【閃煌騎士】

【閃煌騎士】

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「光あれ!」

「貴公の名は私が記憶する。ブライルラント王国に身を捧げた、偉大なる勇士よ」

「私は進軍する。王国の為の礎となる」


【閃煌騎士】

〈本名〉記録に残されていない

〈種族〉人間

〈性別〉記録に残されていない

〈享年〉127

〈好きな物〉カブトムシ、ドラゴン、鎧、武器


〈能力〉

戦闘機と戦艦と要塞を足して割らない。


光属性に卓越した魔法剣士であり、《地覆光華》や《波濤光波》等の広範囲を薙ぎ払う技や《光絶剣》や《耀閉界》を始めとする単体戦力への対処を目的とした剣技と魔術を組み合わせた必殺技


更には《光輝軍》や《破邪癒光》と言った味方へのバフを備えている基礎を突き詰めた騎士と言えよう



戦闘となれば光を撒き散らしながら夜闇を塗り替えて、百戦錬磨の刃にて混沌とした戦場に秩序を斬り開く


〈性格〉

少年。カッコいいのが大好きだし、技名とかも自分で考えるタイプ。自信家でありながらも情に深く、部下の名前と宴の席で教えてくれた来歴を全て記憶している


慕われる人間であったが、騎士団の紋章にカブトムシを入れようとして満場一致で却下されて落ち込んだ過去がある


〈概要〉

ブライルラント王国の『銀嶺の大鷲騎士団』に死後任ぜられた騎士………とは言え。厳密に言うならば生死については不明となっている


その勇猛さとカリスマで戦場を駆け抜ける逸話が多くの残されており、『アーヴァル城の十夜』や『竜騎兵師団撃砕』、『日の沈まぬ戦い』等の敵軍による劣勢を覆す伝承が各地に残されている


故にこの騎士が活躍した年代は巨大な国家からの征服や侵略を受けていた時期であると歴史研究家の中では通説となっている



─────だがこの騎士の華々しい伝承を最期は、或る意味では残酷な物であった



〈最期〉

『ホーデン地方』を救い出した後に、『斜陽庭園』と呼ばれる友軍の拠点へと救援に向かった際に奇襲を受けて、当時の騎士団はこの騎士を残して全滅


生還した【閃煌の騎士】もまた記録から明確に認識出来るだけでも〈パルメヴァ症候群〉〈化樹禍〉〈魔力暴走病〉〈ローレライラブシック〉〈黄金化症〉を始めとする疾患に末期に近い状態で罹患してしまっていた



そして『残光の決戦』に、最早意識を保つだけで限界の躰を引き摺って参戦した【閃煌の騎士】は敵軍を七割程殲滅してから敗走する敵軍を追撃しようとした際に意識を保てなくなった


死亡時には既に肉体の約71%が樹、約34%が黄金、脚が殆どヒレとなっており、その状態で騎士墓に安置された



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