蟲惑の蜜壺 脱出失敗編

蟲惑の蜜壺 脱出失敗編

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 舌なめずりしながら獲物を眺めるフレシアの蟲惑魔、その眼前には美しき二人の人魚。ーーその四肢はツタで拘束され、M字に開かれた恥部からは愛液がとろとろと垂れ流される。


「ぁ、ぅ……♡」

「んはぁ……っ♡」


 放心状態のハゥフニスと、どこかうっとりとした表情をしたキトカロス。

 くぱぁと晒された二人の秘所、その真下には大きなラフレシアが花弁を広げ、分泌される汁をこくこくと飲み込んだ。


「んん……っ♡ やっぱり、すごく美味しい……しかも、こんなにたくさん溢れてくる……♡」


 フレシアは二人分の愛液を花弁でじっくりと受け止め、嚥下し、恍惚とした笑みを浮かべた。


「あはぁ……♡ ふふ、こんなに上質な獲物、独り占めしちゃうのが勿体無いわね……他の皆にも、味見させてあげようかしら」

「……ゃ、らぁ……♡ もう、やめて……っ♡」

「あら?」


 媚薬が巡り、まともに思考もできないはずのハゥフニスが、フレシアへと呼びかける。しかしハゥフニスの声には、淫靡な吐息が混じっていた。


「も……ぅ、許してぇ……♡」

「うふふ……まだ、ダメよ♡ こんなに美味しいのに、簡単に手放しちゃもったいないわ♡」


 ハゥフニスのほっそりとした腕や脚に巻き付くツタがほどかれる。ラフレシアの上で仰向けになるハゥフニスの膣穴に、細い指がずぷりと挿れられた。


「んひゃぅうっ♡ はぁっ、そこぉ♡ くりくりするのらめぇ……っ♡ またイっちゃうぅ、イっひゃうのぉっ♡」


 くちゅくちゅと少し弄るだけで、花粉と蜜で発情しきったハゥフニスの膣はびくんと反応し、あっという間に絶頂を迎えてしまう。


「ひゃうっ、っぅ゛〜〜〜〜♡♡」


 ぷしゅ、ぷしゅうとハゥフニスの恥部から潮が噴出する。フレシアは口を開けると、吹き出る潮を受け止め、こくこくと飲み込んだ。


「んふぅ……やっぱり、直接飲むのが一番おいしい……♡」

「ぅ……ぁあ……♡」


 ぬぽんと、ハゥフニスの膣から指が引き抜かれる。その僅かな刺激でも、敏感な膣壁はびくりと反応を返してしまった。


「んぁっ♡ ……もう、やらぁ……♡」

「ふふ、してたら私もその気分になっちゃった……♡」


 行為とハゥフニスの潮に、頰を紅く染めたフレシア。その視線はハゥフニスに夢中になり、拘束していたツタの力が緩んでいた。


「……やぁっ!」

「きゃっ」


 ツタの拘束から抜け出していたキトカロスは、フレシアの小柄に覆い被さった。


「ハゥ、フニス……今のうちに、逃げてください……っ!」


 がっしりとフレシアの両腕を掴むキトカロス。数本のツタが体に絡みつくも、それでもキトカロスはフレシアを離さない。

 

