迷子勇者は路地裏でショタ食い
なのエルフ追悼一般エルフパーティの皆とはマヌルの話ができない以上、マヌルのことを思い出すのは一人でいるときだ。僕が名前を呼ばれなくなったきっかけの日にも、マヌルは僕を心配して寄り添おうとしてくれた。あの日の後にも、一緒に修行をした記憶が確かに残っている。何より、マヌルが僕に勇者のなんたるかを示してくれた夜。あの夜がなかったら、今僕はここにはいなかっただろう。
マヌルが僕たちのパーティから抜けてしまって、まだどれほども経っていない。カスパーは仕方ないとして、ケンシもティゴもマヌルのことを話題に出そうともしてくれない。荷物どころか手紙一つ残さずにいなくなってしまったから、まるでマヌルが初めからいなかったかのように感じられてしまう。そのことが無性に悲しい。
今の拠点は小さな町だ。建物の密度が高くて、路地が入り組んでいる。一人でマヌルのことを考えるのに都合のいい、みんなには見つからない場所が見つかるにちがいない。用事が済んで自由時間になると、僕は人の気配のない路地裏へ入っていった。
「……どうしよう。迷っちゃった……」
あてもなく進むうちに、どこから入ってきたのかもわからなくなってしまった。望みどおりみんなが来ることはない場所ではあるけど、町の住人ともすれ違わない。だから出方を尋ねることもできないでいた。
「マヌルがいてくれたら……」
思わずそんなことを口走ってしまう。マヌルのことばかり考えてしまうのは、結果的に一人になれたおかげだろうか。彼なら、こんな迷路で迷ったからといって足を止めてしまいはしないはずだ。そのとき、ふと何か音がしたような気がした。
耳を澄ますと、もう一度同じ音を聞くことができた。これは……靴音? 音のする方へと駆け出す。角の向こうに人影が見える。小柄で手足の華奢な、銀髪の少年のようだ。
「マヌル!?」
そう思った瞬間、僕の体は勝手に動いていた。目の前にいるはずの彼に手を伸ばす。しかし指先は空を切り、彼は消えてしまった。幻だったんだろうか……。すると、思っていたより低い位置から声がした。
「お姉さん……大丈夫?」
マヌルではありえない。去ってしまう前の日に見た彼は、もっと背が高かった。それでも、男の子としては小さくて大人しい印象はそっくりだった。まだ故郷の村にいたころのマヌルに瓜二つな少年が、僕を見上げていた。
「あぁ……ごめんね。僕は大丈夫だよ」
僕は屈みこんで彼と目線を合わせる。心配そうな表情も、やっぱりマヌルによく似ていた。まるで僕を心配して廃墟まで来てくれたときのマヌルが時間を超えて迎えに来てくれたみたいだった。少年が遠慮がちに何かを差し出してくる。
「これ……あげるよ」
差し出された手の中にはハンカチが握られていた。綺麗な色で染められた、清潔なハンカチだった。
「どうしてこれを、僕にくれるのかな?」
不思議に思って聞いてみると、彼は少し恥ずかしそうに答えた。
「だって、泣いてるみたいだったから……」
少年はそれだけ言うと、照れ隠しのように微笑んだ。それから、小さな声でこう言った。
「自分が心から思ったことは、逃げずに実行するって約束もあるんだ」
「マヌルも、そう言ってた……!」
抑えられなくなった感情のままに、僕は少年を抱きしめていた。驚いたようで少年がもがくのも構わずに、溢れる涙が零れ落ちるのも構わずに。
ただただ、彼の体温を感じていたかった。
しばらく抱き合って、ようやく僕は腕の力を弱めることができた。名残惜しい気持ちを振り払って体を離すと、僕の目からはまた大粒の涙が流れ出そうになった。それを拭う前に、少年がハンカチを当ててくれた。
「ねぇ……落ち着くのに少し時間がかかりそうだから、どこか静かな場所を教えてくれない?」
この少年なら、きっと道案内もしてくれるだろう。そう思いながら聞いたのだが、返ってきた言葉は意外なものだった。
「……僕、ここにはお姉さんと同じ理由で来たんです」
確かに顔を見ると、目を赤くしている。マヌルはどれだけ虐げられても、僕の前で泣くことはなかった。泣いてくれていたなら、僕が慰めてあげることもできたかもしれない。マヌルには助けられてばかりだった。
「そっか……」
助けられてばかりだったからやり方はわからない。けど、僕もまたマヌルがしてくれたように寄り添うことで、目の前の少年を慰めることができるかもしれない。
「お姉さん……」
再び僕を呼びながら近づいてきた少年を抱き寄せると、彼は静かに泣き始めた。僕はそれを受け止めるだけで精一杯だったけど、それでいいと思った。こうして誰かと一緒にいるのは久しぶりだ。マヌルのことを思い出して悲しくなっても、今だけは一人じゃないから耐えられるだろう。しばらくして落ち着いたのか、少年はゆっくりと顔を上げた。
「ありがとうございます……」
礼を言いながらも、少年の目はまだ赤いままだ。僕も同じくらい赤いだろうか?
