを利用し、『30秒経った後にドーパントの死角から来る攻撃を発動させる』こと。恐らくルナメモリの幻想の能力ならば、マジックのように見えないところから襲う一撃をみまえるかもしれない