【試作】【下書き】ミカと幻覚ナギセイ(2)

【試作】【下書き】ミカと幻覚ナギセイ(2)

砂糖堕ちハナエちゃんの人

・この文章は脳内プロット直出しメモ書き下書き文章になります

・セリフのみト書き台本形式になります。

・地の文はありません。代わりにメモ書き兼情景描写的文章があります

・正式化・清書化する時に内容が変わる事があります。




「セリナちゃん、ここは私に任せて早くミネ団長のところへ行って!!」


「ミ、ミカ様ぁっ!?」


「さぁ!早くっっ!!」


「…………すみませんっっ!!」


「(セリナちゃんの姿が一瞬で消えた。あの噂本当だったんだ。ううん、今はそんな事気にしてる場合じゃないよね)」


「さぁ!ここから先は人一人、弾一発だって通さないんだからっっ!!」



通路に仁王立ちして肉壁となるミカ。その身体に容赦なく銃弾が撃ち込まれる。



「こんなの……全然痛くない……うぐっ……砂漠の砂糖の地獄よりも……全然……へっちゃら……なん…だからぁっ!!」


「おい!得物なしの丸腰生徒に何時まで掛かってるんだ!!早く倒せっっ!!」

「撃っても撃っても全然倒れない、アレはバケモノかっっ!!」

「誰か、対戦車ライフル――対戦車ロケット砲持って来てっっ!!」


どんどん増えるミレニアムの生徒の一方的な攻撃についに膝を付くミカ。それでも銃弾の嵐は容赦なく降り注ぐ。


「ぎゃあっ……痛いっ!!ひぎぃっ……まだ…だめ……あぐぅっっ」


徐々に目の前がぼやけ少しずつ暗くなり意識が遠のき始めるミカ。激しい頭痛の中、声が聞こえ始める。


【驚いた。ミカにこんなマゾヒズム趣味があるとはな】


【セリナさんを逃がすために肉壁(まと)になるミカさん美しいですね】


【だが、そろそろ限界のようだね。おお、ミカよ、しんでしまうとはなさけない】


【セイアさん、ミカさんはまだ死んでませんよ。まぁ、もっとも時間の問題でしょうけど、ふふふっ】


「ナギちゃん、セイアちゃん!?…あぐぅっ、二人とも消えたはずじゃ……?」


【残念だね。トリックだよ】


【ふふっ、所詮は"出来損ない(ゴミクズ)の裏切者(幻覚ハナエ)"が即席で作り上げたものです。かなり痛手は負いましたが致命傷は避けられましたから】


「そ、そんな……じゃあ、ミネちゃんの身体から出てきた特効薬は――」


【特効薬?ああ、あれの事か。あれはただの副産物にしか過ぎないものだよ】


【あんなものを特効薬と信じるミレニアムの生徒さんの姿はとても滑稽でしたね。キヴォトス一の科学学園が聞いて呆れます】


【仕方がないよナギサ。アレは幻覚が宿主の体内から砂糖の因子を根こそぎ吸い上げるモノだからね。傍から見たら砂糖の中毒症状が完全に消えたようにみえるだけさ】


「ひどい……みんな信じてたのに……」



#ここで蒼森ミネが砂漠の砂糖中毒から完全回復し、体内から対砂漠の砂糖の抗体のような物質が見つかり、特効薬が出来ると聞いて歓声に沸くミレニアム学内の様子が回想シーンに登場する。

