罪と罰

罪と罰


父から荷物が届いた。

中身はとても立派で高そうなメーカーのベビーベッド。

父シャンクスは最初ルフィと付き合うことには反対していた。最も彼が気に入らないのではなくただ大人気ないだけだとベッグマンから聞かされた時はつい笑ってしまった。

そして妊娠が発覚した時は覇気を撒き散らしてサニー号に殴り込みをかけてルフィをボコボコにした後大喜びで私を抱きしめてくれた。

結婚式は赤髪海賊団の領地で一番立派な教会を手配してくれてバージンロードを共に歩いた時は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら一緒に歩いてくれた。

今ではおじいちゃんになることをミホークおじさんに自慢していると言う。


「ごめんなさい…」

ウタはベビーベッドを見てつぶやく。


私は罪を犯しました


「ごめんなさい…」


歌ってはいけない滅びの歌を歌いました


「ごめんなさい…」


何も罪のない人々を虐殺しました


「ごめん…なさい…」


自分を愛してくれた父に罪を着せました


「ごめ…なさ…」


父に会いたい一心で世界を滅ぼしかけました


「ご…べんな…さい…」


そして


『幸せ』になろうとしました


「ごべんなさい…!ごめんなさい…!ごめんなさい!」

ウタはその場でうずくまってお腹を抱き泣きながら謝り続ける。


神様?


コレが私への罰ですか?



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