「あの、お姉さん……」
言いづらそうにしながらも、顔を赤くして恥ずかしそうに少年は続けた。
「そ、その……ムネが……当たって……」
「えっ……あっ!?」
服の上から存在を主張するそれを少年の顔に押し付け続けていたことに気付いた。途端に僕は、自分のやったことが恥ずかしくなってきた。少年は真っ赤な顔を俯かせてしまっている。どうしよう……!
「ご、ごめんね……!?」
慌てて飛び退く。少年からすれば突然知らない女に胸を押し付けられたようなものなのだから、嫌な思いをさせてしまっただろう。
「いえ……大丈夫です」
「本当に……?」
「はい」
少年は気にしていないようだ。よかった……。しかし気まずい空気が流れる。どうにかしないと、と思っていたとき、少年の方から口を開いた。
「あ、あの、一つお願いがあるんです」
「なにかな?僕にできることならなんでもするよ」
少年の頼みなら、なんだって叶えてあげたい。そんな風に思った。恥ずかしそうに上目遣いで聞いてくる。
「お姉さんに抱きしめられたときに、安心したような感じがしました。だから……僕からお姉さんに、同じことをしてもいいですか……?」
そんなことでいいなら、いくらでも。そう言おうとしたところで、少年の手が伸びてきた。少年は僕の胸に手を当てると、恐る恐るという様子で撫ではじめた。
「ふふ……くすぐったいな」
「すみません……もうちょっとだけ、我慢してください」
少年が真剣なので、黙っていることにした。やがて手の動きが止まると、今度は僕の体に手を回してきた。ぎゅっと、優しく包み込むようにして。さっきまでの僕みたいに、強く抱きしめてくれる。マヌルよりもずっと小さな体だけど、僕を想ってくれている気持ちの大きさは同じだった。
「落ち着きますか……?」
「うん……すごく」
マヌルのことを思い出してしまうけれど、今はこの温かさに浸っていたかった。少年の小さいけれど強い鼓動が伝わってくる。小さいころのマヌルがそこにいるような気がして、愛おしさに頬擦りする。
「お、お姉さん……?」
困惑したような呼びかけに、改めて少年の顔を正面から見た。あの日のマヌルに伝えきれなかった思いをぶつけるように、少年の唇を奪った。「んむぅ……ちゅぷ、れろぉ……」
「あぁ……おねえひゃん、だめぇ……」
舌を絡めると、小さな体がびくんと震える。逃げようとする動きを執拗に追いかけて、唾液を流し込んでいく。
「じゅる……ごくり」
少年が喉を鳴らす音が聞こえた。彼の瞳には涙が浮かんでいて、怯えたように僕を見つめていた。
「っぷはっ♡……お姉さんのこと、嫌いになった……?」
不安になって聞くと、少年は首を横に振って答えた。
「ううん、好き……」
「嬉しい」
僕はもう一度キスをした。少年の口を貪って、彼の味を確かめる。少年は抵抗しなかった。それどころか、僕の首に腕を巻きつけて自分から求めてきてくれた。
「お姉さん……もっと……」
「もちろんだよ……!」
少年の願いに応えるために、僕は何度も彼に口づけを繰り返した。少年も同じように、僕を求めてくれた。
「はあっ、お姉さん……僕、変になりそう……」
「僕も……」
少年が僕を求めてくれていることが嬉しくて、僕は夢中になっていた。こんな気持ちになるのは初めてだ。
「お姉さん……お姉さん……」
「なに……?どうしたいのか言ってみて」
少年は潤んだ瞳で見上げながら、恥ずかしそうに口にした。
