顔を触る
百合強強蛇姫様
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サラダルフィ
、
*
結婚はしないと言ってしまった。
女だから。女になったから。
今思い返せば薄い理由だ。
それで彼女が好きな気持ちを諦めるとは思っていなかったが、結婚は諦めると思っていた。
しかし、何を言おうと理路整然と並べ立てられた数々の言葉に歯が立たなかった。
「もう、降参だ。ハンコックとの結婚を断る理由がなくなった」
少女と大人の中間の声で、ルフィが笑ってそう告げた。
結婚が嫌なわけでは無い。
恩人に向けていい感情なのかどうか躊躇っていた。
ひいては今の体になって、同性に向けていい感情なのかという疑問も上乗せされていただけだ。
「それでは、今夜は褥を共にしてくれるな?」
彼女にとって、いくら性別が突然変わったとしても、全く愛する気持ちは変わらない。
どちらの身体のみしか愛せないわけが無い。
男だった頃の筋肉がついた身体だろうが、女になった今の柔らかそうな身体でも、どちらも好きであり、優劣を比べるものでは無い。
これからする行為も、男女だろうと同性だろうと本質は変わらない。
ただ、やり方が違うだけだ。
「いいけど……女の身体でやり方がわからねぇ」
「そなたは何もせずとも、ただ力を抜いて身を任せてればよい」
微笑みながら告げるハンコックの手が、目の前の女の頬にゆっくりと触れる。
ルフィの身体がぴくりと緊張気味にこわばる。
ハンコックにとっては手に馴染む女の肌。
しかし愛する人に触れるのは初めてであり、壊れ物を扱うように女の肌に触るのも初めてだった。
頬の高いところにある傷跡をハンコックが人差し指で触れる。
「わらわは……そなたが男であろうと女であろうと、どっちでも構わぬ……。大切なのは、ルフィがルフィであること」
ルフィがルフィたる所以。
とうの昔に塞がった傷跡だが、盛り上がった神経がむずりと否応なく疼く。
人目につくのに、誰も触れたことの無い場所。
一点に触れられているだけなのに、ルフィは頬全体が熱くなるのを感じた。
「きれいよ」
夜の海のような瞳が、ルフィの顔を見つめる。
「傷?これの、どこが……」
「ふふ、気づいておらぬのか?そなたが頬を染めると」
ハンコックの細い指先が、ルフィの縫い目のような傷をゆっくりとなぞる。
「きずあとが、桃色になって」
ぞくり、とルフィの肌が震える。
「興奮に、充血して」
ルフィの顔が桃色に染まるのを、ハンコックは笑って見ている。
敏感になって、熱を帯びた傷跡に、じわじわと這う指の感触がルフィを襲う。
「ぷっくりと膨らんで、ひかる」
いつの間にか傷跡を通り越した指が、ルフィの耳たぶまでたどり着いた。
熱くなった耳の縁をそっと撫でられる。
皮膚が以前より薄く、敏感になっているのだろうか。
触れられるだけで、今まで感じたことの無い感覚が肌を走って、ルフィの小さい唇から、女の声が吐息混じりに漏れる。
「んっ……ぅ……」
「……きれいよ」
くすりと、ハンコックが首を傾げて 息を漏らして笑う。
ルフィが羞恥心に顔を横に向けると、耳の下から首筋、鎖骨まで、ハンコックの細い指先がゆっくり降りていく。
指先の感覚に集中してはいけないと本能的に感じる。
「くすぐったいんだよぉ……もう……」
ルフィは頬を上気させて抗議した。
身体の奥から湧き上がる未知の感覚を知らずに、ルフィはくすぐったいと表現するしか出来なかった。
「ふふ、まだいけないことはしてないのに」
ルフィは息が早くなっている自分を信じられない思いでいた。
……一体自分はこれから何をされるのだろうか。
女のからだになってるのに、女同士で いけないことって。
ルフィの膨らんだ胸に当惑が押し寄せる。
性欲がない訳では無かったが、女の身体となって輪をかけて薄くなった性欲すらも、胎から汲み出されるような不思議な感覚。
全身が心臓になったように、胸の鼓動がうるさく響いていて、無視ができない。
*
続く
↓以下のハンコックの心理描写は理性によって割愛されました↓
(あぁ、なんという可愛いらしさ……♡堪らぬ……尊い……好き♡ルフィのほっぺた♡♡すべすべもちもち♡初めて触った記念日じゃ!もはや国民の休日に制定したい♡女のルフィも顔面大勝利じゃ♡かっこよかったのがかわいくなってる♡好きという言葉だけでは表現できぬ♡あぁ可愛い♡反応が初々しくて堪らぬ♡♡幸せすぎる♡ルフィと色々することを想像するだけで理性バチ切れて婚姻色の覇気出る♡♡♡)
※傷跡描写リサイクル♻️