#蒼森ミネ快復の報を聞き嬉しくて泣きじゃくるセリナを抱きしめ慰めつつ、次の治験の被験者に名乗りを上げるミカの姿が回想シーンに出る



【さて、そんな事は置いて。このままでは不味いじゃないのかミカ】


「セイアちゃん、うるさいよ。もう放っておいてよ……」


【ミカさん良いのですか?ここでミカさんが倒れてしまってはトリニティは終わりですよ】


「ナギちゃん?何を言ってるの?」


【今、私達(本物のナギサとセイア)が閉じ込められて居る大講堂、その地下に爆弾が設置されてるのです】


【ミレニアムは文字通り、我々トリニティを学園も生徒も完全に消すつもりのようだ】


「そんな……嘘……」


【いくら廃校手続きに入ってるとは言え、正常なトリニティ生徒が生きて残っていれば学園は復活できますし、廃校手続きも棄却できます】


【砂漠の砂糖の特効薬が手に入ったと思っているミレニアムにとってトリニティはもう用済みの目障りな存在らしいね】


【アビドス四巨悪党のうち二人、浦和ハナコと朝顔ハナエを筆頭に離反者を多く輩出してますからね。反アビドス過激派の方々のトリニティへの憎悪も中々のものです】


【トリニティを消せば、キヴォトス三大学園の一角が崩れる。ゲヘナ?ああ、あそこは空崎ヒナが居なく成れば抑えが効かなくなった"角付き(悪魔族)"どもの自滅ですぐに消えるさ】


