廻眼・処刑の袂(絵文字)編 プロローグ
誰も彼も見えない何かに縛られているずっと見ている、何かを無くしたあの日から
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「加茂正宗、彼は結果的には呪術界を滅ぼすような正し過ぎる思想の持ち主だった
だから私に命令が入った。
加茂正宗を暗殺せよ…と」
「全部、私が貴方を殺したことが悪いんです
私は許されるべきじゃない!
だから、少しぐらい!怨みの言葉を言えよ!私を責めろ!
私を…否定…してくれ…!頼むから…!」
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見続けていた、ただ苦しんでいるだけの道化を
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「大体、お前が私らを置いてかなきゃよかったんだろうが!!!」
「・・・悪かったなぁ、理由も言わんで、でもこれしかなかったんや!!俺らが笑って暮らせる世界は!!」
「しあわせになれよ・・・?おれずっとみとるかいな
しあわせにならんかったらげんこつや」
「うん、なる、げんこつやだから、痛いんだもん、お兄ちゃんのげんこつ
・・・・・じゃあね、大っ嫌いだったけど大好きだよ」
「えへへ・・・うれしいなぁ・・・まだすいとってくれたんやなぁ・・・・
おれもやで、むこうでまっとるな」
「うん、うん・・
ッ、お兄、ちゃん、銀、兄、うわああああああああああんっ!!!!!!」
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ただただ見ていた、ありきたりな物語を
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「2級呪詛師の殺害、ご苦労様、坂野」
『…恐れ入ります』
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ずっと見ている、自分自身を
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「早速で悪いが、次の指令だ、」
「冬河勝および茅瀬遥を処刑しろ。」
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これからも見続けよう、
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「御意」
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無くしたものを見つけるために