「おっぱい見せて、ください」
「いいよ」
上着の合わせ目を開いておっぱいだけを露出させると、少年は食い入るように見ていた。
「すごい……大きい……それに綺麗です」
「ありがとう」
胸の大きさを褒められるのは慣れている。自慢のバストに少年は顔を近づけると、そのまま押し付けてきた。柔らかさと弾力でしっかりと受け止めてあげる。
「はぁ……柔らかい……」
僕の胸に顔を埋めたまま、少年は自分の下半身に手を伸ばしているようだった。ズボンを脱いでパンツ一枚になっているようだから、何をしているかは一目瞭然だった。
「ん……ふぅ……♡」
胸の中で吐き出される甘い息づかいが僕の耳にまで届く。彼は僕の胸に甘えながらも、自分の股間を慰め続けている。その光景を見て、僕の心は満たされていった。この子のために何かをしてあげられているということが、とても誇らしい気分になるのだ。
「ねぇ……お姉さんのここも、触ってみない?」
少年の手を取って、上着の裾の中に導いてあげた。下着をつけていない、熱くなった割れ目を指先でなぞらせると、少年が驚いたような声を出す。
「わっ……!すごく濡れてる……」
「うん……だからね、君の手でいっぱい気持ちよくしてほしいの……♡」
「僕なんかで良ければ、喜んで……」
こういう言葉もマヌルにそっくりだ。少年の細い手が上着の裾に隠れた中に入って来て、私の一番敏感なところを優しく撫でてくれる。自分でするのとは全然違う感覚に腰が跳ねてしまう。
「あ……あん……そこ、イイッ……!」
「こうですか?」
「ひゃうッ!?」
少年の人差し指がクリトリスを掠めた。たったそれだけなのに、私はビクンっと体を震わせてしまった。
「ご、ごめんなさい……」
「大丈夫だよ……。ちょっとびっくりしただけだから……」
謝る必要はないと伝えるために、少年の顔を引き寄せてキスをする。唇を重ねるだけの軽いものだけど、少年にとっては初めての体験だろう。
「ちゅるるる♡れろぉ♡れるっ♡」
舌を差し入れて絡め合わせて、唾液を流し込む。少年は少し戸惑っていたけどすぐに受け入れてくれたようで、こくりと喉を鳴らしながら飲み込んでいた。
「ぷはっ♡……お姉さんとキス、凄くドキドキします……」
「僕も同じだよ。もっとしようか」
今度は少年の方からキスを求めてきたので、僕はそれに応えてあげる。お互いに相手の口内を犯し合って、溢れた唾を飲み込み合った。少年の体温が上がっていくのを感じる。
「お姉さん……お姉さん……」
少年は僕の胸に顔を埋めて、ひたすらおっぱいの感触に浸っている。時折思い出したように手を動かして、股間のモノをしごく。その度に彼の口から甘い吐息が漏れていた。
「はあっ……おっぱいきもちいい……お姉さんのおっきいよぅ……やわらかいよぅ……」
「んっ、そう?ありがとう……♡」
少年は僕の胸に夢中になっているようだ。しかしそろそろ次のステップに進みたいところだが、この様子ではしばらくかかりそうだなと思ったその時、突然路地裏の入り口に人の気配が現れた。
「オイ、いるんだろ?」
子供の声だった。マヌルや少年とはタイプの違う、乱暴さを含んだそれを聞いて、少年が肩を震わせるのがわかった。僕らは慌てて暗がりに身を隠して声の主が現れるのを待つことにした。現れたのは三人組の男の子たちだった。
