陥没なやつ
凪代理の人「お、お前…!」
「ヨイチッチもコレ、いや?」
初めてできた、好きな人。初めてする、えっち。
どこに出しても恥ずかしい煩悩まみれのDKとしては、そんなシチュエーションにものすごく興奮しておりまして。恥ずかしながらちんぽがもう痛い。
早くその身体を暴きたいなあ、だなんて思いながら艶めかしく服を脱ぐ恋人を見つめていた。
「見てコレ。変でしょ。」
困ったように笑うロレンツォの色素の薄い頂はよくある人間のような下品な主張をしておらず、こぢんまりと存在しているどころかむしろふんにゃりと陥没していた、園様がじつは臆病な恋人そのものなようで、端的に言って、実に唆る。ちょっとヤバいくらいに。
「コレ見てさあ、今までの相手のおっさんにキモチワルイとか言われてきたんだよなぁ。だぁー、ヨイチッチもいやならごめんね」
「ぃやじゃない…」
「ん?」
「嫌!!!!じゃ!!ない!!!!!!!!!!!!!」
「わぁ、クソでかボイスOK?」
こっちはお前のせいで今ヤバいんだからな。冗談じゃない、此のままだったら下手すりゃあ挿れた瞬間に出るとかいう地獄みたいなことになる。俺はそんな情けないところをコイツに見せたくない。なんか、こう、コイツにクソ雑魚ちんぽとか思われたらヤダ。男としてのプライドが死んでしまう。
そしてなにより、
「そもそも俺は!おまえの身体である時点で大体何でも興奮できる!」
「マジで?」
「多分というか、まあ確実にそんなことないのはわかってるけどもし仮に万が一お前の足が水虫まみれだったとしても唆る」
「それは性癖尖りすぎOK?」
「性癖【お前】だから…」
「うっそお」
嘘ちょっと盛った、好きなのは太もも。けどコイツ丸ごと愛していて唆っているのも事実。俺以外の男に過去で抱かれていたって、どうあがいてもカイザーと穴兄弟になったって、俺はコイツが好きだし興奮するし今から抱く。
「嘘かどうか試してみるか」
「ヨイチッチAVでイメトレしたでしょ」
「無駄口はふさがなきゃな♡」
「んむぅ!?」
優しく押すと意外なほどにすんなり横たわる細い肢体。獣のように荒っぽくキスをして、そのまま涎の滴る下で耳をぬろぬろと舐めた。
「んひぃ、ちょ、ヨイチッ…チ!やめ、ひあぁ」
「ん、やめねえ」
「あん!酷い、」
「世一かよっちゃんって呼べよ」
「ん、ふ、ヨイチッチ…?」
「よっちゃんって言ってんだろ駄犬。ふざけた言い方やめないとあと2時間ぶっ通しでやるから」
「ふぁ、やめ、ごめんにゃしゃ、」
「謝罪は求めてないんだよ。いいから呼べ」
「ヨイチッ、よい、ヨッチャン…!」
「よく言えました♡」
褒美にやわやわと耳を甘噛みし、ずろろろとねぶってやると身をよじらせて喘ぐ。
えっろ。
「ふぅ…んちゅ…っ」
「うぅうう、ああん、」
「はああぁぁ」
あったかく息を吐きかけると数度びくびくと魚のようにはねたロレンツォは動きを止めた。広がる独特の臭気。
「あうぅ、漏らしちゃった…ごめんにゃさい…」
「………かーわい♡」
「んえ」
興奮のまま指の腹で優しくすりすりと乳輪をなぞると、面白いほど簡単に出てくる頂。
「おまえ、ちんぽだけじゃなくて乳首もすぐ勃起すんのな。こっちもミルク出せんじゃねえの?」
「んやあああ!俺、おれぇ、マンマじゃないからおっぱいでにゃいいいいい!吸うのやめてぇぇえ!」
じゅるじゅると下品な音を立てて吸えば、頭を胸に押さえつけられた。もう何も考えられなくなって販社でやっているのだろう。自分の墓穴を喜んで掘っていく斬新なスタイルに思わず笑ってしまったらその振動ですら辛かったのかまたロレンツォは達したのだった。
可愛すぎかよ。