観用少女パロ
観用少女パロ
ルフィが観用少女のバージョン
着飾りたいホーキンスvs動きにくいから着たくないルフィの攻防
ルフィという名前のプランツ・ドールが主人としてホーキンスを選んで目覚めたのはつい先日だった。
路地裏の怪しい店ではなく大通りに面したアンティークショップでなんとなしに入って出会った。
店主は運命と言っていたがそんな事はどうでも良い。
生きた人形はホーキンスの足にしがみついて取れないし、目が覚めたら世話しないと枯れるとか急に言われて押し売りされるし、殆どの子はおとなしいんですけどねとかこの子が例外だと言っているようなものだしで散々だった。
フリルやレースのついた服と見目がホーキンスの好みじゃなかったら罪悪感があろうと引き取らなかっただろう。
帰宅後人形とは言え外から入ってきたものをそのまま家に入れるのは抵抗があったため入浴させようとしたところまさか入浴を嫌がるとは思わなかった。
風呂嫌いは猫もかくやあらん。
動きは早く力は身体相応とはいえ四肢をばたつかせて抵抗されたら押さえ込むのも大変だった。
さらに大変だったのが服だった。
店で購入した服を渡すも嫌そうな顔をしやがった。
シャツと短パン、靴下までは履いたもののケープやネクタイなど小物を付けようとすると液体かと言うくらいするりと抜け出してしまう。
何度か試したが流石に疲れたので諦めた。
自分も風呂に入りたい。
部屋を荒らされては困るため何かこの人形の興味を引くものはないかと探す。
資料用に購入していた図鑑類が目に入ったので何冊か机に置き、適当なページを広げておいた。
図鑑に興味を持ったようなので風呂に入ってくることを伝えてその場を後にした。
作戦は功を奏し人形は図鑑の写真に目を輝かせていた。
こっからハートフルな物語が始まればいいよ!ぶん投げ。