どうやらこの子たちは少年のことを気に入らないらしい。少年はすっかり怯えてしまっている。ここは僕がなんとかしないと……。男の子たちの前に出ていこうとした時、マヌル似の少年が声を発した。
「ぼっぼく、もう我慢できない……」
「えっ!?」
マヌル似の少年がパンツを脱ぎ捨てると、そこから出てきたのは彼の体格に見合わないサイズのおちんちんだ。少年はマヌルにそっくりな顔を恥ずかしげに歪めながら、僕の前に立った。
「お願いします……お姉さんのここに入れさせて下さい……!」
「うわぁ……♡」
少年が僕のおまんこを指差す。そこは既にぐしょ濡れになっていた。これならすぐにでも挿入できるだろう。僕は少年を抱きしめて耳元で囁くように言った。
「いいよ、おいで……♡」
「はい……♡」
少年が僕の腰に手を回してくる。
「ほぉ……♡」
「くっ……♡」
少年はゆっくりと、優しく僕の中へと入ってくる。彼のモノが奥まで届く頃には、僕と少年は汗だくになっていて、お互いに荒く呼吸を繰り返していた。
「お姉さんの中あったかいです……」
「うん、僕も気持ちよくなってきた……♡」
少年は見た目こそマヌルに似ているものの、僕におちんちんを入れてくるあたり、マヌルよりも積極的だ。初めてのはずのおちんちんを受け入れて、今こうして快楽を享受しているのだから、マヌルよりうわてかもしれない。
「あっ……お姉さん……出ちゃいます……!」
「いいよ、出して……いっぱい出してぇ♡」
少年が射精するのと同時に、僕の膣内も精液を求めて収縮を始める。少年のお腹の中で脈動を感じるたびに快感が押し寄せてきて、僕の頭は真っ白になっていった。
「はあぁ……♡」
「ふぅ……」
少年は僕からおちんちんを引き抜くと、その場に座り込んだ。
気が付くと、少年を追っていた男の子たちはいなくなっていた。他所へ行ったようだ。
僕は少年に背を向けて汗ばんだ上着を脱いで、靴下だけになる。さらけ出された僕の身体を見て、少年が鼻息を荒くするのがわかった。
「うわぁ……♡」
少年の視線に答えて、僕は両腕を上げて腋を見せるようなポーズを取る。すると恐る恐るという感じで指を伸ばしてきた。僕はその手を掴むと、そのまま指を口に含んで舌先で舐め回す。
「ひゃあ……♡」
「ん……ちゅぱっ♡」
少年は驚いたように手を引っ込めてしまう。彼らはどうやら僕のお尻に気を取られているようだったので、見せつけるようにお尻を振ると、少年は顔を赤くしてしまったが、ためらいがちながらも僕のお尻を撫でたり揉んだりし始めた。
「あん……♡」
少年の手つきは拙かったけど、それでも彼が興奮していることは伝わってくる。少年の目の前には僕のおまんこがある。そこはさっき出された精液だけでなく僕の愛液でもびしょ濡れになっていて、もうドロドロだ。少年が唾を飲み込む音が聞こえた気がした。
「ねぇ、もっと触って……」
そう言うとおずおずといった様子で再び少年が手を伸ばす。細い指がつぷつぷと入り込んでくるのがわかった。
「はぁ……♡」
「すごい……お姉さんのここ、すごく熱くてトロトロしてます……。それに中も狭くて……こんな狭いところに入るのかなって……」
「大丈夫だよ、さっきまで入ってたんだから、ほら……♡」
「わぁ……♡」
僕は少年の指が突っ込まれたままのおまんこを指で左右に開いて、柔らかさを見せつける。ちょっと大胆すぎるかな、と恥ずかしくなる。
「おねえさん……」
「なあに?」
「ぼくのこと、すきですか?♡」
「うん、大好き♡」