「んんっ……! 離しませ……ひゃぁっ♡ ひぁあっ、そこはぁ♡」


 ツタはキトカロスの白い肌をなぞり、敏感な股へと殺到する。一本はアナルを撫で、一本はクリトリスを擦り、また一本は膣口にぐちゅりと侵入した。


「ふふ、押し倒されちゃった……♡ 貴方、思ってたより情熱的なのね……♡」

「この……ん、むぅうっ♡」


 この状況でも楽しそうな笑みを浮かべるフレシアの唇が、キトカロスの唇を塞いだ。秘所を弄るツタに勝るとも劣らない長さの舌が、キトカロスの青い舌にねっとりと絡む。


「んっんん♡ んむぅ♡ んぅっ、んーっ♡ っ、んんぅ〜〜っ♡」


 上の口も下の口も、同時に長い舌と触手で弄り回される。キトカロスの力は責めの前に、だんだんと弱まってきていた。


「ん……♡」


 フレシアは、のしかかるキトカロスの背中に手を回し、ぎゅっと抱き寄せた。キトカロスの豊満な乳房が、フレシアにむにんと押し付けられる。 

 愛し合う恋人同士のような正常位の姿勢をとりながら、なおも貪るようなキスは続く。


「んふ、んん♡ ん……っ」

「っぅう♡ ふぅ、んんぅっ♡ 」


 キトカロスとフレシアは体を重ね、互いに嬌声を漏らしながら、共に絶頂を迎えた。


「んんぅ、んん〜〜っ♡」

「んひゃぅう♡ んんっふ、んぁあっ♡ んはぁ゛〜〜〜〜……♡♡」


 びくんびくんと跳ねるキトカロスの体を、フレシアはより強くぎゅっと抱きしめた。


「ふぁ、ぁう……ぅ♡」

「んはぁ……っ♡ ふふふ、とっても気持ちよかったわよ……♡」


 蜜と愛液まみれのキトカロスの体が、ラフレシアのベッドに横たえられる。ぴんと勃ったキトカロスの乳首の先端が、ぴく、ぴくと震えていた。

 その淫靡な寝姿を眺めると、フレシアはくるりと振り向いた。


「はぁっ、はぁっ……!」

「ほぉら、逃げちゃダメじゃない♡ 」


 フレシアは腕を軽く動かす。彼女の一部であるツタは動き、息を切らせて逃げる獲物の足首へ的確に絡みついた。


「うふふっ……この周辺は、どこにでも私のツタが届いちゃうの。それに、イったばっかりの体で、そんなに速く動けないでしょう?」


 拘束された獲物ーーハゥフニスの元に、フレシアはゆっくりと歩み寄る。近づくまでの数十秒、フレシアはツタの力を緩めたり、枝分かれした細いツタで陰部を擦ったりと、抵抗する獲物をいたぶる捕食者のようにハゥフニスを弄んでいた。


「よくもキトカロスを……っ」


 ハゥフニスは悔しそうにフレシアを睨むも、フレシアは一転、愛おしむような優しげな瞳をハゥフニスに向けた。


「く、ぅ……」

「大丈夫よ……♡ ほら、力を抜いて……」

「触らないで……っう♡」


 フレシアはハゥフニスの白い肌をつつき、柔らかなお腹から尾骨にかけて指を這わせる。

 そのままフレシアの指は徐々に下へと動き、きゅっと引き締まったお尻の谷間、愛液に濡れる秘所の割れ目をも撫でた。


「ひぁ……♡ ふぁ、ぁあ……っ♡」


 愛撫にハゥフニスの腰の力は抜けてしまい、その場にへたり込んでしまう。フレシアは頰を紅潮させるハゥフニスをツタで抱き上げると、ゆっくりと彼女の本体である巨大なラフレシアのベッドへとハゥフニスを運び、誘う。


「何を……ひっ♡ する気、なの……っ」

「ふふ、食べたりしないわよ? そんな事したら、もったいないもの……♡」


 ハゥフニスの小ぶりな体の乳首や陰核をツタでこしょこしょと刺激しながら、フレシアは花弁へとハゥフニスを横たえた。


「はぁ……っ♡ ぁ……ふぅ……♡」

「ぅう、キトカロス……っ」


 花弁のベッドで放心するキトカロスの姿に、ハゥフニスは悔しさと僅かばかりの興奮を覚えてしまった。

 仰向けに寝転がされた二人の獲物を、フレシアは熱のこもった瞳で見下ろす。


「逃げたくないって思うくらい、もっと気持ちよくしてあげる♡」 

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