良いようにされるサザレさんかわいい!
元々私と手持ちのポケモンだけで使うことを想定していたテントに、二人分の湿った吐息が吐き出される。
じんわりとそれが空気に溶けていく前に、一つになって交わった。
未成熟な子供の手が、思った以上に強く私の身体を押さえつける。
乱暴にされるのは嫌いじゃない、と思う。けれどまさか、いつでも妄想だけで終わっていたそれが、初めての”それ”が、年下の子供によるものだとは思ってもみなかった。
「すごい、どきどきしてます」
顔が熱くなる。
そっか、手首握ってるから、私の身体をどくどくって巡る血液も、手に取るようにわかっちゃうんだ。
こんな子供に良いようにされて、大人として情けないのに、真剣な瞳から目をそらすことが出来ない。
「じょ、助手クン。今なら許して、あげるから、ねっ……あっ♥」
上気して火照った私の顔をじっと見つめ、流した髪を私の顔にたらしながら、大人みたいに唇を奪った。
干からびそうなくらい乾いてそうな唇に、ぷるぷるの若い唇が重なる。
じんわりと体温が混じり、互いの境界がわからなくなる。ぬるりと滑り込む舌は熱くて、甘い唾液が混じった。
顔をそらそうとしても、ダメ。うまい。
なんで、息継ぎができない。子供のくせに。
両足で、肉付きのいい太ももで抑えられた胴体をくねらせて、私はキュンとときめく感覚に震える。
抵抗しないと、そう思って力を入れて、閉じた股から湿った音がした。
「ぷあっ」
「はっ、はっ……んぢゅ、ちゅぱっ♥」
「や、ああ♥ おね、お姉さん、そこまでゆるしてなんかっ、なあぁっ♥」
腰が小さく、小刻みに震える。
頭の中で組み立ててた、拒絶の言葉が真っ白に溶けた。
こんな子供に、キスだけで絶頂させられた。その事実を理解するのに、十秒ぐらい。
呆けてうっとりと、その瞳を見つめていた私の耳元へ、助手クンはぷるぷるとした唇を近づけて、囁いた。
「イっちゃい、ましたね。うれしいです♥」
どうしようもなく恥ずかしくて、みっともない姿を見られて、しかも手玉に取られてる。
悔しいけど、私の身体はどうしてか、その狼藉に反抗する気力を失っていた。