「じゃあ、ずっといっしょにいてくれますか!?」
僕は勇者としての旅の途中だ。そうすることはできないけれど、そのことを少年に言うことはできなかった。答えられないでいると、少年は指の動きを激しくしていく。おまんこから溢れた汁が路地裏の地面に飛び散るのが見えた。
「ぁあっ……!♡」
「お姉さん、お姉さん……♡」
「だめぇ……♡イッ、イク!♡でっ出ちゃう!♡でちゃうから!♡ゆび♡ぬいてぇ♡」
「いいよ、出して♡いっぱい気持ちよくなってください♡お姉さんのイキ顔見たいです♡」
「あああ~ッ♡出る♡イグゥウウッ!!♡」
プシャアアアッ♡ジョロロッ♡ブシュ♡ブッシャァアァァ♡僕は少年に促されるままに、少年の前で放尿してしまった。羞恥心を感じつつも、僕は絶頂を迎えてしまった。べちゃべちゃに濡れた指が引き抜かれる。
「んむぅうううーッ♡」
しかし少年はまだ物足りなさそうだ。僕は彼の手をとって、乳首の立ったおっぱいに押し付けた。
「こっちも気持ちいいよ……♡」
「はい……」
少年は僕の胸に手を這わせている。さっきまでは遠慮がちに揉んでいたようだったが、今では両手を使ってしっかりと胸を掴んでいる。僕のおっぱいは彼の手に収まらないくらい大きいので、少年は必死になって僕の乳首を吸っているのだ。
僕はというと、少年のおちんちんを握って上下運動を繰り返している。少年が腰を突き上げる度に、彼のおちんちんは愛液と精液でぬるぬるで、刺激しているうちに固さを取り戻した。
「ふぅ……♡」
「あっ!また出ます!」
「まだダメ♡僕の中に入れるまでは……ね?♡」
僕は四つん這いになって後ろを向く。そして両手を使ってお尻を広げて見せた。
「ねぇ、君のおちんちんで僕のこと滅茶苦茶にして……?♡」
「はい……!」
少年は僕のお尻を掴むと、そのまま一気に挿入してきた。
「あぁあんっ!♡きたぁ♡すごいぃいっ!♡」
少年のおちんちんは僕の中に入り切る前に子宮口にぶつかった。それだけでも十分すぎるほどの快感だっていうのに、少年はそのままピストンを始めたものだからたまったもんじゃない。
パン♡パチュン♡グチュ♡ズボォオオッ!♡
「大丈夫だから、行かないからぁっ!♡落ち着いてぇ♡僕壊れちゃうよぉ♡」
「ごめんなさい……止まらないんです……ぼく……もう……」
「いいんだよ……好きなだけ動いてみて……♡」
「はぁ……はぁ……♡でる……でる……♡」
「きてえ……♡いっぱい出して……ぇ……♡」
「ああぁ……♡」
ビュルルルーッ♡ビューッ♡ビュッ♡ドピュッドピューッ♡
勇者としてではなく一人の女の子として、少年の射精を受け止めた。
はじめてだったようなのに二回も連続で射精するなんて、見かけによらず逞しい。僕は地面にへたりこんで眠ってしまっている少年を横目に、服を身に着けていく。そして自分の体に付いた少年の精液を見つめると、口元が自然と緩んだ。おまんこから指ですくって舐めると、少年を思わせるように控えめながらも生臭い味がした。
「……マヌルのも、こんな味なのかな?」
そう呟いてからハッとする。
「……何を考えてるんだろ僕ってば……!」
気を取り直して僕は路地裏から出る。日はまだ高い。もう少し町を見て回ることにしよう。しばらく歩いていれば精液もしみ込んで、マヌルへの思いと一緒に僕の中で確かなものになるだろうから。二人の汁ですっかり汚れてしまったハンカチをしまい、僕は前を向いて歩きだした。
おわり