聖女とお出掛け! ~お正月編~

聖女とお出掛け! ~お正月編~




~藤丸立香の部屋~


(炬燵で寛ぐ2人)

「このままじゃ駄目な気がする...。」

「何の話ですか~?」(ぐでー)

「いやさ、12月でぐだぐだイベントとクリスマスイベント頑張ったじゃん?」

「うんうん。」

「ちょっと休むかって思ったらもう2日炬燵でダラダラしちゃったわけじゃん?」

「年末ギリギリまで仕事したんだし、少しくらいいいんじゃないですかー?」

「流石に外出なすぎだし、どっか出掛ける?」

「あーいいですねー♪そしたらあれですよ!初詣!ちょっと遅いけど行きません?」


「よし来た!ちょっと準備するから...ヨハンナさん?」

「何ですか~?」

「炬燵から出る気配が一切見えないんですが?」

「だってこんな快適な空間知っちゃったらもう駄目ですよ~♪もうちょっとぬくぬくさせて下さい。」

「グータラ教皇...」


~数時間後 再現シミュレーター内 (振袖ヨハンナと共に)~


「初詣ってこんな感じなんですね~♪活気があっていいじゃないですか!」

「せっかくだし色々見て周ろうか?出店も出てるみたいだし。」

「お店!行きましょう行きましょう!少しお腹すいてきましたし」

「(テンション高いなぁ)」


「ところで立香!」

「ん?」

「せっかく初詣に合わせてこんな格好してるのに何か言うことないんですか~?

「いや、いつも通り綺麗だなーっと」

「そう思ってるなら少しは褒めなさい~!はしゃいでた私馬鹿みたいじゃないですかーー!」(腕を抓る)

「痛い痛い!悪かったって!」

「そうゆうとこ本当ダメですね、立香は。」

「...反省します。」


「しっかし...」

『(チラチラ)』『(チラチラ)』

「(皆ヨハンナの方見てるよなぁ。俺が隣で大丈夫かな?)」

「立香~?何考えてるか大体分かってますからね~?」

「えっ!いや別に、」

「大方自分が隣を歩いて大丈夫かな~?とかいらないこと考えてるんじゃないですか?」

「(ヤベェ、バレてる...)」

「そうゆうとこ考えてるなら...こうしちゃいます!」(腕に抱き着く)

「ちょっ!ヨハンナ!」

「ふふ~ん♪余計なこと考えたお仕置きです!このまま歩きますからね!」

「(うわ顔近っ!可愛い!でも歩きづらっ!)」

「(色々考えましたね今。こっちだってちょっと恥ずかしいんですからおあいこですよ?)」


―たこ焼き屋 ―

『おっ、兄ちゃん!随分別嬪さん連れてるじゃないの!』

「え~?おじさん嬉しいこと言ってくれるじゃないですか~!」

「いやぁ、これでも中々ジャジャ馬で(バシッ!)何でもないです!」

『はっはっは!素直じゃないな、兄ちゃん!ほれ、一個おまけしてやるから仲良く食べな!』

「わ~い♪ありがとうございます!」


―お面屋 ―

「へ~これ被って歩いてる子もいるんですね。可愛い。」

「ヨハンナも欲しい?」

「子供扱いしてます?いいですよ、立香もこのままがいいでしょう?」

「それはそう。」

「(うわぁ、恥ずかしげも無くこの男は...)」

「1番人気なのはっと、あれ?」


『当店1番人気!らぶらぶはぁと大石像モチーフお面!恋愛成就間違い無し!』


「(ゴゴゴゴ...)」

「ヨハンナ!早く本堂行こうねっ!ほら早く!」

「どうやら新年早々この拳を振るわねばならないようですね?」

「駄目だって!」


―本堂 ―

「つ、疲れた...」

「髪型変えてたお蔭で本人ってバレずに済んだみたいですね。」

「ああ、いつもと違って全部ストレートだもんね。似合ってるよ。」

「それ今言います?」


「ここでお賽銭入れてお願いするんだよ。」

「宗教的に大丈夫なんでしょうか?」

「まあ多少は大目に見てくれるんじゃない?」

(チャリーン チャリーン)


「「(今年も立香(ヨハンナ)と楽しく過ごせますように...)」」


「何お願いしました?」

「多分ヨハンナと一緒かな。」

「おっ♪それなら、」

「そうだね!」


「「今年もよろしく、立香(ヨハンナ)!」」


~藤丸立香の部屋~

「お疲れ~。」

「お疲れ様です、立香!」

「流石に今日は疲れたし、休んでも大丈夫だよね。」

「結局明日からまたグータラしそうですね。」

「いやぁ、そろそろ周回行かないとマズそうだなぁと思う。」

「あー、じゃあまたお伴しますね♪」

「頼りにしてるよ。」


「そろそろ部屋戻るでしょ?また明日。」

「...立香、ちょっといいですか?」

「え?」

「せっかく今日一日遊びに行って、このままお別れってのも寂しくないです?」

「いや、明日からまた一緒に周回だし、」

「寂しいですよね?」

「...はい」


―その日の夜 ―

「立香~もっとそっち行けません?」

「何も同じベッドで寝なくても。狭くない?」

「いいじゃないですか!こないだ閻魔亭で一緒に寝たんだし!」

「あれ布団隣だったじゃん!」

「ほら、むこう向いて下さい。私も寝ますから。」

「はいはい」

ギュッ

「お疲れ様です立香。今日は特別サービスですからね?」

「...」

「ほら、ヨハンナさんが抱きながら寝てあげますからゆっくりと」

「...ちょっといい?」

「ふぇ?」

モゾモゾ...ギュッ

「ヨハンナにだけサービスさせちゃ悪いからね?今日はこれでどう?」

「(~~~~~~!!)」

「おやおや~♪ヨハンナ様は攻めるだけで、攻められたらあっさり負けちゃうのかな~♪」

「にゃっ、にゃにを馬鹿なことを!こうしちゃいますからね!」(ギュ―ギュ―)

「(可愛いなぁ...たださっきから背中がギリギリしてきてるから加減してくれないかなぁ...)


※この後2人共なんとか寝れました

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