輝き
かな「まだ11月だってのに世間はクリスマス一色ね~。」
アクア「そうだな。」
有馬との買い出しの帰り道、イルミネーションで飾られた並木道を歩く。年々クリスマス色にするのが早くなってきてる気がする。
かな「お〜!ここすごい!アクアこれ持ってて!!」
アクア「おい。」
俺に荷物を押し付け有馬はライトアップされた噴水へ走っていく。全く…と思いながら俺も噴水へ向かうと有馬が声をかけてきた。
かな「とってもきれいじゃない?(噴水が)」
そう言って俺に笑顔を見せる有馬はライトアップされた噴水よりも街を飾るイルミネーションよりも輝いて見えた。
アクア「あぁ、きれいだ(有馬が)。一番輝いている(有馬が)。何よりも」
かな「じゃあ…私は?」
アクア「今俺は有馬のことしか言ってない。」
すると有馬は面食らった表情をした後、急にはしゃぐのをやめ顔を赤くした。なぜかと考える。自らの発言を思い出し。熱が出てるのを感じ顔が赤くなっていることを確信する。
アクア「…帰るか。」
かな「そ、そうね。」
並んで帰る帰り道。雰囲気にのまれるとはこういうことを言うんだなと学んだ。
【星野アクア、有馬かなにライトアップされた噴水の前で愛の告白!!】
ばっちり撮られていた。