蟲惑の蜜壺 ハゥフニス編

蟲惑の蜜壺 ハゥフニス編

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 兎一匹いない静かな森の奥地、大輪の花から艶やかな笑い声が響く。


「くすくすくす……」


 無邪気であどけない微笑を浮かべ、しかしその瞳を怪しく光らせながら、少女ーーフレシアの蟲惑魔は、獲物を前に妖艶に笑う。


「っ、ぅ……指、止まらなっ……んぁっ……♡ 」


 キトカロスは媚薬がすでに全身にまわり、自身の膣を弄る指を止められない。その豊満な乳房は、ぴくん、ぴくんと跳ねる体に合わせて揺れていた。


「き、キトカロス……ひゃっ!?」


 うずくまるキトカロスの後ろ、媚薬による衝動を必死に堪えていたハゥフニスの柔肌に、フレシアの細い指が伸びる。

 とっさに振り解こうとするも、その両腕は木の上から伸びた蔦に拘束されてしまった。


「うふふ……♡」

「やだっ、触らないで……ぇ」


 フレシアはハゥフニスの全身を優しく愛撫する。ゆっくりと焦らすように、ふともも、臍、脇腹、腋ーーあえて敏感な部分を避けるように、そっと指を這わせる。


「我慢しなくてもいいのよ……♡」

「んぅ、はぅっ……♡ だめ、それ以上は……♡」


 ハゥフニスの吐息には甘い喘ぎが混じり、ぎゅっと力を込めていた全身も弛緩し、こわばっていた顔もとろんと蕩けた表情に変わる。


「んぅ……♡ ハゥ、フニス……っ♡」


 うずくまり、自慰を続けるキトカロス。ハゥフニスを助けようと体をよじるも、強力な媚薬の花粉に発情しきった体はまともに動いてくれない。


「大丈夫よ……貴方もちゃんと、なでなでしてあげるから……♡」


 発情し、まともに歩くこともできないキトカロスに、フレシアは慈母のような視線を向ける。その瞳でキトカロスの自慰を眺めると、ハゥフニスにも再びその眼を向けた。


「きっ、きと……ひゃんっ♡ あっ、助け……んむっ」

「んっ……♡」


 ハゥフニスの唇にそっと、フレシアの唇が重なった。

 ちゅ、くちゅ、唾液と蜜が混ざり合う音が響き、肌のみを撫でていた指も敏感な場所へと伸びてゆく。


「んーっ♡ んっ、ぅ」

「んふ……♡ ん……♡」


 フレシアは、ハゥフニスの青い舌に自身の舌を絡ませ、唾液を舐めとり、溢れ出る花蜜を喉奥へと流し込む。


「んんっ!? んぅ、んんんっ♡」

「ん、ふふ……」


 ひと嗅ぎでキトカロスが発情しきってしまうほどの媚薬花粉、その原液をハゥウニスは直に飲み込んでゆく。

 すでにハゥフニスには抵抗する気力もなく、喉はこくこくと蜜を受け入れてしまう。


「ぷは……っ♡ うふふふっ、あなたの体液、甘いのね……♡」

「は……っ♡ もう、もう限界だからぁっ♡ ほんとに、ほんとにやめ……っ♡」

「だーめ♡」


 焦らされ、汁を垂れ流してぱくぱくと開くハゥフニスの秘所へとフレシアは手を伸ばす。

 フレシアの指が、ハゥフニスの膣へと入った。


「ん、んん゛っ♡ んふぅっ♡ ん、んぅ゛っ〜〜〜〜…………♡♡」


 びくん、びくんと小柄が跳ねる。膣からは、とめどなく潮を吹き出し、蔦と花弁、そしてフレシアの体を濡らした。


「……ぁ、ぅ……♡」

「はぁあ……っ♡ おいしい……♡」


 放心するハゥフニス、その愛液や潮を浴びながら、フレシアは恍惚とした表情を浮かべる。


「……あ、あ……っ、ハゥフニス……」


 ハゥフニスの絶頂を目の当たりにしたキトカロスの膣から、とろりと愛液が垂れた。

 それを嗅ぎつけたかのように、フレシアはくるりと振り返る。


「ふふっ……次はぁ、あなたの番、よ♡」


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