読めなかったのはきっとカタカナだったから

読めなかったのはきっとカタカナだったから



●●●●しないと出れない部屋ネタ

ギャグ全振り

駄文

セリフはないけど下ネタ注意




目が覚めると見たことの無い部屋にいた。辺りを見渡すが、ベッドと机、部屋にあってもおかしくない物しかなかった。…なんかあのしつこい男が寝てる気がしたが見なかったことにした。ただ1つのドアを開けようとしても開かない、それぐらいしか変なことは無かった。

いや、実を言うと変な物はあった。ドアの上、恐らく看板だろうか、こう書かれていた


『○○○○しないと出れない部屋』


「…なんて書いてあるんだ?」


後半の文字は読めたが頭の文字が読めなかった。何かをしないとここのドアは開かない、しかし肝心の何をするかが分からない。


「何語だ…?クソ…分からない…」


カルデアに来てから様々な本を読み、知識をつけたが記憶を探ってもこの文字を読むことが出来なかった。


「…悔しいがこの男に聞くか…」


そう思い目線を寝ている男、コルテスに向ける


「…いや…絶対に食べない方がいいってムテスマ…そんな真っ赤な…zzZ」


こんな状況なのにこの男は呑気に寝てる、そして何を食っているんだ夢の中の僕は、あとなんかこいつ魘されてるし


「おい」


「いやいや…なんで辛さを増やしたの…嘘でしょ…zzZ」


「おい起きろ!!」


「うわああああ!!!完食したあああああ!?!」


声に驚いたのか、夢の中で何かを完食したことに驚いたのか、コルテスは飛び起きた。


「あれ…なんだ…夢か…」


「…何を食べてたんだお前の夢の中にいた僕は」


「あれ??ムテスマじゃないか?どうしてここに?」


「それは僕が知りたい、あと僕の名前はイスカリだ」


何度も否定してもムテスマで呼んでくるのに腹は立つがそれ以上にこの状況をどうにかしたかったため軽く流した。


「おい、貴様あの文字が読めるか?どうやら何かしないとこの部屋から出れないらしい」


「あの文字?」


コルテスは指を刺された場所に目を向け、寝ぼけた顔のまま「………あ〜〜……」と呟いた


「なんて書いてあるんだ」


「…いや〜…なんて言えばいいんだろ」


「…なんだ、何故はぐらかす」


先程の寝ぼけた顔がいつものヘラヘラした笑いに変わり苛立つ、それとも読めなかったことをバカにしているのか

こちらの顔が険しくなっていることを察したのか、いつもの口調で話しかけてきた


「まぁ…別に僕としては色々と教えてあげてもかまわ…」


「…おい…なんだ…」


「…………」


突然無言になったと思ったらこちらの身体を凝視してくる。何も言わずに見られるものだからつい固まってしまった。


「…僕の体になにかあるのか?」


「…いや…あるというより…」


そのまま両手を構えて僕の腰の横に手を突っ込んできた。その状態で横に移動したと思ったら手を上下に動かし何かを確認している。


「だから一体なんなんだ!!早くここから出る方法を教えろ!!」


「…………」


無表情のまま何かを確認したのか分からないが、しばらくその場からコルテスは動かなかった。

そしてそのまま無言でどこからか取り出したのか分からないバズーカ砲で謎の部屋の壁を破壊した。


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謎の部屋元いカルデアの壁をバズーカ砲で壊したエルナン・コルテスは後にこう語った


「いやね?確かに下心はあったよ?でもさ、よくよく彼を見てみると細いな〜って思ってさ?んでそのまま更に横から見ると薄いしさ、自分で言うのもあれだけど入る云々じゃないのよ、壊れそうだったのよ。どうせ壊すなら壁の方が良くない?つかあの部屋に僕達入れたの誰??1回話し合おうよ、銃で」


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