膨乳ガス
「何も手がかりが見あたりません…」
出口はおろか、別の部屋に行くような扉も見つからず数時間歩くニトクリス。
少し休もうと、腰掛けるとカチッとレトロなダンジョンには似つかない機械的な音が響く。
「…!な、また注意が散漫して…!」
すぐさま、警戒態勢をとるがそれも無意味に終わる。ピンク色のガスが天井からニトクリスに向けて吹きかけられる。
「ケホッケホッ、なんなんですかこれは。」
ほんのり甘い香りを遠ざけると、身体に違和感を覚える。今までの熱さとは違うもっと直接的な熱が胸に集中する。
「な、なんですかッ♡♡む、胸が♡苦しイッッ♡♡」
すると、ぶるんっ♥️と今までも確かな存在があったニトクリスの胸は更に大きくなり、爆乳と言うに相応しいものになった。
「な、なんですかこれは!ひ、卑猥です!」
本人もその状況に混乱したようで、無駄に重くなった胸を自分で触ってみたりする。
紛れもない本物の胸であった。
「……こうなれば、何としてでもここから帰らなければ!」
決意を表し、更に前に進むニトクリスは躾もない胸を揺らしながら歩いていた。
(さっき触った時の感覚がなにやら…)