【そうすればキヴォトスはミレニアム一強となり、ミレニアムがこの世界の支配者に成れる。まぁ誰でも思いつく話さ】


【七囚人の災厄の狐がミレニアムを強襲したどさくさに紛れてトリニティを消すようです。ついでに百鬼夜行も道連れに滅亡ですね】


【例の核水爆ミサイルだったか。アビドスに撃ち込んで余ったら百鬼夜行にも撃ち込む予定だそうじゃないか】



「ひどい……そんなのあんまりだよ」



【皆さんを救いたいですよね?トリニティを守りたいですよね?そこでミカさんに提案があります。私達と手を組みませんか?】


「手を組むって……何をするの?」


【簡単な事さ。キミの病院着のポケットにある二つの飴玉、それを食べて砂糖を体内に供給して欲しい】


#幻覚セイアに言われて初めてポケットの中に何かがある事に気が付くミカ

#取り出すとナギサとセイアのヘイローと同じ色の飴玉が一つずつある


「!!そんなことして私をまた中毒者にするつもりでしょ!?」


【私達はミカさんを救いたいのです。そのためには力が必要なのです。力を手に入れるためには砂糖が必要なのです。わかってくださいミカさん】


「嘘、信じられない。また私を苦しめて、意地悪な事したいだけでしょ」


【よよよ……(ウソ泣きに仕草をする)、ナギサ聞いてくれ。ミカが私達を意地悪するだけの存在だと言っているよ】


【それは誤解ですね。私達砂漠の砂糖の幻覚は中毒者であり宿主であるミカさんをサポートする事が本来の役目なんです】


【ミカが意地悪だと言っていたのは私達のいわばノルマと言うか仕事だったんだよ】


【ええ。創造主様からもっと砂糖を食べさせろ、中毒症状を進行させろとハッパを掛けられてましたから。ですがもうその必要は無くなったのです】


「必要なくなった……?」


【キミが体内に取り込んだ蒼森ミネの反砂糖因子、アレは致命傷にはならなかったが代わりにかなりの痛手を負わされてね】


【その結果、創造主様とのリンクが切れてその加護を失ってしまったのです。今はミカさんの身体が唯一の居場所であり生存圏なんです】


【その居場所が"宿主(ミカ)"の命とともに今失われようとしている。それを防ぎたいのだよ】


「……………」


【さぁミカ。どうする?このまま絶望に心閉ざして倒れるか】


【私達と手を取り、この危機を脱出するか、選んでください】


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・幻覚ナギセイの手を取る→本編続行


・断る →ミカ死亡BADEND


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「………わかったよ。二人の事、信じる」



【うふふ、そう言ってもらえて嬉しいです】


【さぁ、ナギサ。ミカに我々の力と存在意義をみせてあげようじゃないか】


【ええ、そうですねセイアさん。ではミカさん、砂糖の飴玉を二粒食べてください】


#二人に言われて砂糖の飴玉を口に放り込み噛み砕くミカ。

#凄まじい甘味の暴力が溢れ、頭の中がパチパチと弾ける。ミカの身体がセイアとナギサのヘイローと同じ2色の光に包まれる。

#甘味の暴力に飲み込まれるかと思ったら一瞬でその衝動が消え、ミカの身体を包んでいた光も消える。


「!!これは一体!?」


#光が消えるとミカの身体には銃弾を受けた傷跡がすべて消え怪我が治り体力が回復している。

#ボロボロの病院着は綺麗なティーパーティの制服に着替え終わっていた。


「これは……ナギちゃんとセイアちゃんの銃?」


#上半身と左足に違和感を感じ、見ると胸にはナギサの愛銃「ロイヤルブレンド」が収まったショルダーホルスター、左足にはセイアの愛銃「鋭き光彩」が収まったレッグショルダーが装着されていた


【丸腰のミカさんに私達の銃をお貸ししました。どうぞお使いください】


「まっまってナギちゃん。私、SMG使いでHGあんまり使い慣れて無いんだけど」


【安心したまえ、それは我々がフォローしようじゃないか】


【ミカさんはいつものように銃を構えて撃つだけで良いんですよ】


「う、うん……。(言われるままに銃を握る)えっ……」


#ナギサの銃を握るとまるで使い慣れた愛銃のように手に馴染む。

#まるで普段から使いこなしてるかのように自然に構えて発砲する



ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!


「ぐああああ!」「ぎゃああああ」「うわああああ」


#7.65x17mm拳銃騨とは思えない大きく重厚な発砲音して盛大にミレニアムの生徒が吹っ飛んでいく。


「わ、わーお……」


【ミカさんの神秘の力が乗るようになってますから威力はミカさんの銃と同等になっているんです】


【どうだい?私達のサポートは?】


「うん!最高☆なんだか頭がすっきりして冴え渡ってて、まるで世界を俯瞰してるみたい☆それに思いっ切り力(神秘)使っているのに全然疲れないの☆」


【これが私達の力さ。キミを助け支えるために居る】


【ふふっ、良かったです。ではミカさん仕上げと行きましょう】



#ミカの居る場所に大量のオートマタやドローンがミレニアム保安部の生と共になだれ込んで来る

#圧倒的な戦力差の前にミカは臆することなく優しい笑みを浮かべ迎え撃つ


「あなた達は通れないしここから先は進ませないよ。――ここは私が守るから」


【素敵なティータイムに音楽は欠かせませんね。】

【歓迎を、するべきだろうか。】

【ええ、ただし礼砲は略式で。ですが、敬意をお忘れなく。】

【悠久を想うと良い。今、共に在る時間を賛美しよう。語らうことに異存は無いとも。】


「うん……そうだね……。だから……祈るね。あなた達のために……折るね」




#ミカと幻覚ナギサと幻覚セイアの神秘の力(EXスキル)で辺り一面瓦礫の山となり、ミレニアム側の勢力は完全に沈黙している

#トリニティの生徒達が監禁されていた大講堂の屋根の上に立ちミカは静かに佇んで居る

#眼下ではヒフミ・コハル・アズサが先頭に立ってトリニティの生徒達を誘導しミレニアムから脱出を図っている


「う~~~んっと、これからどうしようか」


【ミカのやりたいようにしたまえ】


【私達はミカさんについて行きますよ】


「そう?……それじゃあ――」


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・もう少しここに留まり暴れる

聖園ミカvsC&C戦ルート


・セリナの後を追いミネと合流する

聖園ミカ勇者PT加入ルート

「パンパカパ~ン、パーティーにゴリラが加わりました」

「誰がゴリラかな~~」(アリスの両頬を抓って引っ張るミカ)

「ふぇえええ、ふぇええええ」(変な声を出すアリス)


・アビドスへ単身殴り込みする

本編(IFルート?)へ進む

【♪今からハナコさんを】

【♪これからハナコを】

【【♪殴りに行こうかぁ~~】】

『やぁ、殺ぁ、YAH』歌:NAGI & SEIA (with MIKA)


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