調教開始
フィー
「くっ…………外せないっ!」
鎖で吊されたフィーは全裸で屈辱に耐えながら自分の周囲を取り囲む男達を睨み据えていた。
「こんな事して許されると思ってる?いくらアルマータだからって、遊撃士協会を本気で怒らせたらどうなるか…………あ"あ'ッッ!」
バシィッ!!鞭がフィーの背中にあたり、フィーは思わず悲鳴を上げる。
「あぐっ!?あぁっ!?い"っ!?」
バシィ!!ビシッ!!バシィィンッ!!
鞭が背中、腹、そして遅めに育ち出した胸に赤いミミズ腫れをつけ始める。フィーは必死に悲鳴を噛み殺そうとするが、戦いではなく拷問目当ての苦痛は我慢しきれず上げた悲鳴で口の端から涎がこぼれ落ちた。
「はーっ!はーっ!!なにが、目的、なのっ!?」
「お前を従順にして売り捌くんだよ。何せ、このままだとノルマが達成できないからな」
「そ、そんな…………」
フィーを痛めつけることが目的でも、情報を得る為の拷問ですらない。アルマータに捕まった時点である程度の覚悟はしていたが、それでも自分がこれから調教されて売り飛ばされると言う事実を突きつけられれば恐怖に足が震えるのだった。