辺奈イヌ、空崎ヒナ妨害戦に躍り出る(犬)

辺奈イヌ、空崎ヒナ妨害戦に躍り出る(犬)


※本スレで出てきた設定やネタを混ぜ込み、独自の想定で作成されております。

解釈違いなどはどうか無視してお楽しみください。



「資金稼ぎのために続きやります」

『前回は温泉開発部と言う場所から『ゲヘナ学園の風紀委員長を所定の時間まで妨害したら多額の報酬を与える』という胡散臭い依頼を丸呑みして受けたんだよね』

「𝔻撲滅の為ならお金はいくらあっても足りない!」


「という訳で空崎(くうき)ヒナ戦です」

『彼女はゲヘナ学園および自治区の風紀・治安を護る風紀委員長であり人間の鑑こと空崎(くうき)ヒナだね』

「恨みはないがモロッコ村学園復讐達成のための礎になってくれ!!

あれ投稿者の全身がマシンガンの弾で穴ぼこになってるぞ何故だろう一瞬で全弾喰らったわけじゃあるまいし」(死)

『空崎ヒナは一人で風紀委員の全戦力の半分の力を持っていると言われているね』

「すみません週刊少年マガジンで巨人と戦っていたお方ですか?」


「とりあえず一瞬でハチの巣になるのはどうかと思った」

『投稿者が倉庫から引っ張り出してきたのはガンランスの盾だね』

「ガード性能LV5も付けたからミサイルだって防げる!」

「けど大盾が重すぎて移動速度回避速度全部がおざなりになるので後ろから撃たれてこのゲームはクリアできません」(死)

『廃棄しろ』



「うん(死)ちが(死)ぶり(死)ぶり(死)ぽん(死)」



「だんだん相手の癖が分かってきた!」

『相手のリロードタイミングもおおよそ分かってきたし攻撃チャンスが掴めてきたね』

「大盾ならきちんと弾丸防げるし喰らえ九奏の鎮穂全弾発射!!!」

あれクリーンヒットしたしなんならヘッドショットもいくらか入ったはずなのにピンピンしてるなぜだろう」

『空崎ヒナはスナイパーライフルHSやミサイル絨毯爆撃されても耐えられる防御力(ふせぎおんちから)も持っているね』

「じゃあ並大抵の武器だと0ダメージ与えるから計算するとえーとうーんと」(死)

『残り∞発撃ち込めば勝利できるね』

「HINA IS CHEATER REPORT PLZ」



「せん(死)せいの(死)ちん(死)ちんは(死)てぃー(死)ちん(死)ちん(死)」



「今日は皆さんにディープシーダンベルを紹介したいと思います」

「まずモロッコ村学園近海から深海(アビス)に潜り怪物サメからダンベルを貰ってきてください」

「そしてダンベルを持って4回筋トレをしてください ここからがディープシーなんです!」

『ディープシーダンベルは低弾速超絶威力の投げハンマーだね』

「ヤーーーーーーーーー!!!!!

あれ怯んですらないぞダンベルついに弱体化された?」

『空崎ヒナがその攻撃は危険と判断して危なげなく回避、空前絶後の0ダメージだね』

『銃弾と違って弾速も遅いから見てから回避は余裕だね』

「できないクリアを───このゲームは」ピィプ(死)

『そもそも今回の依頼は撃破じゃなくて時間稼ぎだから無理に空崎ヒナを倒す必要はないね』

「もっと距離を詰めたら当てられるか?」

『今回の依頼は撃破じゃなくて時間稼ぎだから無理に空崎ヒナを倒す必要はないね』

「いやもっと弾速速い奴の方が、でもそれでダメージ入らなかったら本末転倒(もとすえころだおし)だし」

『時間稼ぎだけすればいいから無理に倒す必要はないね』

「こうなったら投稿者が空崎ヒナに匹敵するぐらい素早くなれば!?」

『時間稼ぎだけすればいいから倒す必要は皆無だね』

「くっブラストダッシュが使えないのが口惜しい!」

『もう死ね!』



prrrrrrr

『ハーハッハッハ!辺奈イヌ君と言ったかな!?』

「誰だお前は!?」

『彼女は今回の依頼主であり温泉開発部部長の鬼怒川(おにいかりかわ)カスミだね』

『君たちの活躍のおかげで十分な準備時間が取れた!依頼は達成だ!深く感謝する!』

「クエストクリア!?やったぞ人類の勝利だ!」

『そして君たちも見ていきたまえ!我々の素晴らしき開発を!行け、爆破しろ!』

「・・・・・爆発音がしたけどあの方角は投稿者の拠点があった所じゃないか?」

『あの方角は確かに拠点うんちがあった所だね』

『ちなみに鬼怒川(おにいかりかわ)カスミは温泉開発の為なら周囲も気にせず全て破壊することで知られる爆発人間屑の一人だね』

「は?」

『ハーハッハッハ!実に見るに堪えない建造物であったが、綺麗に更地にしてやった!これでここの源泉が掘り当てられるぞ!』

『辺奈イヌ君もすでに我々の大切な同胞だ!座標を送るから温泉が掘り当てられるのを見に来たまえ!』

『・・・この座標は何をどう見ても拠点うんちがあった場所だね』

『あの爆発の規模からして拠点にあった家具やら食料やらはおそらく全ロストだね』

「は?」

「は?」

「は?

