観用少女パロ ルフィver 風呂リベンジ
観用少女パロ思いついた所のみ。
お世話されるルフィが見たかったんだ。
↓
↓
砂糖菓子は観用少女にとって肥料だと言う。
週に1回与えるものだと説明された。
「ルフィ、砂糖は一つだけだ」
「…!…!」
「そしてこれは風呂に入ったご褒美だ」
「…!?…?!」
表情豊かなプランツ・ドールは抗議の声なき声をあげクッションをぼかすか殴って最後にホーキンスの顔面に向かって投げた。
クッションを片手で受け止めて砂糖菓子の入った箱を小型の金庫に厳重にしまい鍵を高所に引っ掛ける。
小型金庫を恨めしそうに眺めるプランツ・ドールの両脇を掬い上げ暴れる前に風呂に突っ込む。
どうせ後で洗うのだから手間の時間を省くために服はきたままポンと湯船に沈めた。
猛抗議が来るかと思えば諦めたのか湯船で服を脱ぎこちらに差し出してくる。
受け取り洗面所に用意したバケツに退避させて戻れば湯船から出てもう入浴を終了させようとする子供がいた。
ドヤ顔をしているがまだ身体を洗ってなければ髪の毛も水に濡れてすらいない。
「それで風呂に入ったと?片腹痛いわ」
「!」
ムッとした表情は大した怖さも威厳もなく、以前のことを思い出して観念したのだろう促された風呂の椅子に座る。
風呂のドアを背にし逃亡防止をする様はやはり人間の入浴より猫とか犬とかの世話の方が似てるなと思いながら泡立てたボディーソープを渡せば何だこれはとハテナを飛ばす。
前回は暴れるのを抑えながら乱暴に容赦なく洗ったので泡を見る余裕がなかったのだろう。
ひと掬いして肩に泡を乗せれば目を輝かせて小さな両手いっぱいに泡を掬う。
同じように肩に付けたりグローブのように拳に泡を纏ったりと少女より少年寄りの趣味嗜好に自分の少年期を思い出を呼び起こされる。
家にあるヒーローものの物語だと海とソラくらいしかない事、後で読ませてみるかと考えながらシャンプーを泡立てて黒く短い髪の毛を洗っていく。
先ほどまで泡で遊んでいたはずがいつのまにか目を閉じて楽しそうな笑みを浮かべて大人しくしている。
いつもこうなら楽なのにと言う思いが湧く。
そのまま目を閉じているよう伝えてシャワーで泡を流したら顔を拭いてやり今度はトリートメント、洗い流してその後はタオルドライをして必要かわからないが保湿をしてやり一度解放する。
完全に幼児の世話だ、コレ。
犬猫の世話からアップグレードしたとは言え手がかかることには変わらない。
1人で入れるようになるのか若干の不安に襲われつつ素っ裸で歩き回るのを止めて服を投げつけた。
服は1人で着れるんだよなぁ…。
相変わらず小物を一切つけないシンプルな姿にため息をついた。
くんくんと自分の匂いを嗅いだかと思うとこちらにやってきて手を取り匂いを嗅ぐ。
やっぱり犬猫の類なのでは?
そう思って見ていればニカッと今まで見た笑顔で1番嬉しそうな顔をしやがった。
言いたいことはおそらく同じ匂いについて喜んでいるのだろう。
前回も同じだが?
なんか腹立ってきた。
額にデコピンをお見舞いして約束通り砂糖菓子を目の前に持っていく。
差し出された手のひらに渡してやればヒョイと砂糖菓子を口に入れて蕩けたような笑みを浮かべた。
もっとくれと主張する手を軽く叩き砂糖菓子はまた小型金庫に仕舞われたのだった。