邂逅

邂逅






突如黒ひげ海賊団に攫われて数週間、この奥まった牢屋にC・プリンは囚われていた

おそらく敵の目的はプリンが持つ能力とこの三つ目だと思っているがママが生きていたら黙っていないし目の前にいる人達は無事では無い そんな事は知った事では無いが

ここは狭いし汚いし 手には海楼石で作るられた手錠がされているためまともに動くことが出来ない

どうやらもう一人囚われているらしいがこことはまた別のところにいるのか よく船員が「クソ、また見張り外れたぜ」とか言っている 



あぁ早く出たい

そんな事をプリンは思っていた


そんなある日 白い服を着ていたはずのよく知らないけれど、私とお兄ちゃん達をショコラタウンで襲った人がいきなり来てこういった



「キミにとある人の世話を頼みたい」

「それ次第では待遇を良くしてやろう」

「断ればこのままだ」


メイドをやれだなんてほぼ強制じゃない このままここにいるのは嫌だしなにより隙を逃げ………

「ちなみに手錠は軽いものになるがつけた状態になるし逃げる素振りを見せた場合にはそれなりの罰を受けてもらう」


……顔に出ていたのか見聞色の覇気を使われたのか男に全て読まれていた

「はぁ、いいわこのままここにはいたくないしその条件のむわ」

プリンはそう言って男____クザンの後についてった


「ここだ」

そういわれてさされた部屋は


「提督室………?」

提督室………つまり黒ひげの個室である

「ちょっと待って!!私に黒ひげの世話をしろって言うの?!そんな屈辱的なこと出来るわけが無い!!そんな事なら地下牢にいるか死んだ方がマシだわ!!」

「違う、キミが世話をするのはあの人じゃない」

「は?」

「今から言う事はここだけの話にして欲しい」

「彼女はあの人に底知れぬ愛情を向けられている」

「いい意味でも悪い意味でも」



そうして厳重な鍵を開けたドアを開けた先には人が4~5人寝れるぐらいのベットの上で女の人がいた

女の人がいる 赤ちゃんを抱いた

「あ、こんにちはいつもより早いですね。何かありました?」

「今日からこの人が君の身の回りの世話をしてくれる」

「えっ」「は?!」

どうやら目の前の女性にも寝耳に水らしい

「よくあの人がそんな事許しましたね」

「こちら側では育児の事はさっぱりだからな……海楼石の手錠はつけたまんまだがそれで頼む」

「………僕には拒否権もないのに聞かないでください」

「………すまない」


提督が戻ってくる前にプリンを迎えに来る

そう言って男は出ていった

蚊帳の外にしないで欲しい 2人で話を進めないで!

そうして状況にプリンが困惑していると、目の前にいた女性が話しかけてきた


「ええと、捕虜になっていきなり見ず知らずの人のベビーシッターだなんて困りますよね。大変申し訳無いのですがちょっと2、3歩でいいので前に来てもらえますか? 」

「何が目的?」

「僕はここから動けないんです ティ……黒ひげがお話をしてくれたり最低限の生活はできてるのですが足枷あるのと寝てるこの子を起こす訳にはいかないので………」

そう言って腕の中に抱かれているのは小さな小さな生命でピンクの髪の毛でまだ生まれてそんなに経ってない赤ちゃんだった


近づく前に聞かなきゃ行けないことがある

「そういえばあなた手錠は?つけてないみたいだけど」

「僕は皆さんみたいに悪魔の実を食べていない、所謂無能力者なので、あと手錠をつけていたらこの子のお世話が出来ないでしょう? その代わりさっきもお伝えしましたが厳重な足枷が ほら」 

そう言われて見せられたのは、何度も反抗したような傷痕とそれを守るように包帯が巻かれ おそらく鉄で出来ている足枷がついていてそれがベッドの踋に繋がっている。たしかに身動き取れないみたい


「もうひとつ いつからここにあなたはいるの?」

「……分かりません」

わからない?どういう事かしら

「僕はあの人に何度も誘拐され女性に言うの憚られますが、色んなことをされて元の場所に帰ってきたと思ったらまた誘拐されて 」

「なので、わからないんです」


期間で言うと、2年半になりますでしょうか?

そんな事をあっけらかんと応える女性にプリンは絶望した

2年半も誘拐されるのを繰り返してその平常心でなぜ居られるの??

プリンが言葉に詰まっていると

「心配していただいてありがたいのですが僕の心は至って平常で、あの人から向けられる愛情は良くも悪くも重くて深い でも気持ちいものなので」

そう答えた


だから思わず

「もし、もし私の能力がいつか使えてここにいた時のこと都合よく操作出来るって言われたらその手を取る?」

なんて聞いてしまった

どうせ外にいるあの男には聞こえてるのだろう 防音設備なんてないのだから 

そしたら

「そうしたらここにいた時の記憶を忘れてしまうしなによりこの子のこともきっと忘れてしまう 悪い思い出だけでは無いので 」

そんな事を赤子を撫でながら言う女性にプリンは何を思ったのか、はたまたあの時自分の目を綺麗だと言ってくれた男を思い出したのか 


「いいわ、条件を呑む あなたとその子の面倒を見ます 私の家は家族が多くて弟妹も沢山居たから子育てには慣れているの、だから、その、よろしく」

「はい、生憎この船には子育てに特化した知識を持つ人がいないので助かりました。そういえば自己紹介がまだでしたね僕の名前はコビーです。改めてよろしくお願いいたします 」

そう女性………コビーは名乗った

だから礼儀として名を名乗った

「私の名前はプリン シャーロット・プリン よろしく」




今すぐここなら逃げるのは無理なのだから だったらママが生きてると信じてこの子を育てる事にしよう

そうプリンは与えられた労働に勤しむことにしたのだった____





Report Page