「は?

は?

ha?

………



先日は恐怖を感じる一日だった…

風紀委員からの報告で、温泉開発部がまた破壊活動を起こそうとしているとの報告を受け、私が鎮圧行動を取ろうとしていた所、所在不明の生徒が私の行動を妨害しに襲い掛かってきた。

襲い掛かかってきたというのは嘘ではないのだが、先制の銃撃で難なく無力化し、その生徒はその場で気絶させた。そして私はその場を離れようとしたのだが…

その生徒はおよそ20秒ほどでその場から突然消えてしまい、再び無傷の状態で私に襲い掛かってきたのだ。

その後も20秒ほどで気絶していた彼女がその場から消え、また襲って来て、その場で無力化を繰り返した。すると彼女はその次の襲撃から大盾を片手に持ち襲ってくるようになった。

私の攻撃を学習してきたのか?今思えば、初邂逅の時よりも回避行動が徐々に上達していた。

何より回数を重ねるに連れ、私の攻撃時の癖。マシンガンの弾数、リロード時間も徐々に理解されているような気がした。

事実、大盾で防御と回避を連立させ始めてから簡単には攻撃を当てられなくなり、距離も詰められるようになってしまい、ついには彼女からの攻撃を喰らってしまった。

ダメージはほぼ無かったとはいえ、あの時の私は…柄も知れぬ恐怖を彼女から感じた。まるでどん底からでも爪を研ぎ、鋭い牙で必死に巨象に喰らい付こうとしてくる狂犬のような…

その後も彼女の襲撃は収まらなかった。最後の方は片手にダンベルを持ってきていたが、彼女のオペレーター─何故か私にもその声は聞こえていた─の情報から、決してふざけた武器ではなく、確実に私を仕留めるため武器を用意したのだと感じされられた。

あのオペレーターの発言が無ければ、私はあの攻撃で無視できないダメージを受けていただろう。


結局、今回私は温泉開発部の蛮行を止められらなかった。

爆発音を聞こえた時にまた書類仕事が増えるなとため息をついていた所、先ほどまで争っていた彼女は打って変わって絶望の表情で膝から崩れ落ちていた。

彼女は温泉開発部の関係者ではなかったのか?崩れ落ちていた彼女に話を聞こうと思ったが、放心して会話ができる状態ではなかった。結局私は彼女をその場において離れるしかできなかった。


後から先生にその所在不明の生徒について質問できる機会があり、先生はいくらか彼女たちについて教えてくれた。

アビドス方面にもうひとつ「あった」学園、モロッコ村学園という学校の生徒であること。名前は辺奈イヌ、オペレーターの名前は三木下ナゾ。

現在はモロッコ村学園を滅ぼしたという「D」という存在に復讐をすべく、資金集めのために傭兵まがいのことをしていると言う事。

おそらくあの時温泉開発部に手を貸していたのもその一環だったのだろう。…温泉開発部がああいった活動をしているのは知らなかったと見える。


あんな生徒がいたなんて。決して折れぬ精神。喰らい付こうと付いてくる執念。相手を理解する成長性…

小鳥遊ホシノや剣先ツルギなどと並ぶわけではないが…いや、今は並んでいなくとも必要になれば並びそして超えるまで繰り替えし挑戦する。

間違いなく完全に敵対すれば脅威になり、今でも野放しにはできず注視する必要のある生徒の一人だろう。ただ…


「先生の…ちん…ち…なんて…」


…彼女の癖なのだろうが、卑猥な単語が無節操に飛んでくるのは…私にはきっと慣れないだろう…


一つ、思いついたことがある。彼女の境遇と能力を利用する、と言うと響きが悪いのだが…

少なくとも私たちと良好な関係がこれで紡がれるのならば試してみる価値はある。


………



「全ロスしたので続きやります」

『前回はゲヘナ学園風紀委員会からご指名で温泉開発部の鎮圧という依頼を受けたんだよね』

「あいつら絶ッッッッッッッ対に許さんからな今日までうんちで凌いでた分あいつらにもうんち食わせてやる!!!!」

「それはそうと風紀委員会様お金くれてありがとうございますへっへっへっへ服従の脱糞もしますよへっへ」

『報酬は前回温泉開発部がくれた分よりはるかに多額だからこの依頼はうま味(あじ)だね』

「武器と防具もしっかり用意していざ鎌倉」

『目標は温泉開発部部長であり爆破で全てを更地にする人間の屑こと鬼怒川カスミだね』

「𝔻に比べりゃ雑魚なんじゃないか?」

………


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