絆。

絆。

#宇沢レイサ

 満月が厚い雲に隠された暗い夜、星型のヘイローが頼りなく輝く。

 厚手のコートに身を覆わせた宇沢レイサは前方を歩くご主人様のリードに引かれよろめきながら着いて行っていた。

 のろまな歩みにレイサの主人はリードをクイっと急かすように引っ張る。引かれたリードはピンと張り詰めて、主人の手元とレイサの“下半身”を真っ直ぐに繋ぐ。

 リードの輪がレイサの身体の一部に食い込むと、星型のヘイローにノイズが走り、チカチカと瞬く。レイサの口から甘い喘ぎ声が漏れ出し、快楽に腰を振るわせ、膝が笑って倒れそうになるのをどうにか堪えていた。

「ここから上は脱ぎなさい」

 静まりかえった夜に主人の命令が冷たく響く。レイサの心は恥辱に塗れ、いつこの淫行が露呈してしまうのか戦々恐々としながらコートを脱ぎ去り畳む。

 月明かりすらない闇夜に、レイサの裸体が顕になる。ところどころに擦り傷をこさえた白い肌は、それでも暗闇に浮かんで見えた。

 丁寧に畳んだコートをレイサは背中と両の手で挟んで保持する。調教の通りに、肌を晒すように、控えめに膨らんだ胸を見せつけるように。そして、リードで繋がれたクリトリスを隠さぬように。

 リードに繋がれたレイサのクリトリスは充血してぷっくりと固くなっており、その根本を主人とヘイローと同じ形のリングで締め付けられている。

 布で、筆で、羽で、薬で、口で、指で、あらゆる方法で開発されたレイサのクリトリスを首輪をつけて散歩をする。これが主人のここ最近の楽しみだった。

 リングが宵闇に薄ぼんやりと妖しく光り、レイサの性的な弱点を顕示する。レイサはリードを引かれるたび、クリトリスにシゴかれ簡単に絶頂してしまう。

 自分の身体がもはやまともな学生生活も恋愛もできないほどに快楽を貪るように調教されてしまったことを、レイサは悔し涙と共に悟りながら、またクリトリスをリングにシゴかれ情けなく絶頂するのだった。

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