調理、兎と醜悪
「はー笑った笑った、スッキリしたわ!あ、そういえばマコラ?と戦う前に言ってた伏黒にやってもらわなきゃいけないことって何?気になる」
「あぁ、そのことか。ケヒッ、聞いて驚け、伏黒恵には俺の器としての才能がある。少年院のときにそれを確信した」
「マジで!?」
「マジだ。加えてあの摩虎羅という式神はかなり強い、調伏し、手駒にすれば使い勝手は抜群だろう」
「あー…つまりいつか俺から伏黒に移って、戦力を増やしたかったってこと?」
「まぁ要はそういうことだな」
「そのために伏黒生かしてたのかー、こりゃ伏黒が知ったら卒倒物だな、カワイソ〜。てか、俺から伏黒に移るとか出来んの?」
「まず十中八九可能だろうな。一度あいつの心を完全に折る必要があるが、まぁ問題ない。時期に機会は来る」
「ねぇ!楽しそうだから協力したいんだけど!俺何すればいい?」
「そうだな…。 _______。」
「!」
「どうだ?愉快だと思わんか」
「ッハ…フフッ……マジでお前wwww本当に人かよwwwwwwwwあの人型呪霊以上の性格じゃんwwwwwww」
「人型…あぁ、あの痴れ者か!アレ以上とは、ケヒッ、小僧もなかなかに非道い罵倒の言葉を思いついてくれる!」
「だろ?…そういえばアイツ、呪霊とはいえ人の姿してるんだから、身体の構造も人間と同じなんかな…ね、祓わないように気ィ使えばさ、食えんじゃないの?人肉!」
「!! 人の物に限りなく近い呪霊の肉…!センスがあるではないか小僧! 善は急げだ、早急にあの呪霊の元へ向かおう。小僧も一度人の肉を食ってみるといい」
「お、ノリ気。まぁ適当なとこブラブラ当たってみよーよ。へへ、楽しみ!」