(藤丸君が)NTR特異点冬木 プロローグ前編

(藤丸君が)NTR特異点冬木 プロローグ前編


ユーイチ


 冬木市某地下空洞にてフードをかぶった人物が巨大な器のようなものに何かが描かれていたカードを投げる。


「これでいいのですか?」


フードの人物は後ろに振り返り、そこにいた二人の人物に話しかける。


そこにいたのは髪の色の違う顔がよく似た二人の女性だった。紫色の髪色の小悪魔風な女性に銀髪に赤い瞳の蠱惑的な女性。顔が似ているのもあるが二人とも、胸と尻がデカく、全体的にムチムチしていて男性に好かれる体をしている。


「ええ、あとはここに魔力を注ぐだけです」


「それに必要なのは異邦の男性魔術師の精液」


「異邦の男性魔術師はこちらで用意しますので、あなたにはこの世界の女性魔術師を七人集めてください」


「それで聖杯……いえ、性杯戦争がはじまります」


二人の人物は怪しくイヤらしく笑った。この二人がもたらすのは災厄か……祝福か。




「先輩、少し、よろしいでしょうか?」


「マシュ? いいよ入って~」


それはいつも通りの朝だった。藤丸立夏は昨日、サーヴァント達をハメつぶしてそのまま寝てしまったようだ。シャワーを浴びて着替えようとした時にマシュが来たので、立夏はマイルームへの入室許可を出して中に入ってもらった。


「失礼しま……っ!」


マイルームに入って来たマシュは入った瞬間に雄と雌が交じった淫らな匂いが鼻についた。


立香はサーヴァントのみんなとセックスしたまま寝落ちしてしまったので、全裸の状態なのだ。


彼のちんぽは愛液にまみれて、淫水焼けして黒光りに光っており、竿も馬並みにデカく、金玉も野球ボールぐらいの大きさだ。


「せ、先輩……その恰好は……」


「ああっ、これは昨日、みんなをハメてそのまま寝ちゃってね~起きてシャワーを浴びようと思ってたんだけど……」


彼はチラリとベットの上で気絶しているサーヴァント達を見た。ランサーのアルトリア、イシュタルとアストライア、パールヴァティーにゴルゴーン、司馬懿、シトナイとアイリスフィール(天の杯)、デメテルとアフロディーテにエウロペ……みんな、精液でお腹が孕んだように大きくなっている。


もしかしたら何人か本当に孕んでいるかもしれない。


通常なら聖杯で受肉していなければサーヴァントは孕むことはない。たが、立夏の精子は何故か受肉していなくても孕めるらしい。


そのおかげか今カルデアにいるサーヴァントは一人を残してみんな、一回は子供を産んだことはある。


「みんなの裸をみたら勃起しちゃって……マシュ、ヌイてくれない?」


立香はマシュに近づいてチンポを擦り付けながら、おっぱいとお尻を揉んでお願いする。


「だ、ダメです! これからミーティングなんですからエッチしてたら間に合いません!」


拒否しながらもチンポから視線を外すことをしないマシュ。もうちょっとお願いしたら……いけるかな?


「頼むよマシュ……このままだとミーティングに集中できないからヌイてよ~本番じゃなくていいからさ。フェラで一回ヌイてくれればいいから」


「……」


必死に頼み込むとユラユラと揺れるチンポを目で追いながらマシュは考え込む。さあ、どうする?


「わ、分かりました……ほ、本当にフェラだけですからね? どんなにお願いしてもダメですからね? ハメたいよ~愛液でグチョグチョになったおまんこにチンポ突っ込んで孕ませたいよ~ってお願いしても、一度ヌいたら、ぜ~ったい終わりですからね!?」


「うん、一度ヌいたら終わりにするよ。終わったらミーティングに行くから」


少し考えてマシュはフェラで抜いてくれることを了承してくれた。たぶん、フェラでは終わらない。フェラしたらおそらくマシュは発情してそのまま本番をすることになるだろう。


跪いてマシュがチンポにキスをしようとしたその時……


『緊急事態発生! 緊急事態発生! マスター藤丸立夏、及びマスター、そしてマシュ・F・キリエライトは直ちに中央管理室に急行せよ! 繰り返す、マスター藤丸立夏、及びマスター、そしてマシュ・F・キリエライトは直ちに中央管理室に急行せよ!』


「っ! マシュ、俺はシャワー浴びて着替えてから向かうから先に行ってて! 行く途中、大黒天か誰かにみんなのこと、頼んでおいて!」


緊急事態を知らせる館内アナウンスが部屋に鳴り響く。アナウンスを聞いた時、立夏の顔は女にだらしない顔から戦士の顔に変わった。


「分かりました。先輩、お先に失礼します!」


マシュは立夏の指示を聞いて、部屋を飛び出す。


「さてと……急がないと……」


立夏は頭を切り替えて、中央管理室に向かうため身支度を整えていく。




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