舞姫

舞姫


今日も私は優雅だ。

床に敷きつめられた硝子玉に映る自身の姿を見て、私はうっとり微笑む。

満足して顔を上げれば、そこは私の美しい城。

昨日お掃除が入ったのだと、そう気付くのが容易な程、城内は完璧に整えられていた。

この働きには褒美をあげなくちゃね。

私は陽射しの方へと泳ぎ、自慢の角と尾鰭で水面を撫でる。


「おはよう、トサキント。

朝から君の舞いを見れるなんて、僕は幸せ者だなぁ。」


そうでしょう、そうでしょう。

だって私は水中のプリンセスだもの。


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