花言葉:貴方だけを見つめる
虚数の海をゆらりと彷徨い、カルデアの方々が居るノーチラス号へと保護されたゴッホですが...
保護された際とある方が目に付きました。
そう、目に、付いてしまいました。
思わず目を見開いてしまうくらいに。
あゝ…嗚呼…!覚えている…覚えていますとも!
『ゴッホの記憶』が貴方のことを覚えてます…!
ゴッホの絵を好きになってくれた貴方を、ゴッホの絵を受け取りに来てくれた時なんかは、とても素敵なお召し物だったのを覚えています…!
ああ…“こんな身体で”貴方と出逢いたくなかった…!
エヘ…エヘヘ……ゴッホは…否…“わたし”は…どうすれば良いんでしょうね。
_________________
また今度死ぬ時は、もっともっと遠いところにいきましょう。ウフフ…エヘ…抗いに抗ってみせましょう。
とっても辛くたって、星も月もとっても綺麗な夜なら…きっととっても素敵だと思えそうです……
最期が近くなったらゴッホジョークもいつもよりちょっと多めにいきましょうか。
わたしはクリュティエ=ヴァン・ゴッホ。今考えているだけでもっと狂ってしまいそう。けれども、貴方は…マスター様は、とても善い人なのです。
とても歪なゴッホ(わたし)は、継ぎ接ぎの怪物のわたし(ゴッホ)は、柔らかな太陽の光のような、包み込むような愛を持つ人と思ってしまう程に。
どうか痛みをください、存在理由ですから。時折握手を、手を握って貰えると嬉しいけれど。はうっ、ぬめってますか!?
_________________
「サーヴァント・フォーリナー。見ての通り、ゴッホです……。一緒に世界を塗り替えましょうね。な、なんちゃって、ウフフ、エヘヘ……」