聖女の秘密の恋人
「んっ…♡あっ♡……はぁっ……♡」
教導国家ドラグマ、その中央に位置する巨大な教会。
その中で聖女のために用意された部屋で、男女が口付けを交わしていた。
女性の方は美しい菖蒲色の髪と、スラリとした長身が印象的な女性──聖女フルルドリス。
そんな彼女と口付けを交わしているのは、これといった高い身分を持たない青年だった。
フルルドリスの出席する式典で彼女の護衛になったのをきっかけに交流を持ち、
徐々に関係を温めて、今やこうして人目を忍んで逢瀬を重ねる身分違いの恋人関係という間柄になった。
「んっ……ちゅっ♡ふぅっ……ちゅるっ♡」
唇を重ねながら青年はフルルドリスの豊満な胸に手を這わせ、優しく揉みほぐしていた。
「はぁ……っ♡……ふふっ、気持ちいいですよ♡」
青年の愛撫にフルルドリスは艶っぽい吐息を漏らし、彼に微笑みかける。
そのまま二人は服を脱ぎ捨てるとベッドの上に倒れ込み、青年がフルルドリスを押し倒す形になった。
「さぁ、貴方の好きにしてください♡」
フルルドリスは両手を広げ、青年を受け入れる体勢をとる。
青年は誘われるがままに再び彼女に覆い被さり、今度は獣のように激しく口付けを交わした。
「んんっ……ちゅるっ♡ぢゅるっ♡……はぁっ♡んぅっ♡」
舌と唾液を交換し合い、互いの口内を犯しあうようなディープキスに二人の興奮も高まっていく。
その間にも青年はフルルドリスの胸や尻を愛撫し続け、その度に彼女は甘い吐息を漏らす。
そんな愛らしい反応に青年の股間は激しく滾り、早く挿入したいとばかりに屹立していた。
「ちゅるっ♡……ふふっ、もう準備万端みたいですね?」
フルルドリスは青年の剛直に触れながら優しく微笑む。
彼女の秘所は濡れそぼり、いつでも受け入れ可能な状態になっていた。
「……来て♡」
青年はこくりと頷き、ゆっくりと腰を突き出していく。
剛直が膣を押し広げ、中へと侵入していく感覚にフルルドリスは背筋を仰け反らせた。
「あぁっ♡入って……来ます……っ♡」
やがて青年のものが根元まで入り込み、二人は一つになった。
「んっ…少し待って……ください」
2回目でまだまだ慣れていないフルルドリスは少し苦しげな表情を浮かべる。
青年は慌てて彼女の頭を撫でながら宥めた。
「ふふっ、大丈夫ですよ……動いてください」
そう言うと同時に、青年のものがゆっくりと引き抜かれていく。
「んっ……あぁっ」
そして再びゆっくりと押し戻されると、今度は膣全体が圧迫され、その感覚にフルルドリスは喘いだ。
「んっ」
前回の互いに初体験だった際はあまりの気持ち良さについ腰を激しく動かしてしまい、 フルルドリスの膣内をしっかり味わい切ることが出来ずに果てて終わってしまった。
だが今回は二度目ということもあり、青年の理性がギリギリ働き、ゆっくりじっくりと腰を動かしている。
「はぁ……っ♡あんっ♡……あぁっ♡」
フルルドリスも徐々に快楽を受け入れ始め、更に声に艶っぽさが混じってきた。
「ふぅっ……♡んっ♡あぁんっ♡」
前回と違うゆっくりとした動きに、青年の剛直がフルルドリスの弱い部分を的確に擦り上げていく。
その度に彼女の口からは艶やかな喘ぎ声が上がり、秘所からは蜜が溢れ出す。
「あぁっ♡……頭へんにっ♡…なってしまいそう…ですっ♡」
青年の剛直がゆっくりと膣壁を擦る度に、フルルドリスは身体をビクビク震わせながら絶頂を迎えようとしていた。
「あぁっ♡……イキますっ♡……イく♡……イッちゃいますっ♡」
そして一際強い快楽が襲い掛かった瞬間──
「〜〜〜〜〜〜♡♡♡」
声にならない悲鳴を上げて絶頂に達するフルルドリス。
絶頂と同時に彼女の膣壁は青年のものをきつく締め付け続け、彼を射精へと導いた。
ビュルルッ、ビューッ!
「はぁっ♡……はぁっ……♡」
荒い息をつくフルルドリスに、青年は優しく口付ける。
「んっ♡…ちゅっ♡……ふふっ、今回は私が先に絶頂させられてしまいましたね?」
微笑みながらも少し悔しそうな表情を浮かべるフルルドリス。
そんな表情に愛おしさを覚えながら、青年は彼女の頭を撫で続けた。
「ふふっ♡……ではリベンジさせてもらいますよ♡」
そう言うと、彼女は素早く青年と位置を入れ替る。
こうして2人の夜は更けていき、青年の体力が尽きるまで求め合うのだった。